(月)に東証グロース市場に上場する「ブリッジコンサルティンググループ(9225)」。
「ブリッジコンサルティンググループ(9225)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 5 |
上場日程 | 3.5 |
ロックアップ | 4 |
ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPO詳細
企業名 | ブリッジコンサルティンググループ株式会社(Bridge Consulting Group Inc.) |
---|---|
企業ホームページ | https://bridge-group.co.jp/ |
銘柄コード | 9225 |
市場 | 東証グロース |
業種 | サービス業 |
主幹事 | |
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年6/7(水)~6/13(火) |
仮条件 | 1,150円 ~ 1,300円 |
上場日 | (月) |
公開価格 | 1,300円 |
購入申込期間 | 2023年6/15(木) ~ 6/20(火) |
公募株数 | 100,000株 |
売出し株数 | 100,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 30,000株 |
当選株数合計 | 230,000株 |
想定時価総額 | 26.4億円 |
吸収金額 | 2.9億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
宮崎 良一(代表取締役) | 31.37% | 180日間 |
WMグロース4号投資事業有責任組合 | 24.55% | 90日間 1.5倍 |
合同会社GOOD ONE PARTNERS | 18.91% | 180日間 |
パーソルテンプスタッフ(株) | 3.29% | 180日間 |
田中 智行 | 2.03% | 180日間 |
稲岡 賢 | 2.03% | 180日間 |
伊東 心 | 1.66% | 180日間 |
本田 琢磨 | 1.31% | 180日間 |
豊田 史朗 | 1.11% | 180日間 |
中山 博行 | 1.11% | 180日間 |
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の事業内容
画像出典:ブリッジコンサルティンググループ
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の主な事業内容は、
公認会計士人材の経験・知見のデータベース化・最適配分を通じて、経営管理の課題解決を支援するプロシェアリング事業および付帯関連事業を行っています。
事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:ブリッジコンサルティンググループ/目論見書
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の業績
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の業績について。
直近の売上が拡大しており、業績が好調です。
画像出典:kabutan
第2四半期時点で売上約789百万円、
経常利益は101百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:ブリッジコンサルティンググループ/目論見書
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の上場初日における好材料と悪材料
ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の上場初日における好材料
公開株数が少なく受給が絞られています。
購入単価が低く(想定価格1,010円)なりそうなのも好材料と言えそうです。
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の上場初日における悪材料
一部株主(VC)のロックアップが1.5倍で解除されます。
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の上場初日の初値予想
好材料や悪材料などを踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
ブリッジコンサルティンググループ(9225)の、上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,300円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 2,990円 |
気配値の下限価格 | 975円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
初値高騰が期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:26.4億円
- 吸収金額:2.9億円
- 当選株数合計:230,000株
公開株数が少なく業績も急拡大しており、今後の成長も期待できそうです。
この規模なら上場初日に初値が付かないかもしれません。
購入単価も高くはないので、初値高騰が期待できそうです。
主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で解除されるので、初値形成後の売り圧力は要警戒といったところでしょうか。
※この日(26日)から株価の過度な値動きを抑制する目的で、東京証券取引所は新規上場(IPO)銘柄の当日の成り行き注文を禁止するようです。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,196円
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の1,196円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
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ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ブリッジコンサルティンググループ(9225)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 直近の売上が急拡大しており業績が好調
- 公開株数が少なく受給が絞られている
- 一部株主(VC)のロックアップが1.5倍で解除される
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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