ビットコイン(BTC)の価格高騰で世界的に注目されている仮想通貨(暗号資産)。
株式市場でも仮想通貨関連の事業を運営している企業の株価が高騰しています。
そこで今回は、仮想通貨関連で注目されている銘柄を3つ選んでみました。
- マネックスグループ(証券コード:8698)
- GMOフィナンシャルホールディングス(証券コード:7177)
- セレス(証券コード:3696)
マネックスグループ(証券コード:8698)
仮想通貨関連銘柄の本命ともいえるマネックスグループ。
マネックスグループは、傘下に仮想通貨取引所(暗号資産取引所)を運営するコインチェック(Coincheck)を持っています。
コインチェックは取り扱いっている仮想通貨が国内最大の15種類(2021年2月時点)あり、アプリが使いやすく人気の仮想通貨交換業者です。
仮想通貨(暗号資産)に興味がある方はご存知だと思いますが、コインチェックは2018年に仮想通貨NEM(XEM)のハッキング事件で大きなニュースとなりました。
あの事件をきっかけに仮想通貨は軒並み大暴落し、仮想通貨はしばらく低迷期に突入していました。
当時、世間的な大バッシングを受けていたコインチェック。あの時点でコインチェックの将来性を見込んで買収するなんて、今から思えばマネックスグループは先見性がありますね。
当時のことを知っている人は、あの大逆風の中でよくコインチェックを買収するなと懐疑的だった人が大半だったのではないでしょうか。
マネックスグループには、主にシードやアーリーステージにある、国内外のスタートアップ企業へ投資する、マネックスベンチャーズ株式会社があります。
マネックスグループは、ベンチャーキャピタル事業で培った投資の審美眼を備えている企業と言えそうですね。
2021年2月24日時点でのマネックスグループの基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:8698
- 業種:証券・商品
- 時価総額:2,365億円
- 株価:913円
- PER:-倍
- PBR:2.95倍
- 信用倍率:2.19倍
GMOフィナンシャルホールディングス(証券コード:7177)
GMOフィナンシャルホールディングスは、傘下に仮想通貨取引所を運営するGMOコインがあります。
現在は仮想通貨関連銘柄ということで注目されているGMOフィナンシャルホールディングスですが、インターネットのエリート集団「GMOグループ」ということもあり、GMO系の株は何かと注目されることが多いです。
マネックスグループ同様、GMOフィナンシャルホールディングスも傘下に証券会社(GMOクリック証券)を抱えています。
GMOクリック証券はFXの取引高が世界一というくらい利用者が多いので、GMOクリック証券の利用者は、GMOコインでも仮想通貨取引をしているという人が多いと思います。
GMOブランドの仮想通貨関連銘柄といば、GMOフィナンシャルホールディングスです。
2021年2月24日時点でのGMOフィナンシャルホールディングスの基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:7177
- 業種:証券・商品
- 時価総額:1,124億円
- 株価:953円
- PER:-倍
- PBR:3倍
- 信用倍率:3,901倍
セレス(証券コード:3696)
セレスは、仮想通貨取引所(暗号資産取引所)のビットバンク(bitbank, Inc.)が持分法適用関連会社です。
ビットバンクといえば、暗号資産「リップル(XRP)」の取引量が世界一になるなど、リップラー御用達の取引所として人気です。
セレスは国内最大級のポイントサイト「モッピー」などを運営しており、多角的に事業を展開している企業です。
先に紹介した2つの企業に比べて時価総額も小さく知名度も低いですが、ビットバンクが関連会社だということで、株価が高騰しています。
仮想通貨関連ということでいうと、セレスはダークホース的な銘柄かもしれません。
2021年2月24日時点でのセレスの基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:3696
- 業種:情報・通信業
- 時価総額:462億円
- 株価:3,995円
- PER:27.5倍
- PBR:6.75倍
- 信用倍率:5,329倍
投資の際は十分注意が必要
現在これらの銘柄は、特に業績に関係なく話題性のみで株価が上昇しているという側面があります。
企業の業績に関係なく、ビットコインなどの主要な仮想通貨(暗号資産)の値動きに連動して、株価も乱高下しているので、投資の際は十分注意が必要です。
まとめ
今回はビットコインの価格高騰で世界的に注目されている仮想通貨(暗号資産)関連銘柄を紹介しました。
どの銘柄も仮想通貨取引所(暗号資産取引所)を運営している企業を傘下に持っていたり、関連会社に仮想通貨取引所があるという特徴があります。
他にも仮想通貨取引所(暗号資産取引所)のZaifを傘下に持つフィスコ(3807)や、ビットポイントを運営しているリミックスポイント(3825)が、仮想通貨の高騰を受けて物色されているようです。
現在のように話題性のみで株価が急上昇している銘柄は、“熱しやすく冷めやすい”傾向があるので、投資の際はくれぐれも注意してください。
ちょっと話は逸れますが、実を言うと私は2017年に買った何種類かの仮想通貨を保有したままにしています。
まさかこんなにビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が高騰するなど思ってもいませんでしたが、当時から投機目的というよりはトークンエコノミーの発展に興味を持っています。
イーサリアムのスマートコントラクトなどはとても革新性を感じますし、「非中央集権」というコンセプトを軸にコンセンサスを形成するという、ブロックチェーンの概念そのものに感銘を受けました。
ということで、だんだん横道のそれ具合が加熱して来ましたので、今回はこの辺にしておこうと思います・笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。