【IPOセカンダリー投資】キューブ(7112) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】キューブ(7112) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】キューブ(7112) 上場初日の初値予想

(金)に東証グロース市場に上場する「キューブ(7112)」。

キューブ(7112)の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

キューブ(7112)のIPOセカンダリー評価

事業内容 2
業績 3
公開株数 2.5
上場日程 3.5
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:16/25

キューブ(7112)のIPO詳細

企業名 株式会社キューブ(CUBE CO.,LTD.)
企業ホームページ https://www.cube-co.com/ja/index.html
銘柄コード 7112
市場 東証グロース
業種 小売業
主幹事 野村證券
上場日 2022年10月7日(金)
公募価格 2,140円
公募株数 734,000株
売出し株数 702,000
OA(オーバーアロットメント) 215,400株
当選株数合計 1,651,400株
想定時価総額 129.9億円
吸収金額 35.3億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算

キューブ(7112)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
エヌエックスシー・ジャパン合同会社 45.02% 90日間
松村 智明(代表取締役) 25.88% 90日間
松村 里恵 21.27% 90日間
コタエル信託(株) 3.79% 90日間
長谷川 和美 2.48% 90日間
小澤 拓 0.48% 90日間
高橋 勇介 0.18% 90日間
波多野 奨 0.18% 90日間
河田 実 0.18% 90日間
國武 利充 0.14% 90日間

キューブ(7112)の事業内容

キューブ(7112)の事業内容
画像出典:キューブ

キューブ(7112)の主な事業内容は、

MARK&LONAなどの自社ブランドの衣料品の企画、ならびに小売・卸売事業を行っています。

ラグジュアリー路線で国内だけにとどまらず、

韓国・アメリカ・イタリアなどにグローバル展開しています。

キューブ(7112)の事業内容
画像出典:キューブ/目論見書


画像出典:キューブ/目論見書

キューブ(7112)の業績

キューブ(7112)の業績について。

利益のブレがありますが、

売上が右肩上がりで伸びており直近の業績は好調です。

キューブ(7112)の業績
画像出典:kabutan

第2四半期時点で売上約2,898百万円、

経常利益615百万円を達成しております。

キューブ(7112)の業績
画像出典:kabutan

キューブ(7112)の業績推移は次のとおりです。

FIXER(5129)の業績推移
画像出典:キューブ/目論見書

キューブ(7112)の主な経営指標の推移は次のとおりです。

FIXER(5129)の主な経営指標の推移
画像出典:キューブ/目論見書

キューブ(7112)の在庫消化率と売上総利益率は次のとおりです。


画像出典:キューブ/目論見書

キューブ(7112)の上場初日における好材料と悪材料

キューブ(7112)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

キューブ(7112)の上場初日における好材料

直近の業績が好調で、

主要な大株主には90日間のロックアップがかかっています。

キューブ(7112)の上場初日における悪材料

吸収金額が大きく、やや重たさを感じます。

事業内容が小売業でIPOでは不人気です。

キューブ(7112)の上場初日の初値予想

キューブ(7112)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

公募価格 気配値の上限価格 気配値の下限価格
2,140円 4,925円 1,605円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

IPOでは不人気の小売業だがそれなりに買いが集まりそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が129.9億円で、

吸収金額は35.3億円です。

吸収金額が大きめで少し重たさを感じますが、

主要な大株主にはロックアップがかかっており、大きな売り圧力はなさそうです。

業績のブレはありますが、売上は右肩上がりで伸びています。

小売業はIPOでは不人気ですが、

この日は単独上場なのでそれなりに買いが集まりそうです。

上場初日の初値は公開価格前後になるように思います。

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,968円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

キューブ(7112)のIPOセカンダリー投資 まとめ

キューブ(7112)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 業績のブレはあるが売上は右肩上がりで伸びている
  • IPOでは不人気の小売業
  • 主要な大株主には90日のロックアップがかかっている
  • 吸収金額は大きめ
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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