(水)に東証グロース市場に上場する「アイズ(5242)」。
「アイズ(5242)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
アイズ(5242)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 4.5 |
上場日程 | 2 |
ロックアップ | 4 |
アイズ(5242)のIPO詳細
企業名 | 株式会社アイズ(EYEZ,INC.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.eyez.jp/ |
銘柄コード | 5243 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 | |
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2022年12/6(火)~12/12(月) |
仮条件 | 2,020円 ~ 2,200円 |
上場日 | (水) |
公募価格 | 2,200円 |
購入申込期間 | 2022年12/14(水)~12/19(月) |
公募株数 | 150,000株 |
売出し株数 | 230,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 57,000株 |
当選株数合計 | 437,000株 |
想定時価総額 | 20.9億円 |
吸収金額 | 9.6億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
アイズ(5242)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
合同会社シエル | 45.48% | 180日間 |
福島 範幸(代表取締役) | 24.74% | 180日間 |
牧田 伸一 | 14.78% | 180日間 |
三谷 翔一 | 9.51% | 180日間 |
安部 浩生 | 1.05% | 継続保有 |
君島 佑介 | 0.91% | 継続保有 |
光清 拓也 | 0.73% | 継続保有 |
谷津 雄大 | 0.59% | 継続保有 |
今村 武史 | 0.41% | 180日間 |
小池 祐太 | 0.27% | 継続保有 |
アイズ(5242)の事業内容
画像出典:アイズ
アイズ(5242)の主な事業内容は、
広告業界に特化したプラットフォーム「メディアレーダー」、クチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」等のサービスの提供の運営を行っています。
画像出典:アイズ/目論見書
メディアレーダーの特徴は次の通りです。
画像出典:アイズ/目論見書
アイズ(5242)の事業系統図は次の通りです。
画像出典:アイズ/目論見書
アイズ(5242)の業績
アイズ(5242)の業績について。
売上高が着実に伸びており、業績が堅調です。
画像出典:kabutan
第3四半期時点で売上約636百万円、
経常利益は130百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
アイズ(5242)の経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:アイズ/目論見書
アイズ(5242)の上場初日における好材料と悪材料
アイズ(5242)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
アイズ(5242)の上場初日における好材料
公開株数が少なく、主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
アイズ(5242)の上場初日における悪材料
この日はサンクゼール(2937)とnote(5243)も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールはマイナス材料です。
アイズ(5242)の上場初日の初値予想
アイズ(5242)の
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 2,200円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 5,060円 |
気配値の下限価格 | 1,650円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、
上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
上場初日の初値は上昇が期待できそう
東証グロース市場への上場で
想定時価総額が20.9億円で、
吸収金額は9.6億円です。
12月のIPOラッシュ真っ只中で、この日は3社が同日上場です。
IPO銘柄としての注目度はそれほど高くないかもしれませんが、売上高を着実に伸ばしており業績が堅調です。
需給バランスに影響が出るのは避けられませんが、吸収金額が小さく公開株数は50万株以下です。
主要な大株主による大きな売り圧力も低いと思われ、上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できそうです。
初値形成後の株価は地合い次第といえるでしょう。
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の2,024円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
IPOの資金はどれくらい必要かと考える人は多いと思います。 IPOの抽選方法などは証券会社によってさまざまですが、実は資金不要でIPOの抽選に参加できる証券会社があります。 この記事では、IPOの抽選に資金不要で参加できる証券会[…]
アイズ(5242)のIPOセカンダリー投資 まとめ
アイズ(5242)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上高が右肩上がりで伸びており業績が堅調
- 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 吸収金額が小さい
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
IPO投資は投資経験などに関係なく、当選すれば誰でも利益が出やすいので人気があります。 この記事ではIPO投資に限定して、主な証券会社の比較をしてみます。 比較する証券会社は次の通りです 比較対象の証券会社 S[…]