【IPOセカンダリー投資】Fusic(フュージック)5256 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】Fusic(フュージック)5256 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】Fusic(フュージック)5256 上場初日の初値予想

松井証券

(金)に東証グロース市場に上場する「Fusic(フュージック)5256」。

「Fusic(5256)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

Fusic(5256)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3
業績 3.5
公開株数 5
上場日程 2
ロックアップ 3.5
IPOセカンダリー評価:17/25

Fusic(5256)のIPO詳細

企業名 株式会社 Fusic(Fusic Co.,Ltd.)
企業ホームページ https://fusic.co.jp/
銘柄コード 5256
市場 東証グロース
業種 情報・通信業
主幹事
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年3/15(水)~3/22(水)
仮条件 1,830円 ~ 2,000円
上場日 (金)
公開価格 2,000円
購入申込期間 2023年3/24(金)~3/29(水)
公募株数 200,000株
売出し株数 100,000株
OA(オーバーアロットメント) 45,000株
当選株数合計 345,000株
想定時価総額 24億円
吸収金額 6.9億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

Fusic(5256)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
納富 貞嘉(代表取締役) 31.48% 180日間
濱﨑 陽一郎 31.48% 180日間
NSMC(株) 13.16% 180日間
HSMC(株) 13.16% 180日間
(株)フィックスターズ 1.88% 180日間
新田 寛之 1.41%
江上 喜朗 1.41%
小田 晃司 0.47% 180日間
櫻川 幸三 0.34%
杉本 慎太郎 0.32%

Fusic(5256)の事業内容

Fusic(5256)の事業内容画像出典:Fusic

Fusic(5256)の主な事業内容は、

クラウド環境を活用したシステム開発、IoT・クラウド・AIを組み合わせてデータ活用を支援するDX(デジタルトランスフォーメーション)事業を行っています。

Fusic(5256)の事業概要Fusic(5256)の事業概要画像出典:Fusic/目論見書

Fusic(5256)の競争優位性と成長戦略の全体像は次の通りです。

Fusic(5256)の競争優位性と成長戦略の全体像画像出典:Fusic/目論見書

Fusic(5256)の成長戦略は次の通りです。

Fusic(5256)の成長戦略Fusic(5256)の成長戦略画像出典:Fusic/目論見書

Fusic(5256)の業績

Fusic(5256)の業績について。

着実に売上を伸ばし、直近の業績が急成長しています。

Fusic(5256)の業績画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約755百万円、

経常利益は111百万円を達成しています。

Fusic(5256)の業績の業績(第2四半期時点)画像出典:kabutan

ノバシステム(5257)の経営指標等の推移は次の通りです。

ノバシステム(5257)の経営指標等の推移ノバシステム(5257)の経営指標等の推移画像出典:Fusic/目論見書

Fusic(5256)の上場初日における好材料と悪材料

Fusic(5256)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

Fusic(5256)の上場初日における好材料

公開株数が少なく需給関係が良好です。

事業内容がクラウド環境を活用したDX支援ということで、IPOでは人気化しやすい事業内容です。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっているのも好材料と言えます。

Fusic(5256)の上場初日における悪材料

この日は3社が上場予定なので、資金分散しやすく上場スケジュールはマイナス材料です。

Fusic(5256)の上場初日の初値予想

Fusic(5256)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【Fusic(5256) 初値決定前の気配値】
公募価格 2,000円
気配値の上限価格 4,600円
気配値の下限価格 1,500円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が24億円で、

吸収金額は6.9億円です。

IPOラッシュ真っ只中の上場ですが、公開株数が少なく受給関係が良好です。

事業内容もクラウド環境を活用したDX支援ということで、IPOのテーマとしても悪くありません。

資金分散しやすいのは否めませんが、

このくらい公開株数が少ないと、上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できると思います。

Fusic(5256)が上場するこの日は「ココルポート(9346)」と「エコム(6225)名証メイン」も上場予定です。

大株主には180日間のロックアップがかかっており、初値形成後の大きな売り圧力も低そうです。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は1,840円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,840円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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Fusic(5256)のIPOセカンダリー投資 まとめ

Fusic(5256)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 直近の業績が急成長している
  • IPOでは人気化しやすい事業内容
  • 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 公開株数が少なく需給関係が良好
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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