2021年12月20日(月)に東証マザーズに上場する「HYUGA PRIMARY CARE(ヒュウガ プライマリ ケア)7133」。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の事業内容や、上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資戦略を考察します。
この記事ではIPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 2.5 |
業績 | 3.5 |
公開株数 | 4 |
上場日程 | 2 |
ロックアップ | 3 |
HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPO詳細
企業名 | HYUGA PRIMARY CARE株式会社 |
銘柄コード | 7133 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 12月20日(月) |
公募価格 | 2,600円 |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 255,500株 |
OA(オーバーアロットメント) | 45,700株 |
当選株数合計 | 351,200株 |
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
黒木 哲史 | 19.84% | 180日間 |
一般社団法人Hyuga | 12.02% | 180日間 |
(株)シーユーシー | 11.22% | 180日間 |
エムスリー(株) | 9.34% | 180日間 |
SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合 | 7.05% | 90日間(1.5倍) |
エムスリーキャリア(株) | 6.68% | 180日間 |
九州アントレプレナークラブ投資事業有限責任組合 | 5.21% | 90日間(1.5倍) |
コタエル信託(株) | 3.76.% | |
山﨑 武夫 | 2.88% | 180日間 |
城尾 浩平 | 2.68% | 180日間 |
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の事業内容
画像出典:HYUGA PRIMARY CARE
HYUGA PRIMARY CAREの主な事業は、「在宅訪問薬局事業」や「ケアプラン事業(介護サービスの種類や内容を決める計画を支援するサービス)」などを行なっています。
地域包括ケアシステムの構築に向けて、在宅患者・医療・介護従事者の抱える課題を解決し、幅広いプライマリーケアのプラットフォーム企業を目指しています。
画像出典:HYUGA PRIMARY CARE
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の業績
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の業績について。
直近数年の業績を見ると着実に成長しています。
画像出典:kabutan
画像出典:kabutan
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の上場初日における好材料と悪材料
HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPOセカンダリー投資を考察する上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の上場初日における好材料
マザーズの小型案件で、想定時価総額が86.9億円、吸収金額は8.8億円です。
公開株数が少めなのと、業績も着実に成長しているのは好材料です。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の上場初日における悪材料
事業内容がIPOのテーマとしては地味な印象を受けます。
12月はIPOが集中しており、12月20日(月)はHYUGA PRIMARY CARE(7133)を含めると3社上場予定なので、資金分散しやすくなります。
公募価格の1.5倍でロックアップが解除される株主もいます。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の上場初日の初値予想
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
IPOのテーマとしては同日上場の2社に比べると少し地味な印象を受けます。
あまり強気にはなれませんが、マザーズ上場で公開株数が少ないことを考慮すると、上場初日の初値は3,000円前後ではないかと予想します。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPOセカンダリー投資戦略
このくらいの株数だと、単独上場であれば上値も軽く株価が上昇しやすいと思います。
しかしこの日は3社が上場予定で注目度が高いIPO銘柄が上場するので、初値がついた後は出来高を保てない可能性があります。
公募価格の1.5倍でロックアップが解除される株主がいるので、出来高を保てなければ株価上昇が難しくなるように思います。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPOセカンダリー投資を考えるのであれば、個人的には初値が高騰するようなら見送って、株価が低く寄り付いた時のみ投資するような感じになると思います。
IPO銘柄の上場初日はボラティリティが非常に高くなるので、自分の投資スタンスは明確にしてポジションを取るようにしましょう。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPOセカンダリー投資 まとめ
HYUGA PRIMARY CARE(7133)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 公開株数が少ないので初値高騰の可能性がある
- 業績は着実に成長しているがIPOのテーマとしては弱い
- 公募価格の1.5倍でロックアップが解除される株主がいる
- 上場市場は東証マザーズ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の上場初日の初値結果
HYUGA PRIMARY CARE(7133)の上場初日の初値は3,640円(初値騰落率40%)でした。
公開株数が少ないこともあり、一時はS高まで買われ、その後は初値と同じ3,640円まで売られましたが持ち直してS高で終了しました。
(12月20日 追記)