2021年12月23日(木)に東証マザーズに上場する「ハイブリッドテクノロジーズ(4260)」。
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の事業内容や、上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3 |
業績 | 3 |
公開株数 | 2 |
上場日程 | 1 |
ロックアップ | 4 |
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)のIPO詳細
会社名 | 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ(Hybrid Technologies Co., Ltd.) |
会社ホームページ | https://hybrid-technologies.co.jp |
銘柄コード | 4260 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 12月23日(木) |
公募価格 | 500円 |
公募株数 | 2,600,000株 |
売出し株数 | 68,700 |
OA(オーバーアロットメント) | 200,000株 |
当選株数合計 | 2,868,700株 |
想定時価総額 | 49.5億円 |
吸収金額 | 13.2億円 |
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
Soltec Investments Pte. Ltd. | 42.66% | 180日間 |
(株)エアトリ | 33.61% | 180日間 |
チャン バン ミン | 9.02% | 180日間 |
Evolable Asia Co., Ltd. | 3.78% | 継続保有 |
平川 和真 | 2.53% | 180日間 |
窪田 陽介 | 1.82% | 180日間 |
陳 忠誠 | 1.05% | 180日間 |
Phan Van Trung | 0.69% | |
Nguyen Huu Binh | 0.69% | |
NiceGuys Vision(株) | 0.61% | 180日間(1.5倍) |
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の事業内容
画像出典:ハイブリッドテクノロジーズ
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の主な事業内容は、日本とベトナムを中心に、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する、ハイブリッド型の開発サービスを提供しています。
モバイルアプリケーション、WEBアプリケーション、各種システムの開発、運用、保守に加え、デジタルコンサルテーションサービスを通じて、クライアント企業のDX支援を行なっています。
画像出典:ハイブリッドテクノロジーズ
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の業績
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の業績について。
売上は増加していますが利益が伸び悩んでいるように見えます。
画像出典:kabutan
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の上場初日における好材料と悪材料
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)のIPOセカンダリー投資戦略を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の上場初日における好材料
公募価格が低い(500円)ので、買いが集まりやすいです。
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の上場初日における悪材料
12月はIPOが集中しており、ハイブリッドテクノロジーズ(4260)が上場する12月23日(木)は4社上場予定で、資金分散しやすく上場日程的には最悪です。
エアトリとの親子上場になるので、親子上場はネガティブ視されることがあります。
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)の上場初日の初値予想
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
IPOラッシュも佳境に入り、この日はIPO銘柄が4社も同日に上場するので資金分散が避けられません。
公募価格が低いので買いが集まりそうですが、公開株数がそれなりに多く、相対的に見て上場初日の初値は公募価格(500円)を少し上回るくらいだと思います。
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の460円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)のIPOセカンダリー投資を考察
事業内容的にはDX系にも分類できそうですが、これといって目立ったアピールポイントもなく、相対的に見て注目度は低くなりそうです。
IPOラッシュの資金分散は避けられませんが、公募価格が500円なので初値が高過ぎなければリスクも少なく、初値をつけた直後は買いが集まりそうです。
一部の株主は公募価格の1.5倍でロックアップが外れますが、持株比率的にそれほど気にするほどではないと思います。
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ハイブリッドテクノロジーズ(4260)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- エアトリとの親子上場
- 公募価格が低い(500円)
- 公開株数は多め
- 一部公募価格の1.5倍でロックアップが解除される株主がいる
- 上場市場は東証マザーズ
最後まで読んでいただきありがとうございました。