【IPOセカンダリー投資】アイビス(9343) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】アイビス(9343) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】アイビス(9343) 上場初日の初値予想

松井証券

(木)に東証グロース市場に上場する「アイビス(9343)」。

「アイビス(9343)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

アイビス(9343)のIPOセカンダリー評価

事業内容 4
業績 4
公開株数 3.5
上場日程 2
ロックアップ 3.5
IPOセカンダリー評価:17/25

アイビス(9343)のIPO詳細

企業名 株式会社アイビス(ibis inc.)
企業ホームページ https://www.ibis.ne.jp/
銘柄コード 9343
市場 東証グロース
業種 サービス業
主幹事
  • 東海東京証券
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年3/7(火)~3/13(月)
仮条件 670円 ~ 730円
上場日 (木)
公開価格 730円
購入申込期間 2023年3/15(水)~3/20(月)
公募株数 700,000株
売出し株数 150,000株
OA(オーバーアロットメント) 127,500株
当選株数合計 977,500株
想定時価総額 25.46億円
吸収金額 7.1億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

アイビス(9343)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
神谷 栄治(代表取締役) 66.74% 180日間
村上 和彦 20.31% 180日間
渡辺 秀行 11.24% 180日間
丸山 拓也 0.29% 180日間
井亦 大典 0.29%
星倉 隆一 0.19%
堀部 拓也 0.19%
安井 英和 0.19%
林田 雄大 0.16%
嶋本 博文 0.16%

アイビス(9343)の事業内容

アイビス(9343)の事業内容画像出典:アイビス

アイビス(9343)の主な事業内容は、

モバイル事業(モバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発、サービス運営)、ソリューション事業(IT技術者派遣サービス、アプリ開発およびサーバ構築・移行・運用保守などの受託開発サービス)を行っています。

アイビス(9343)の事業内容アイビス(9343)の事業内容画像出典:アイビス/目論見書

市場動向と経営戦略は次の通りです。

画像出典:アイビス/目論見書

アイビス(9343)の業績

アイビス(9343)の業績について。

直近の売上と利益が急上昇しており、業績が好調です。

アイビス(9343)の業績画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約2,555百万円、

経常利益は338百万円を達成しています。

アイビス(9343)の業績(第三四半期時点)画像出典:kabutan

アイビス(9343)の経営指標等の推移は次の通りです。

アイビス(9343)の経営指標等の推移アイビス(9343)の経営指標等の推移画像出典:アイビス/目論見書

アイビス(9343)の上場初日における好材料と悪材料

アイビス(9343)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

アイビス(9343)の上場初日における好材料

吸収金額が小さく、購入単価が低い(1,000円以下)IPOは初値が上昇しやすい傾向にあります。

売り圧力となりそうな、持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっています。

アイビス(9343)の上場初日における悪材料

この日は3社が上場予定なので、資金分散しやすく上場スケジュールはマイナス材料です。

一部株主のロックアップ条項がありません。

アイビス(9343)の上場初日の初値予想

アイビス(9343)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【アイビス(9343) 初値決定前の気配値】
公募価格 730円
気配値の上限価格 1,679円
気配値の下限価格 548円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

初値は多少の上昇(公開価格以上)が期待できそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が25.46億円で、

吸収金額は7.1億円です。

吸収金額が小さく、業績が好調で事業内容的にも人気になりそうなIPOです。

IPOラッシュ真っ只中で、どれだけ買いが集まるかはわかりませんが、購入単価が低い(1,000円以下)IPOは初値が上昇しやすい傾向にあります。

アイビス(9343)が上場するこの日は、「ハルメクホールディングス(7119)」と「日本ナレッジ(5252)」も上場予定です。

一部株主のロックアップ条項はありませんが、

初値形成後の大きな売り圧力となりそうな大株主には180日間のロックアップがかかっています。

資金分散しやすいのは否めませんが、多少の上値余地はあると思います。

上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できると予想します。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は671.60円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の671.60円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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アイビス(9343)のIPOセカンダリー投資 まとめ

アイビス(9343)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上と利益が急上昇しており業績が好調
  • IPOで好感されそうな事業内容
  • 購入単価が低い(1,000円以下)IPOは初値が上昇しやすい傾向
  • 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 一部株主のロックアップ条項がない
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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