2021年12月29日(水)に東証マザーズに新規株式上場する「Institution for a Global Society(インスティテューション フォー ア グローバル ソサエティ)4265」。
Institution for a Global Society(4265)の事業内容や、上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
- 1 Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー評価
- 2 Institution for a Global Society(4265)のIPO詳細
- 3 Institution for a Global Society(4265)の事業内容
- 4 Institution for a Global Society(4265)の上場初日における好材料と悪材料
- 5 Institution for a Global Society(4265)の上場初日の初値予想
- 6 Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー投資を考察
- 7 Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー投資 まとめ
Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 4 |
業績 | 3 |
公開株数 | 2 |
上場日程 | 3 |
ロックアップ | 1.5 |
Institution for a Global Society(4265)のIPO詳細
会社名 | Institution for a Global Society株式会社 |
会社ホームページ | https://i-globalsociety.com |
銘柄コード | 4265 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 12月29日(水) |
公募価格 | 1,720円 |
公募株数 | 320,000株 |
売出し株数 | 1,595,300 |
OA(オーバーアロットメント) | 287,200株 |
当選株数合計 | 2,202,500株 |
想定時価総額 | 71.3億円 |
吸収金額 | 36.6億円 |
Institution for a Global Society(4265)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
UTEC3号投資事業有限責任組合 | 17.59% | 90日間(1.5倍) |
福原 正大 | 14.43% | 90日間 |
TUSキャピタル1号投資事業有限責任組合 | 13.18% | 90日間(1.5倍) |
みやこ京大イノベーション投資事業有限責任組合 | 9.89% | 90日間(1.5倍) |
慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合 | 9.11% | 90日間(1.5倍) |
岩永 泰典 | 7.50% | 90日間 |
(株)ウィザス | 6.69% | 90日間 |
船野 智輝 | 5.37% | |
(株)KEIアドバンス | 4.05% | 90日間 |
学校法人河合塾 | 2.31% | 90日間 |
Institution for a Global Society(4265)の事業内容
画像出典:Institution for a Global Society
Institution for a Global Society(4265)の主な事業内容は、企業や学校・教育機関にAIを活用した人材評価プラットフォームを提供しています。
テクノロジーを活用した「人材(HRTech)」と「教育(EdTech)」の企業で、企業向けの「HR(Human Resources)事業」と、学校や教育機関を対象とした「教育事業」を行っています。
「HR事業」では、AIを活用したデータ分析に基づく人事評価が行える「GROW360」を提供しており、「教育事業」では、学生の資質・能力と各種教育活動の教育効果を、AIで定量化する教育機関向け評価ツール「AiGROW」を提供しています。
主要な顧客が経済産業省や日本郵便、ボストン・コンサルティング・グループなど、安定収益が期待できそうです。
画像出典:Institution for a Global Society
Institution for a Global Society(4265)の業績
Institution for a Global Society(4265)の業績について。
売上高が右肩上がりで着実に成長しています。
画像出典:kabutan
第2四半期時点での売上高は268百万円、経常利益は△29百万円(経常損失)となっています。
画像出典:kabutan
Institution for a Global Society(4265)の上場初日における好材料と悪材料
Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー投資戦略を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
Institution for a Global Society(4265)の上場初日における好材料
事業内容がAIを活用した「HR-Tech」と「Ed-Tech」なので、IPOでは人気化しやすいです。
Institution for a Global Society(4265)の上場初日における悪材料
主要な大株主(VC)のロックアップが緩いです。
Institution for a Global Society(4265)の上場初日の初値予想
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
12月は近年稀に見るIPOラッシュでしたが、Institution for a Global Society(4265)が今年最後のIPO(単独上場)です。
公開株数はそれなりに多いですが、IPOでは人気化しやすいテーマなので、初値は公募価格(1,720円)以上になると思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー投資を考察
今年最後のIPOで単独上場、例年最後のIPOは初値が高くなる傾向があります。
公開株数は多めですが、IPOでは人気化しやすいテーマなので、それなりに買いが集まりそうです。
大株主(VC)のロックアップが公募価格の1.5倍(2,580円)で解除されるので、株価が上昇すれば売り圧力が強くなりそうです。
2021年最後のIPOです。セカンダリー・インベスターの皆さん幸運を祈ります!
Good Luck!!
Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー投資 まとめ
Institution for a Global Society(4265)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- IPOでは人気化しやすい「HR-Tech」×「Ed-Tech」
- 業績は着実に成長している
- 公募株数は多め
- 大株主(VC)のロックアップが緩い
- 上場市場は東証マザーズ
最後まで読んでいただきありがとうございました。