【IPOセカンダリー投資】キットアライブ(5039) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】キットアライブ(5039) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】キットアライブ(5039) 上場初日の初値予想

(水)に札証アンビシャスに上場する「キットアライブ(5039) 」。

キットアライブ(5039)の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

キットアライブ(5039)のIPOセカンダリー評価

事業内容 4
業績 3.5
公開株数 5
上場日程 2.5
ロックアップ 4
IPOセカンダリー評価:19/25

キットアライブ(5039)のIPO詳細

企業名 株式会社キットアライブ(英:Kitalive Inc.)
企業ホームページ https://www.kitalive.co.jp/
銘柄コード 5039
市場 札証アンビシャス
業種 情報・通信業
主幹事 アイザワ証券
上場日 2022年9月28日(水)
公募価格 1,410円
公募株数 50,000株
売出し株数 263,000
OA(オーバーアロットメント) 0
当選株数合計 313,000株
想定時価総額 17.7億円
吸収金額 4.4億円

キットアライブ(5039)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
(株)テラスカイ 48.21% 180日間
嘉屋 雄大(代表取締役) 27.55% 180日間
Salesforce Ventures LLC. 11.71% 180日間
(株)ウイン・コンサル 6.89% 180日間
北洋SDGs推進投資事業有限責任組合 2.27%
関 崇匡 1.72%
内田 みさと 0.69%
菅野 大輔 0.14%
中島 菜緒子 0.14%
藤谷 修平 0.14%

キットアライブ(5039)の事業内容

キットアライブ(5039)の事業内容
画像出典:キットアライブ

キットアライブ(5039)の主な事業内容は、

企業のクラウドシステム導入時における、

設計・開発・保守のワンストップサービス、

SaaS型製品販売企業向けの技術検証・開発・公開・運用支援サービスを行っています。

Salesforce(セールスフォース)を用いたクラウドサービスの導入支援事業を提供しています。

キットアライブ(5039)の事業内容
画像出典:キットアライブ/目論見書

キットアライブ(5039)の業績

キットアライブ(5039)の業績について。

売上が右肩上がりで伸びており業績が好調です。

キットアライブ(5039)の業績
画像出典:kabutan

第2四半期時点で売上約313百万円、

経常利益77百万円を達成しています。

キットアライブ(5039)の業績
画像出典:kabutan

キットアライブ(5039)の業績の推移は次のとおりです。

キットアライブ(5039)の業績
画像出典:キットアライブ/目論見書

キットアライブ(5039)の上場初日における好材料と悪材料

キットアライブ(5039)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

キットアライブ(5039)の上場初日における好材料

事業内容がIPOでは人気化しやすいSaaS関連です。

業績好調で、すでに黒字化しているのも好材料です。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。

キットアライブ(5039)の上場初日における悪材料

札証アンビシャスへの上場ということで、

東証市場に比べて地方市場への上場は注目度が下がります。

キットアライブ(5039)が上場する日は3社が上場予定で、

資金分散しやすく上場スケジュール的にもマイナス材料です。

また、テラスカイとの親子上場になり、

親子上場はネガティブ視されることがあります。

キットアライブ(5039)の上場初日の初値予想

キットアライブ(5039)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

公募価格 気配値の上限価格 気配値の下限価格
1,410円 3,243円 1,058円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

業績が好調で公開株数も少ないSaaS関連のIPO銘柄です。

通常であれば初値高騰が予想されるIPO上場ですが、

地方市場(札証アンビシャス)への上場は注目度が低くなります。

しかし直近上場のIPO初日に限っていうと、

資金が集まりやすく初値が上昇しやすくなっています。

地方市場ということを考慮すると、

吸収金額も低いとはいえませんが

上場初日の初値は小幅な上昇は期待できると思います。

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,297円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

キットアライブ(5039)のIPOセカンダリー投資を考察

札証アンビシャスへの上場で

想定時価総額が17.7億円で、

吸収金額は4.4億円です。

札証アンビシャスへの上場は

2019年の「日本グランデ」以来で約3年ぶりとなります。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっており

上位株主でロックアップ情報のない

「北洋SDGs推進投資事業有限責任組合」は、

売出で全保有株式(33,000株)を放出するので

初値の売り圧力となる影響はないといえるでしょう。

供給はかなり絞られていますが、

市場による注目度の低下は否めません。

東証市場のような出来高はなく、この日は3社が同時上場です。

資金分散しやすいのも気になりますが、

Salesforce(セールスフォース)の導入支援事業は人気があるので、それなりに買いが集まるように思います。

キットアライブ(5039)のIPOセカンダリー投資 まとめ

キットアライブ(5039)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 業績が好調ですでに黒字化を達成
  • IPOでは人気化しやすいSaaS関連銘柄
  • 主要な大株主には180日のロックアップがかかっている
  • テラスカイとの親子上場
  • 上場市場は札証アンビシャス

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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