【IPOセカンダリー投資】日本ナレッジ(5252) 上場初日の初値予想

松井証券

(木)に東証グロース市場に上場する「日本ナレッジ(5252)」。

「日本ナレッジ(5252)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

日本ナレッジ(5252)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3
業績 3
公開株数 4.5
上場日程 2
ロックアップ 4
IPOセカンダリー評価:16.5/25

日本ナレッジ(5252)のIPO詳細

企業名 日本ナレッジ株式会社(Nihon Knowledge Co,Ltd.)
企業ホームページ https://www.know-net.co.jp/
銘柄コード 5252
市場 東証グロース
業種 情報・通信業
主幹事
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年3/7(火)~3/13(月)
仮条件 1,350円 ~ 1,500円
上場日 (木)
公開価格 1,500円
購入申込期間 2023年3/15(水)~3/20(月)
公募株数 190,000株
売出し株数 185,000株
OA(オーバーアロットメント) 56,200株
当選株数合計 431,200株
想定時価総額 20.64億円
吸収金額 6.4億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

日本ナレッジ(5252)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
ウィステリアトラスト(株) 54.97% 180日間
(株)大塚商会 18.89% 180日間
藤井 洋一(代表取締役) 10.11% 180日間
日本ナレッジ従業員持株会 6.75% 180日間
みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合 4.22%
長谷川 貴志 1.69% 180日間
大熊 浩 1.26% 180日間
西澤 茂 1.06% 180日間
大島 武康 1.05% 180日間

日本ナレッジ(5252)の事業内容

日本ナレッジ(5252)の事業内容画像出典:日本ナレッジ

日本ナレッジ(5252)の主な事業内容は、

ソフトウェアのテスト・品質検証サービス、またシステム受託開発や業務系のパッケージソフトウェアの開発・販売を行っています。

日本ナレッジ(5252)の事業内容日本ナレッジ(5252)の主な事業内容画像出典:日本ナレッジ/目論見書

日本ナレッジ(5252)の開発事業は次の通りです。

日本ナレッジ(5252)の開発事業画像出典:日本ナレッジ/目論見書

日本ナレッジ(5252)の業績

日本ナレッジ(5252)の業績について。

売上は停滞気味ですが、直近の利益が伸びています。

日本ナレッジ(5252)の業績画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約2,613百万円、

経常利益は193百万円を達成しています。

日本ナレッジ(5252)の業績(第三四半期時点)画像出典:kabutan

日本ナレッジ(5252)の経営指標等の推移は次の通りです。

日本ナレッジ(5252)の経営指標等の推移日本ナレッジ(5252)の経営指標等の推移画像出典:日本ナレッジ/目論見書

日本ナレッジ(5252)の上場初日における好材料と悪材料

日本ナレッジ(5252)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

日本ナレッジ(5252)の上場初日における好材料

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。

公開株数が少なく、吸収金額が小さい(5.6億円)なのも好材料と言えます。

日本ナレッジ(5252)の上場初日における悪材料

一部株主(VC)のロックアップ条項がありません。

この日は3社が上場予定なので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

日本ナレッジ(5252)の上場初日の初値予想

日本ナレッジ(5252)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【日本ナレッジ(5252) 初値決定前の気配値】
公募価格 1,500円
気配値の上限価格 3,450円
気配値の下限価格 1,125円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が20.64億円で、

吸収金額は6.4億円です。

3月は末にIPOが集中しており、

日本ナレッジ(5252)が上場するこの日は、ハルメクホールディングス(7119)とアイビス(9343)も上場予定です。

IPOラッシュ真っ只中で資金分散しやすいのは否めませんが、公開株数が少ないので、上値余地はありそうです。

上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できると予想します。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっているので、

初値形成後の大きな売り圧力は低そうですが、一部株主(VC)のロックアップ条項がありません。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は1,380円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,380円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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日本ナレッジ(5252)のIPOセカンダリー投資 まとめ

日本ナレッジ(5252)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上は停滞気味だが直近は利益が伸びている
  • 公開株数が少ない
  • 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 一部株主(VC)のロックアップ条項がない
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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