画像出典:LINE証券公式サイト
どうもクラタツです!
今回は1株(単元未満)から少額で株式投資ができる、LINE証券の主な特徴とメリット・デメリットを分かりやすく簡単にまとめて解説します。
- LINE証券の特徴
- LINE証券のメリット・デメリット
LINE証券の特徴
まずはLINE証券の主な特徴を紹介します。
LINE証券は、LINEの子会社である「LINE Financial」と「野村ホールディングス(野村證券の親会社)」が共同で開発した証券サービスです。
ライトユーザー向けの証券サービスとしてスタートしたLINE証券は「投資をもっと身近に、もっと手軽に」というミッションを掲げ、取引はスマホのみで投資初心者にとっての使いやすさにこだわっています。
LINE証券はスマホ証券といわれ、スマホアプリでの株取引に特化しています。
UI(ユーザーインターフェイス)もシンプルに設計されていて、LINEアプリがあれば手軽に株式投資が始められるという特徴があります。
LINE証券では「相対取引」と「取引所取引」の2種類の株取引ができます。
相対取引
相対取引では、1株単位(単元未満株)からの取引が可能で、国内の個別株300銘柄と、1口単位で買える国内ETF15銘柄を合わせて、現在は315銘柄に対応しています。
相対取引での取引時間は「日中」と「夜間」に分かれています。
- 日中の取引時間は「9:00~11:20、11:30~12:20、12:30~14:50」です。
- 夜間の取引時間は「17:00~21:00」です。
このように東京証券取引所で取引ができない昼休み時間(11:30~12:20)や夜間(17:00~21:00)でも取引ができるという特徴があります。
また、相対取引での手数料は「日中が0.05%」で「夜間が0.5%」の売買コスト(スプレッド)を含んだ買値と売値(提示価格)が提示され、注文はすぐに約定するという特徴もあります。
1株単位(単元未満株)での株取引に対応している他のスマホ証券では、注文してから約定するまでに半日くらいかかるのが一般的です。
注文がリアルタイムで約定するというのもLINE証券ならではの特徴です。
取引所取引
画像出典:LINE証券公式サイト
取引所取引では、一般的な証券会社と同様に東京証券取引所に上場している、約3,700銘柄を100株単位で売買できる「現物取引」や「信用取引」に対応しています。
LINE証券の取引所取引では、株を売る時にはじめて手数料がかかるシステムなので、株を買う場合の手数料は金額にかかわらず常に無料です。
売却時にかかる手数料は金額に応じて以下のように決められており、業界最低水準の手数料を実現しています。
約定代金 | 買い | 売り |
~5万円 | 0 | 99円 |
~10万円 | 0 | 176円 |
~20万円 | 0 | 198円 |
~50万円 | 0 | 484円 |
~100万円 | 0 | 869円 |
実際に投資を行う際は、必ず公式サイトでご確認してください。
LINE証券のメリット
続いてはLINE証券のメリットを紹介します。
LINE証券はLINEアプリに連動しているので、LINE証券ならではのさまざまなメリットがあります。
1株単位(単元未満)で少額から取引できる
LINE証券では、1株単位(単元未満)で株が買えるので、少額から株式投資が始められるというメリットがあります。
アメリカとは異なり、日本では株を購入する場合、通常100株単位で株を購入することになります。
1株が数百円単位なら数万円、1株1,000円を超えると最低でも10万円以上が必要になります。
そのため株取引は高額になりがちなので、初心者が始めるには金額的なハードルが高いとも言えます。
アメリカに比べて日本で投資があまり普及しないのも、この辺が原因なのかもしれません。
しかしLINE証券では1株単位で株が買えるので、金額的なハードルが低くなり、株取引をしたことがない人にとっては、株式投資が始めやすくなります。
1株単位(単元未満)で少額から株式投資が始められるというのは、LINE証券を利用する1番のメリットといえるでしょう。
LINEアプリで手軽に投資が始められる
投資を始めようと思っている人の中には、「証券口座の開設が大変そう」などと思っている人も多いのではないでしょうか。
LINE証券なら、LINEアプリがあれば郵送でのやり取りが不要ですぐに口座の開設ができます。
口座開設に必要な本人確認書類は以下のいずれかです。
- 個人番号カード
- 運転免許証
- マイナンバー記載の住民票の写し
- 健康保険証
上記の本人確認書類をアップロードすれば郵送による書類のやり取りが不要で口座開設ができます。
※パスポートや上記以外の書類は受け付けていません。
こういう手軽さは投資を始めるハードルを低くすることにも繋がりますね。何より便利です。
郵送による簡易書留のハガキで口座を開設することができる「簡易書留受け取り」も選択できます。
LINE Payでの入出金が可能
キャッシュレス決済もだいぶ普及してきたので、日常的にLINE Payを利用している人も多いのではないでしょうか。
LINE証券ではLINE Payからの入出金が可能なので、LINEアプリを利用している人なら入出金がスムーズに行えます。
LINEポイントで投資ができる
LINEを日常的に使っている人は多いと思いますが、LINE証券ではLINEポイントを使って投資を行うことが可能です。
LINEポイントがたまっている人なら、現金ではなくLINEポイントを利用して投資が始められるというのも、投資初心者にはありがたいメリットといえるでしょう。
LINE証券のデメリット
ではLINE証券のデメリットについても見ていきましょう。
銀行口座への出金手数料がかかる
LINE証券では銀行口座に出金する際は手数料が発生します。
LINE Payへのチャージなら無料ですが、現金として出金したいというニーズも多いと思います。
SBI証券や楽天証券などのように、自社のグループ内で銀行業も行っている会社なら入出金手数料はかからないので、出金手数料が発生するというのはデメリットといえます。
NISA制度(非課税制度)に対応していない
2020年6月28日現在、LINE証券は投資の際の税制優遇制度である、NISA制度に対応していません。
今では「つみたてNISA」を利用する人も多く、投資の運用益が非課税となるNISA制度への関心が高まっています。
投資はNISA制度を利用して行いたいというニーズも高いと思われるので、NISA制度に対応していないというのは、LINE証券のデメリットといえるでしょう。
まとめ
最後にLINE証券の主な特徴とメリット・デメリットをまとめておきます。
- 1株単位(単元未満)で少額から取引できる
- 「相対取引」と「取引所取引」の2種類の株取引が可能
- LINEアプリで手軽に投資が始められる
- 銀行口座への出金手数料がかかる
- NISA制度(非課税制度)に対応していない
このブログでは株式投資にまつわる疑問や個別株の分析など、株式投資に役立つ情報を発信しております。
今後も個別株をできるだけ簡単に分かりやすく紹介してみたいと思いますので、よろしければ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。