【IPOセカンダリー投資】リンカーズ(5131) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】リンカーズ(5131) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】リンカーズ(5131) 上場初日の初値予想

(水)に東証グロース市場に上場する「リンカーズ(5131)」。

リンカーズ(5131)の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

リンカーズ(5131)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3
業績 3
公開株数 2
上場日程 3
ロックアップ 2
IPOセカンダリー評価:13/25

リンカーズ(5131)のIPO詳細

企業名 リンカーズ株式会社(Linkers Corporation)
企業ホームページ https://corp.linkers.net/
銘柄コード 5131
市場 東証グロース
業種 情報・通信業
主幹事 SBI証券
上場日 2022年10月26日(水)
公募価格 300円
公募株数 966,000株
売出し株数 1,465,000株
OA(オーバーアロットメント) 364,600株
当選株数合計 2,795,600株
想定時価総額 39.7億円
吸収金額 8.3億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算

リンカーズ(5131)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
前田 佳宏(代表取締役) 22.74% 180日間
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 22.21% 90日間
1.5倍
合同会社SAKUNANA 18.95% 180日間
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 9.63% 90日間
1.5倍
加福 秀亙 6.90% 180日間
DBJキャピタル投資事業有限責任組合 6.50% 90日間
1.5倍
京侑(株) 4.55% 180日間
BIG1号投資事業有限責任組合 1.18% 90日間
1.5倍
(株)日経ビーピー 1.12% 180日間
ソウルドアウト(株) 1.09% 180日間

リンカーズ(5131)の事業内容

リンカーズ(5131)の事業内容
画像出典:リンカーズ

リンカーズ(5131)の主な事業内容は、

ものづくり領域におけるビジネスマッチングサービス、

リサーチコンサルティングの提供を行っています。

リンカーズ(5131)のビジネスの概要は次のような感じです。

リンカーズ(5131)の事業内容
画像出典:リンカーズ/目論見書

リンカーズ(5131)の事業内容
画像出典:リンカーズ/目論見書

リンカーズ(5131)の業績

リンカーズ(5131)の業績について。

売上高が急成長しており、すでに黒字化を達成しています。

リンカーズ(5131)の業績
画像出典:kabutan

リンカーズ(5131)の業績等の推移は次のとおりです。

第3四半期時点で売上約1,085百万円、

経常利益101百万円を達成しております。

リンカーズ(5131)の業績等の推移
画像出典:kabutan

リンカーズ(5131)の業績等の推移
画像出典:リンカーズ/目論見書

リンカーズ(5131)の上場初日における好材料と悪材料

リンカーズ(5131)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

リンカーズ(5131)の上場初日における好材料

公開価格が非常に低い(300円)です。

業績が好調ですでに黒字化を達成しているのも好材料です。

リンカーズ(5131)の上場初日における悪材料

公開株数が多く、VCのロックアップが1.5倍(450円)で外れます。

この日はAtlas Technologies(9563)も上場するので、

資金分散しやすく上場スケジュール的にはマイナス材料です。

リンカーズ(5131)の上場初日の初値予想

リンカーズ(5131)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

公募価格 気配値の上限価格 気配値の下限価格
300円 690円 225円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

公開価格が極めて低く初値上昇も売り圧力には要警戒

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が39.7億円で、

吸収金額は8.3億円です。

IPO銘柄としてのインパクトには欠けるものの、

公開価格が極めて低い(300円)分、

上場初日の初値はそれなりに上昇が期待できそうです。

しかし公開株数が多く、

主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で外れるので

初値がついてからの売り圧力には要警戒といった感じでしょうか。

この規模で初値が公募割れすることはないと思いますが、

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の276円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

リンカーズ(5131)のIPOセカンダリー投資 まとめ

リンカーズ(5131)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 直近の売上高が急拡大しておりすでに黒字化を達成
  • 主要な大株主のロックアップが1.5倍(450円)で外れる
  • IPO銘柄としてのインパクトには欠ける
  • 公開株数は多いが公開価格が極めて低い
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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