【IPOセカンダリー投資】マイクロアド(9553)上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】マイクロアド(9553)上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】マイクロアド(9553)上場初日の初値予想

(水)に東証グロース市場に上場する「マイクロアド(9553)」。

マイクロアド(9553)の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

マイクロアド(9553)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3.5
業績 3
公開株数 2
上場日程 2
ロックアップ 4.5
IPOセカンダリー評価:15/25

マイクロアド(9553)のIPO詳細

企業名 株式会社マイクロアド
企業ホームページ https://www.microad.co.jp/
銘柄コード 9553
市場 東証グロース
業種 サービス業
主幹事 SBI証券
上場日 2022年6月29日(水)
公募価格 1,410円
公募株数 669,000株
売出し株数 1,645,000株
OA(オーバーアロットメント) 347,100株
当選株数合計 2,661,100株
想定時価総額 123.1億円
吸収金額 36.7億円

マイクロアド(9553)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
(株)サイバーエージェント 57.45% 180日間
ソフトバンク(株) 18.00% 90日間
(株)SWAY 7.18% 180日間
SCSK(株) 4.54% 180日間
田中 宏幸 1.83% 180日間
渡辺 健太郎(代表取締役) 1.66% 180日間
マイクロアド従業員持株会 1.58%
穴原 誠一郎 0.97% 180日間
榎原 良樹 0.66% 180日間
瀧本 岳 0.51%

マイクロアド(9553)の事業内容

マイクロアド(9553)の事業内容

画像出典:マイクロアド

マイクロアド(9553)の主な事業内容は、

データプラットフォーム事業を行っています。

データを軸とした

企業のマーケティング基盤構築を支援する「UNIVERSE」を提供しています。

マイクロアド(9553)の業績

マイクロアド(9553)の業績について。

売上は順調に伸びていますが、やや頭打ち感を感じます。

マイクロアド(9553)の業績
画像出典:kabutan

第2四半期時点で売上約6,122百万円、

経常利益395百万円を達成しています。

マイクロアド(9553)の業績
画像出典:kabutan

マイクロアド(9553)の上場初日における好材料と悪材料

マイクロアド(9553)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

マイクロアド(9553)の上場初日における好材料

主要な大株主には期間によるロックアップがかかっています。

マイクロアド(9553)の上場初日における悪材料

公開株数が多く

6月は後半にIPOが集中しており、

資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

サイバーエージェントとの親子上場となり

親子上場はネガティブ視されることがあります。

マイクロアド(9553)の上場初日の初値予想

マイクロアド(9553)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

公募価格 気配値の上限価格 気配値の下限価格
1,410円 3,243円 1,058円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

6月後半はIPOが過密気味で

資金分散しやすく上場スケジュールが悪いです。

主要な大株主にはしっかりロックアップがかかっていますが、

初値の高騰はあまり期待できないかもしれません。

上場初日の初値は公募価格(1,410円)あたりになるのではないかと思います。

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,297円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

マイクロアド(9553)のIPOセカンダリー投資を考察

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が123.1億円で、

吸収金額は36.7億円です。

これといったインパクトもなく、

IPO銘柄としては少し物足りなさを感じます。

直近の株式市場は不安定で、

グロース系の銘柄には厳しい相場環境といえます。

IPOラッシュが続いていますが、

この日の上場はマイクロアド(9553)のみです。

公開株数が多いことを考えても、

株価の高騰は厳しいと思いますが、

地合い次第では多少の上昇はあるかもしれません。

マイクロアド(9553)のIPOセカンダリー投資 まとめ

マイクロアド(9553)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • IPO銘柄としてのインパクトに欠ける
  • 公開株数が多め
  • サイバーエージェントとの親子上場
  • 主要な大株主には期間でロックアップがかかっている
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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