2021年12月15日(水)に東証1部に上場する、ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー投資。
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の事業内容や上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想なども含めたIPOセカンダリー戦略を考えてみます。
- 1 ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー評価
- 2 ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO詳細
- 3 ネットプロテクションズホールディングス(7383)の事業内容
- 4 ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場初日における好材料と悪材料
- 5 ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場初日の初値予想
- 6 ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー投資戦略
- 7 ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー投資 まとめ
- 8 ネットプロテクションズホールディングス(7383) 上場初日の初値結果
ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 4 |
業績 | 3 |
公開株数 | 1 |
上場日程 | 3 |
ロックアップ | 4 |
ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPO詳細
企業名 | 株式会社ネットプロテクションズホールディングス (Net Protections Holdings, Inc.) |
銘柄コード | 7383 |
市場 | 東証1部 |
上場日 | 12月15日(水) |
公募価格 | 1,450円 |
公募株数 | 4,000,000株 |
売出し株数 | 40,560,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 2,131,000株 |
当選株数合計 | 46,691,000株 |
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の株主構成とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズⅤ号 | 30.84% | 360日間 |
AP Cayman Partners Ⅲ-Ⅰ, L.P. | 19.53% | 360日間 |
リコーリース(株) | 11.28% | 180日間 |
AP Cayman Partners Ⅲ, L.P. | 10.55% | 360日間 |
(株)ジェーシービー | 9.07% | 180間 |
柴田 紳 | 3.74% | 360日間 |
Japan Fund V, L.P. | 2.72% | 360日間 |
York Asian Opportunities Investments Master Fund, L.P. | 2.41% | 180日間 |
Tsunagu Investments Pte. Ltd. | 2.18% | 180日間 |
鈴木 史朗 | 1.66% | 360日間 |
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の事業内容
画像出典:ネットプロテクションズホールディングス
ネットプロテクションズホールディングスの主な事業は、『BNPL(Buy Now Pay Later)決済サービス「NP後払い」』などの運営を行なっています。
“BNPL(Buy Now Pay Later)”とは“先に買って後から支払う”という意味です。
ユーザーは商品受け取り後、商品代金は後日届いた請求書を持って、コンビニや銀行などで支払うことができます。
支払い期限も注文から2カ月後に設定されるため、余裕を持った支払いが可能です。
クレジットカードのような厳しい審査基準はなく、銀行口座がなくても簡単に利用できるサービスとして、クレジットカードとの差別化に成功しています。
「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」でもBNPL(Buy Now, Pay Later)決済サービス「NP後払い」のシステムが利用されるなど、決済サービスを拡大し続けています。
ネットプロテクションズホールディングスは「Credit Tech」のパイオニア企業として、国内では40%以上のシェアを獲得しており、あらゆる商取引を円滑にしていくことを目指しています。
画像出典:ネットプロテクションズホールディングス
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場初日における好材料と悪材料
ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー戦略を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場初日における好材料
ネットプロテクションズホールディングス(7383)が上場する12月15日(水)に、他に上場する企業がいないのは好材料といえます。
将来が有望なユニコーン企業なだけに、注目度が高い点も高評価です。
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場初日における悪材料
大規模なIPO案件なので、公開株数が非常に多いです。
東証1部上場の大型案件で、想定時価総額が1,205.6億円、吸収金額は583.6億円になります。
この規模のIPOとなると初値が上昇しづらいです。
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場初日の初値予想
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
この規模の大型案件は初値が読みづらいですが、個人的に上場初日の初値は上昇しても1,800円くらいではないかと予想します。
初値高騰は期待できませんが、初値騰落率20%くらいは期待してもいいのではないでしょうか。
最終的に上場初日の終値がどのくらいになるかはわかりませんが、地合いが悪ければ初日の終値が公募割れする可能性も否めません。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー投資戦略
東証1部上場の大型案件ということで公開株数が非常に多く、初値高騰は期待できないと思います。
初値をつけた後は一瞬上昇するかもしれませんが、その後は上値も重くダラダラと下げる展開も予想されます。
個人的に上場初日は「株価が低ければ買い」ぐらいのスタンスです。
事業成長の期待が大きい決済サービスのユニコーン企業なだけに、注目度も高く株価が低くなれば大きな買いが入ることもあるでしょう。
マザーズ上場の小型銘柄とは異なり、ネットプロテクションズホールディングス(7383)のような銘柄は、中長期で投資することを考えている人もいると思います。
そのような人は上場初日にこだわらず、株価が少し落ち着いてから投資するくらいでもいいのではないでしょうか。
ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ネットプロテクションズホールディングス(7383)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 事業成長の期待が大きい決済サービスのユニコーン企業
- 公開株数が非常に多く初値高騰はそれほど期待できない
- 上場市場は東証1部
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ネットプロテクションズホールディングス(7383) 上場初日の初値結果
ネットプロテクションズホールディングス(7383)の上場初日の初値は1,378円(騰落率-5%)でした。
引受価額が1,378.95円だったので、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われたのだと思います。
終値が1,390円で公募価格を一度も上回ることなく終了。一時はS安まで売り込まれ、IPO当選者には厳しい展開でした。
公募価格が多すぎるというのもありますが、上場初日でストップ安というのもなかなか見れないレベルですね。
(2021年12月15日 追記)