【IPOセカンダリー投資】オービーシステム(5576) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】オービーシステム(5576) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】オービーシステム(5576) 上場初日の初値予想

松井証券

(水)に東証スタンダード市場に上場する「オービーシステム(5576)」。

「オービーシステム(5576)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

オービーシステム(5576)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3
業績 3
公開株数 3.5
上場日程 3
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:17.5/25

オービーシステム(5576)のIPO詳細

企業名 株式会社オービーシステム(O.B.System Inc.)
企業ホームページ https://www.obs.co.jp/
銘柄コード 5576
市場 東証スタンダード
業種 情報・通信業
主幹事
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年6/6(火)~6/12(月)
仮条件 1,510円 ~ 1,710円
上場日 (水)
公開価格 6/13(火)に決定
購入申込期間 2023年6/14(水) ~ 6/19(月)
公募株数 200,000株
売出し株数 400,000株
OA(オーバーアロットメント) 90,000株
当選株数合計 690,000株
想定時価総額 38.9億円(仮条件の上限価格で計算)
吸収金額 11.8億円(仮条件の上限価格で計算)
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

オービーシステム(5576)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
山田 孝 40.44% 180日間
(株)オービック 38.52% 180日間
(株)日立ソリューションズ 5.78%
山田 慶子 4.81% 180日間
オービーシステム従業員持株会 4.19% 180日間
豊田 利雄(代表取締役) 1.93% 180日間
小島 一翁 1.93% 180日間
峰尾 欽士 0.96% 180日間
田中 勝彦 0.48% 180日間
陳 夢琳 0.48% 180日間

オービーシステム(5576)の事業内容

オービーシステム(5576)の事業内容画像出典:オービーシステム

オービーシステム(5576)の主な事業内容は、

金融、産業流通、社会公共及びITイノベーションの4つのサービスラインを展開するシステムインテグレーションサービス事業を行っています。

オービーシステム(5576)の事業内容画像出典:オービーシステム/目論見書

オービーシステム(5576)の強みは次のとおりです。

オービーシステム(5576)の強みオービーシステム(5576)の強み画像出典:オービーシステム/目論見書

オービーシステム(5576)の業績

オービーシステム(5576)の業績について。

業績は安定しておりますが、売上は頭打ち感が見られます。

オービーシステム(5576)の業績画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約4,541百万円、

経常利益は376百万円を達成しています。

オービーシステム(5576)の業績(第3四半期時点)画像出典:kabutan

オービーシステム(5576)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。

オービーシステム(5576)の主要な経営指標等の推移オービーシステム(5576)の主要な経営指標等の推移画像出典:オービーシステム/目論見書

オービーシステム(5576)の上場初日における好材料と悪材料

オービーシステム(5576)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

オービーシステム(5576)の上場初日における好材料

公開株数が少なめなので需給関係が良好です。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。

オービーシステム(5576)の上場初日における悪材料

東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。

この日はシーユーシー(9158)も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

オービーシステム(5576)の上場初日の初値予想

好材料や悪材料などを踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

オービーシステム(5576)の、上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【オービーシステム(5576) 初値決定前の気配値】
公募価格 6/13(火)に決定
気配値の上限価格
気配値の下限価格

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できそう

オービーシステム(5576)
  • 上場市場:東証スタンダード
  • 想定時価総額:38.9億円(仮条件の上限価格で計算)
  • 吸収金額:11.8億円(仮条件の上限価格で計算)
  • 当選株数合計:690,000株

事業内容に目新しさがなく、IPO銘柄としては地味な印象を受けます。

上場市場もIPOでは人気薄のスタンダード市場で、この日はシーユーシー(9158)も上場するので資金分散しやすい点もネックとなりそうです。

しかし公開株数は少なめなので、初値高騰は厳しいかもしれませんが、多少の上昇(公開価格以上)は期待できると思います。

主要な大株主には期間でロックアップがかかっており、ロックアップ条項がない(株)日立ソリューションズは全株を売出すので、初値形成後の大きな売り圧力は低そうです。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

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オービーシステム(5576)のIPOセカンダリー投資 まとめ

オービーシステム(5576)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 業績は安定的だが売上は頭打ち感が見られる
  • 公開株数が少なめ
  • 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 上場市場は東証スタンダード

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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