(金)に東証グロース市場に上場する「pluszero(プラスゼロ)5132」。
pluszero(5132)の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
pluszero(5132)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 4 |
---|---|
業績 | 3 |
公開株数 | 4 |
上場日程 | 4 |
ロックアップ | 4 |
pluszero(5132)のIPO詳細
企業名 | 株式会社 pluszero(プラスゼロ) |
---|---|
企業ホームページ | https://plus-zero.co.jp/ |
銘柄コード | 5132 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 | SMBC日興証券 |
上場日 | 2022年10月28日(金) |
公募価格 | 1,650円 |
公募株数 | 375,000株 |
売出し株数 | 96,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 70,400株 |
当選株数合計 | 541,400株 |
想定時価総額 | 41.2億円 |
吸収金額 | 8.9億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
- ※吸収金額は当選株数合計で計算
pluszero(5132)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
小代 義行(代表取締役) | 29.97% | 180日間 |
森 遼太 | 18.46% | 180日間 |
永田 基樹 | 18.46% | 180日間 |
小代 愛 | 9.28% | 180日間 |
(株)アビスト | 4.44% | 180日間 |
野呂 祥 | 2.38% | 90日間 |
堀内 暢之 | 1.16% | 90日間 |
池下 克彦 | 0.84% | 90日間 |
潮 恵輔 | 0.84% | |
(株)AAKRエンリッチ | 0.84% |
pluszero(5132)の事業内容
画像出典:pluszero
pluszero(5132)の主な事業内容は、
AIとITを軸に各種テクノロジーを統合的に活用したソリューション提供事業を行っています。
pluszero(5132)の事業概要は次のような感じです。
画像出典:pluszero/目論見書
pluszero(5132)の業績
pluszero(5132)の業績について。
売上高が右肩上がりで伸びていますが、
前期は赤字で業績にはブレがみられます
画像出典:kabutan
第3四半期時点で売上約534百万円、
経常利益97百万円を達成しております。
画像出典:kabutan
pluszero(5132)の業績等の推移は次のとおりです。
画像出典:pluszero/目論見書
画像出典:pluszero/目論見書
pluszero(5132)の上場初日における好材料と悪材料
pluszero(5132)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
pluszero(5132)の上場初日における好材料
事業内容がAI関連の銘柄はIPOで人気化しやすいです。
公開株数が少なく需給が絞られており
主要な大株主には期間でロックアップがかかっているのも好材料です。
pluszero(5132)の上場初日における悪材料
業績のブレがみられ前期は赤字です。
pluszero(5132)の上場初日の初値予想
pluszero(5132)の
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 気配値の上限価格 | 気配値の下限価格 |
---|---|---|
1,650円 | 3,795円 | 1,238円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、
上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
需給が絞られており初値上昇が期待できそう
東証グロース市場への上場で
想定時価総額が41.2億円で、
吸収金額は8.9億円です。
公開株数が少なく需給が絞られており、
主要な大株主には期間でロックアップがかかっています。
AI関連事業は将来性への期待からIPOでは人気化しやすいです。
大きな売り圧力もなく、
それなりに買いが集まると思うので
上場初日の初値は上昇が期待できると思います。
初値が公募割れする可能性は低いと思いますが、
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の1,518円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
pluszero(5132)のIPOセカンダリー投資 まとめ
pluszero(5132)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- IPOでは人気化しやすいAI関連銘柄
- 主要な大株主には期間のロックアップがかかっている
- 業績のブレがある
- 公開株数が少なく需給が絞られている
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。