【IPOセカンダリー投資】POPER(ポパー)5134 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】POPER(ポパー)5134 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】POPER(ポパー)5134 上場初日の初値予想

(火)に東証グロース市場に上場する「POPER(ポパー)5134」。

POPER(5134)の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

POPER(5134)のIPOセカンダリー評価

事業内容 4
業績 1
公開株数 3.5
上場日程 3
ロックアップ 1
IPOセカンダリー評価:12.5/25

POPER(5134)のIPO詳細

企業名 株式会社 POPER(英文:POPER co., ltd.)
企業ホームページ https://poper.co/
銘柄コード 5134
市場 東証グロース
業種 情報・通信業
主幹事 大和証券
上場日 2022年11月15日(火)
公募価格 700円
公募株数 200,000株
売出し株数 326,400株
OA(オーバーアロットメント) 78,900株
当選株数合計 605,300株
想定時価総額 26.4億円
吸収金額 4.2億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算

POPER(5134)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
栗原 慎吾(代表取締役) 30.38% 180日間
学校法人駿河台学園 12.00% 180日間
大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合 11.63% 90日間
1.5倍
KVPシード・イノベーション1号投資事業有限責任組合 5.97% 90日間
1.5倍
繆 仁軍 4.60% 180日間
(株)DGベンチャーズ 3.88% 90日間
1.5倍
ニッセイ・キャピタル9号投資事業有限責任組合 3.88% 90日間
1.5倍
(株)マイナビ 3.11% 90日間
1.5倍
ニッセイ・キャピタル10号投資事業有限責任組合 3.05% 90日間
1.5倍
フリービットインベストメント(株) 2.56% 90日間
1.5倍

POPER(5134)の事業内容

POPER(5134)の事業内容
画像出典:POPER

POPER(5134)の主な事業内容は、

教育事業者などのバックオフィス業務の効率化および保護者とのコミュニケーションを強化するSaaS型業務管理プラットフォーム『Comiru』の開発・提供を行っています。

POPER(5134)の事業系統図
画像出典:POPER/目論見書

POPER(5134)の業績

POPER(5134)の業績について。

売上は着実に伸びていますが、まだ赤字が続いています。

POPER(5134)の業績
画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約479百万円、

経常利益は△28百万円の赤字となっています。

POPER(5134)の業績
画像出典:kabutan

POPER(5134)の業績等の推移は次のとおりです。

POPER(5134)の業績等の推移
画像出典:POPER/目論見書

POPER(5134)の業績等の推移
画像出典:POPER/目論見書

POPER(5134)の上場初日における好材料と悪材料

POPER(5134)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

POPER(5134)の上場初日における好材料

公開株数が少なく、事業内容がSaaS関連の銘柄はIPOで人気化しやすいです。

公開価格が低い(700円)のも好材料といえます。

POPER(5134)の上場初日における悪材料

VCのロックアップが1.5倍(450円)で外れます。

売上は着実に伸びているものの、まだ赤字です。

この日はベースフード(2936)も上場するので、

資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

POPER(5134)の上場初日の初値予想

POPER(5134)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

公募価格 気配値の上限価格 気配値の下限価格
700円 1,610円 525円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

公開価格が低く需給が絞られており初値上昇が期待できそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が26.4億円で、

吸収金額は4.2億円です。

業績が赤字で多くの大株主(VC)のロックアップが1.5倍で外れるので、IPOの評価点は低くなりました。

しかし公開株数が少なく需給が絞られています。

SaaS関連事業はIPOで人気化しやすく公開価格も低いので、それなりに買いが集まると思います。

上場初日の初値は上昇が期待できると思います。

初値がついてからの売り圧力には要警戒ですが、初値が公募割れする可能性は低いと思います。

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の644円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

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    (2021年度)
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POPER(5134)のIPOセカンダリー投資 まとめ

POPER(5134)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • IPOでは人気化しやすいSaaS関連銘柄
  • 主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で外れる
  • 売上は伸びているがまだ赤字
  • 公開株数が少なく需給が絞られている
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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