(火)に東証グロース市場に上場する「property technologies(プロパティ テクノロジーズ)5527」。
「property technologies(プロパティ テクノロジーズ)5527」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
property technologies(5527)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 2 |
---|---|
業績 | 3 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 4 |
ロックアップ | 4 |
property technologies(5527)のIPO詳細
企業名 | 株式会社property technologies(プロパティ・テクノロジーズ) |
---|---|
企業ホームページ | https://pptc.co.jp/ |
銘柄コード | 5527 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 不動産業 |
主幹事 | みずほ証券 |
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2022年11/25(金)~12/1(木) |
仮条件 | 2,890~2,950円 |
上場日 | 2022年12月13日(火) |
公募価格 | 2,950円 |
購入申込期間 | 2022年12/5(月)~12/8(木) |
公募株数 | 360,000株 |
売出し株数 | 385,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 111,700株 |
当選株数合計 | 856,700株 |
想定時価総額 | 120.1億円 |
吸収金額 | 25.2億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
- ※吸収金額は当選株数合計で計算
property technologies(5527)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
濱中 雄大(代表取締役) | 76.42% | 180日間 |
J-GIA1号投資事業有限責任組合 | 18.52% | 180日間 |
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 | 0.75% | |
髙橋 正哉 | 0.64% | 180日間 |
杉浦 潤一 | 0.56% | 180日間 |
田井 昇 | 0.56% | 180日間 |
水野 治 | 0.37% | 180日間 |
松岡 耕平 | 0.37% | 180日間 |
下村 貴之 | 0.37% | |
樋口 勝弘 | 3.29% |
property technologies(5527)の事業内容
画像出典:property technologies
property technologies(5527)の主な事業内容は、中古住宅再生および戸建住宅8KAITRY事業)を行っています。
property technologies(5527)の事業の概況は次のとおりです。
画像出典:property technologies/目論見書
property technologies(5527)の事業の特徴は次のとおりです。
画像出典:property technologies/目論見書
property technologies(5527)の事業系統図は次のとおりです。
画像出典:property technologies/目論見書
property technologies(5527)の業績
property technologies(5527)の業績について。
業績は堅調に推移しています。
画像出典:kabutan
第3四半期時点で売上約26,469百万円、
経常利益は1,413百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
property technologies(5527)の経営指標等の推移は次のとおりです。
画像出典:property technologies/目論見書
property technologies(5527)の上場初日における好材料と悪材料
property technologies(5527)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
property technologies(5527)の上場初日における好材料
業績が好調で、主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
property technologies(5527)の上場初日における悪材料
事業内容が不動産事業といことで、IPOとしてのインパクトに欠けます。
property technologies(5527)の上場初日の初値予想
property technologies(5527)の
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 2,950円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 6,790円 |
気配値の下限価格 | 2,213円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、
上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
小幅な上昇は期待できそう
東証グロース市場への上場で
想定時価総額が120.1億円で、
吸収金額は25.2億円です。
吸収金額は大きいですが公開株数は100万株以下です。
IPO銘柄としてのインパクトには欠けますが、
この日は単独上場なので、それなりに買いが集まりそうです。
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっており、大きな売り圧力もなさそうです。
上場初日の初値は、小幅な上昇は期待できそうです。
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の2,714円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
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property technologies(5527)のIPOセカンダリー投資 まとめ
property technologies(5527)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 事業内容は不動産事業
- 業績は好調に推移
- IPO銘柄としてのインパクトに欠ける
- 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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