(火)に東証グロース市場に上場する「レオス・キャピタルワークス(7330)」。
「レオス・キャピタルワークス(7330)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 1.5 |
上場日程 | 3.5 |
ロックアップ | 5 |
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO詳細
企業名 | レオス・キャピタルワークス株式会社(Rheos Capital Works Inc.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.rheos.jp/ |
銘柄コード | 7330 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 証券・商品 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年4/10(月)~4/14(金) |
仮条件 | 1,100円 ~ 1,300円 |
上場日 | (火) |
公開価格 | 1,300円 |
購入申込期間 | 2023年4/18(火) ~ 4/21(金) |
公募株数 | 357,700株 |
売出し株数 | 2,859,700株 |
OA(オーバーアロットメント) | 482,600株 |
当選株数合計 | 3,700,000株 |
想定時価総額 | 160.8億円 |
吸収金額 | 48.1億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
レオス・キャピタルワークス(7330)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
SBIファイナンシャルサービシーズ(株) | 47.80% | 180日間 |
(株)ISホールディングス | 23.67% | 180日間 |
遠藤 昭二 | 11.07% | 180日間 |
藤野 英人(代表取締役) | 4.19% | 180日間 |
湯浅 光裕 | 3.26% | 180日間 |
遠藤 美樹 | 1.40% | 180日間 |
(株)3A | 1.39% | 180日間 |
五十嵐 毅 | 0.63% | 180日間 |
渡邉 庄太 | 0.55% | 180日間 |
高橋 修 | 0.54% | 180日間 |
レオス・キャピタルワークス(7330)の事業内容
画像出典:レオス・キャピタルワークス
レオス・キャピタルワークス(7330)の主な事業内容は、
投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務を行っています。
画像出典:レオス・キャピタルワークス/目論見書
レオス・キャピタルワークス(7330)の業績
レオス・キャピタルワークス(7330)の業績について。
売上を着実に伸ばしており、業績が堅調です。
画像出典:kabutan
第3四半期時点で売上約7,242百万円、
経常利益は1,195百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
レオス・キャピタルワークス(7330)の業績推移は次の通りです。
画像出典:レオス・キャピタルワークス/目論見書
レオス・キャピタルワークス(7330)の上場初日における好材料と悪材料
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
レオス・キャピタルワークス(7330)の上場初日における好材料
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
レオス・キャピタルワークスが運用している投資信託「ひふみプラス」は人気が高く、知名度が高いのは好材料といえるでしょう。
レオス・キャピタルワークス(7330)の上場初日における悪材料
公開株数が多いです。
レオス・キャピタルワークス(7330)の上場初日の初値予想
好材料や悪材料などを踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
レオス・キャピタルワークス(7330)の、上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,300円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 2,990円 |
気配値の下限価格 | 975円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
多少の上昇(公開価格以上)は期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:160.8億円
- 吸収金額:48.1億円
- 当選株数合計:3,700,000株
レオス・キャピタルワークスが運用している投資信託「ひふみプラス」は人気が高く、純資産額は国内株式型(ETFを除く)の投資信託で最大級です。
IPOとしてもそれなりに注目されそうですが、公開株数が多いです。
初値高騰は厳しいかもしれませんが、公開価格(1,300円)がそれほど高くはないので多少の上昇(公開価格以上)は期待できると思います。
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっているので、初値形成後の売り圧力は低そうです。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,196円
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の1,196円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
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レオス・キャピタルワークス(7330)のIPOセカンダリー投資 まとめ
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上を着実に伸ばしており業績が堅調
- 投資信託「ひふみプラス」は純資産額が国内株式型(ETFを除く)の投資信託で最大級
- 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 公開株数が多い
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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