2021年12月22日(水)に東証マザーズに上場する「リニューアブル・ジャパン(9522)」。
リニューアブル・ジャパン(9522)の事業内容や、上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
リニューアブル・ジャパン(9522)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
業績 | 3 |
公開株数 | 2 |
上場日程 | 1 |
ロックアップ | 4 |
リニューアブル・ジャパン(9522)のIPO詳細
会社名 | リニューアブル・ジャパン株式会社 Renewable Japan Co.,Ltd. |
会社ホームページ | https://www.rn-j.com |
銘柄コード | 9522 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 12月22日(水) |
公募価格 | 1,800円 |
公募株数 | 2,600,000株 |
売出し株数 | 1,971,000 |
OA(オーバーアロットメント) | 685,600株 |
当選株数合計 | 5,256,600株 |
想定時価総額 | 488.7億円 |
吸収金額 | 90.4億円 |
リニューアブル・ジャパン(9522)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
(株)H&Tコーポレーション | 37.87% | 180日間 |
東急不動産(株) | 14.59% | 180日間 |
Shanghai Alliance Financial Services Co.,Ltd. | 9.08% | 180日間 |
ENEOS(株) | 7.83% | 180日間 |
関西電力(株) | 7.83% | |
ヤン パン | 4.08% | 180日間 |
眞邉 勝仁 | 3.95% | 180日間 |
JAICソーラー投資事業有限責任組合 | 1.78% | 180日間(1.5倍) |
JA三井リース(株) | 0.89% | 180日間 |
(株)あおぞら銀行 | 0.89% | 180日間 |
リニューアブル・ジャパン(9522)の事業内容
画像出典:リニューアブル・ジャパン
リニューアブル・ジャパン(9522)の主な事業内容は、再生可能エネルギー発電所開発・運営事業です。
太陽光発電を中心に、風力発電・水力発電など、再生可能エネルギー発電所の開発、発電、運営・管理(アセットマネジメント / O&M)などを行なっています。
リニューアブル・ジャパン(9522)の業績
リニューアブル・ジャパン(9522)の業績について。
直近の業績は伸びていますが、利益に関しては頭打ち感があります。
業績に関しては可もなく不可もなくという感じでしょうか。
画像出典:kabutan
画像出典:kabutan
リニューアブル・ジャパン(9522)の上場初日における好材料と悪材料
リニューアブル・ジャパン(9522)のIPOセカンダリー投資戦略を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
リニューアブル・ジャパン(9522)の上場初日における好材料
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
再生可能エネルギー関連ということで、IPOのテーマとしてはそれなりに注目されると思います。
リニューアブル・ジャパン(9522)の上場初日における悪材料
公開株数が多く、12月はIPOが集中しており、リニューアブル・ジャパン(9522)が上場する12月22日(水)は6社上場予定で、資金分散しやすく上場日程的には最悪です。
一部の株主は公募価格の1.5倍でロックアップが解除されます。
リニューアブル・ジャパン(9522)の上場初日の初値予想
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
マザーズ上場で再生可能エネルギー関連ということで、それなりに注目されそうです。
しかし公開株数が多く、さすがにIPO銘柄が6社も同日に上場するとなれば資金分散するので、初値は上昇は難しいと思います。
上場初日の初値は公募価格の1,800円前後ではないかと予想します。
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の1,663円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
リニューアブル・ジャパン(9522)のIPOセカンダリー投資を考察
再生可能エネルギー関連ということで、リニューアブル・ジャパン(9522)に注目している人もいるでしょう。
この日はIPO銘柄が6社同日上場ということで、資金分散すること間違いなしです。
その分、初値も低くなりそうなので、リニューアブル・ジャパン(9522)に投資したいと思っている人には好都合になるかもしれません。
公開株数が多く、初値がついてからも上値が重たくなりそうので、買うタイミングが難しそうです。
いずれにしてもこの日のIPO銘柄は6社も上場するので、事前に投資する銘柄を決めてから投資するようにしましょう。
リニューアブル・ジャパン(9522)のIPOセカンダリー投資 まとめ
リニューアブル・ジャパン(9522)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 再生可能エネルギー関連銘柄
- 公開株数が多く初値高騰の可能性は低い
- 主要な大株主には180日のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証マザーズ
最後まで読んでいただきありがとうございました。