【IPOセカンダリー投資】三和油化工業(4125) 株式上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】三和油化工業(4125) 株式上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】三和油化工業(4125) 株式上場初日の初値予想

2021年12月23日(木)に東証JASDAQ(スタンダード)に上場する「三和油化工業(4125)」。

三和油化工業(4125)の事業内容や、上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

三和油化工業(4125)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3
業績 3
公開株数 3
上場日程 1
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:15/25

三和油化工業(4125)のIPO詳細

会社名 三和油化工業株式会社
会社ホームページ https://www.sanwayuka.co.jp
銘柄コード 4125
市場 東証JASDAQ(スタンダード)
上場日 12月23日(木)
公募価格 3,500円
公募株数 880,000株
売出し株数 0
OA(オーバーアロットメント) 132,000株
当選株数合計 1,012,000株
想定時価総額 129.9億円
吸収金額 30.7億円

三和油化工業(4125)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
(有)エムエムエス 20.55% 90日間
柳 忍 14.68% 90日間
柳 均 14.68% 90日間
柳 至 11.74% 90日間
三和油化社員持株会 11.63% 180日間
豊田通商(株) 9.86% 90日間
碧海信用金庫 4.93% 90日間
(株)十六銀行 4.70% 90日間
南海化学(株) 1.35% 90日間
内田 清志 1.06% 90日間

三和油化工業(4125)の事業内容

三和油化工業(4125)の事業内容
画像出典:三和油化工業

三和油化工業(4125)の主な事業内容は、化学品及び油剤製品を製造・販売する事業の他、それらの使用後の産業廃棄物を収集し、中間処分並びに再資源化する事業です。

三和油化工業は、「環境ニーズを創造する」をテーマに事業展開しており、廃棄物からの資源有効利用と環境にやさしい製品づくりをする化学企業を目指しています。

三和油化工業(4125)の業績

三和油化工業(4125)の業績について。

売上が頭打ちになって来ており、業績の成長性が期待しづらい感じに見えます。

三和油化工業(4125)の業績
画像出典:kabutan

三和油化工業(4125)の業績
画像出典:kabutan

三和油化工業(4125)株の上場初日における好材料と悪材料

三和油化工業(4125)のIPOセカンダリー投資戦略を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

三和油化工業(4125)の上場初日における好材料

主要な株主にはしっかりロックアップがかかっています。

売り出しがオーバーアロットメントの132,000株のみというのは好材料といえそうです。

三和油化工業(4125)の上場初日における悪材料

12月はIPOが集中しており、三和油化工業(4125)が上場する12月23日(木)は4社上場予定で、資金分散しやすく上場日程的には最悪です。

ジャスダックへの上場で、公開株数も100万株を超えているので重たさを感じます。

三和油化工業(4125)の上場初日の初値予想

好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

IPOラッシュも佳境に入り、この日はIPO銘柄が4社も同日に上場するので資金分散が避けられません。

ジャスダックへの上場で公開株数が100万株を超えている点を考えると、初値上昇は難しいと思います。

相対的に見て上場初日の初値は、公募価格(3,500円)を上回れば良しといえるのではないかと思います。

初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の3,220円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

三和油化工業(4125)のIPOセカンダリー投資を考察

事業内容的にはSDGs関連銘柄ともいえそうですが、12月のIPOラッシュの中では注目度も低く、IPO銘柄としての魅力に欠けます。

IPO銘柄にとっては、将来的な成長期待が株価上昇の最も重要なファクターになりますが、業績の推移を見ても成長性を期待しづらいと言わざるを得ません。

JASDAQ(スタンダード)への上場で公開株数もそれなりに多いので、IPOセカンダリー投資という観点で見れば、積極的には買いづらい銘柄だと思います。

三和油化工業(4125)のIPOセカンダリー投資 まとめ

三和油化工業(4125)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • SDGs関連ともいえるがIPO銘柄としの魅力に欠ける
  • 公開株数はそれなりに多い
  • 主要な株主にはしっかりロックアップがかかっている
  • 上場市場は東証JASDAQ(スタンダード)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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