【IPOセカンダリー投資】笹徳印刷(3958) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】笹徳印刷(3958) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】笹徳印刷(3958) 上場初日の初値予想

SBI証券[旧イー・トレード証券]

(金)に東証スタンダード市場に上場する「笹徳印刷(3958)」。

「笹徳印刷(3958)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

笹徳印刷(3958)のIPOセカンダリー評価

事業内容 1
業績 2.5
公開株数 2
上場日程 3
ロックアップ 3
IPOセカンダリー評価:11.5/25

笹徳印刷(3958)のIPO詳細

企業名 笹徳印刷株式会社(Sasatoku Printing Co.,Ltd.)
企業ホームページ https://www.sasatoku.co.jp/
銘柄コード 3958
市場 東証スタンダード
業種 パルプ・紙
主幹事
  • 東海東京証券
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年9/6(水)~9/12(火)
仮条件 580円 ~ 600円
上場日 (金)
公開価格 600円
購入申込期間 2023年9/14(木)~9/20(水)
公募株数 500,000株
売出し株数 1,253,900株
OA(オーバーアロットメント) 263,000株
当選株数合計 2,016,900株
想定時価総額 37.1億円
吸収金額 12.1億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

笹徳印刷(3958)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
王子マテリア(株) 28.02% 180日
すぐるラボ(株) 12.41% 180日
国際紙パルプ商事(株) 9.89% 180日
杉山 妙子 6.20% 180日
笹徳印刷グループ従業員持株会 5.38%
杉山 昭作 3.88%
DIC(株) 3.76%
杉山 卓繁 3.66% 180日
杉山 昌樹(代表取締役) 3.51% 180日
(有)聡明 3.15% 180日

笹徳印刷(3958)の事業内容

笹徳印刷(3958)の事業内容画像出典:笹徳印刷

笹徳印刷(3958)の主な事業内容は、紙類および包装資材の製版、印刷、加工ならびに販売。出版物ならびに宣伝広告媒体などの企画、編集、製作、販売。情報サービス事業ならびにソフトウェアの企画、開発、製作、編集および販売を行っています。

笹徳印刷(3958)の事業の概況は以下の通りです。

笹徳印刷(3958)の事業の概況画像出典:笹徳印刷/目論見書

笹徳印刷(3958)グループの強みは以下の通りです。

笹徳印刷(3958)グループの強み画像出典:笹徳印刷/目論見書

笹徳印刷(3958)の今後の取組は以下の通りです。

笹徳印刷(3958)の今後の取組画像出典:笹徳印刷/目論見書

笹徳印刷(3958)の業績

笹徳印刷(3958)の業績について。

笹徳印刷(3958)の業績画像出典:kabutan

売上が伸び悩み気味で、業績は横ばいといった感じです。

第3四半期時点で売上約9,984百万円、経常利益は544百万円を達成しています。

笹徳印刷(3958)の業績(第3四半期時点)画像出典:kabutan

笹徳印刷(3958)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。

笹徳印刷(3958)の主要な経営指標等の推移笹徳印刷(3958)の主要な経営指標等の推移画像出典:笹徳印刷/目論見書

笹徳印刷(3958)の上場初日における好材料と悪材料

笹徳印刷(3958)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

笹徳印刷(3958)の上場初日における好材料

購入単価が低いIPO(1,000円以下)は初値が上昇しやすい傾向にあります。

売り圧力となりそうな、持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっています。

笹徳印刷(3958)の上場初日における悪材料

事業内容に目新しさがなく、業績の成長性も不透明な印象を受けます。

東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。

上場同日には「ファーストアカウンティング(5588)」も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

笹徳印刷(3958)の上場初日の初値予想

笹徳印刷(3958)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。

【笹徳印刷(3958) 初値決定前の気配値】
公募価格 600円
気配値の上限価格 1,380円
気配値の下限価格 450円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

初値は公開価格前後か

笹徳印刷(3958)
  • 上場市場:東証スタンダード
  • 想定時価総額:37.1億円
  • 吸収金額:12.1億円
  • 当選株数合計:2,016,900株

事業内容に目新しさがなく、上場市場は東証スタンダード。

業績もほぼ横ばいで、将来的な成長がイメージしづらい印象を受けます。

これといった好材料に乏しく、同日上場の「ファーストアカウンティング(5588)」に比べると見劣り感が否めません。

購入単価が低い(1,000円以下)ので、多少の買いは集まるかもしれませんが、上場初日の初値は公開価格前後になるように思います。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は552円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の552円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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笹徳印刷(3958)のIPOセカンダリー投資 まとめ

笹徳印刷(3958)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上が伸び悩んでおり業績は横ばい
  • 事業内容に目新しさがない
  • 購入単価が低い(1,000円以下)
  • 持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 上場市場は東証スタンダード

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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