(水)に東証スタンダード市場に上場する「住信SBIネット銀行(7163) 」。
「住信SBIネット銀行(7163)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
住信SBIネット銀行(7163)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 1 |
上場日程 | 2.5 |
ロックアップ | 5 |
住信SBIネット銀行(7163)のIPO詳細
企業名 | 住信SBIネット銀行 株式会社(SBI Sumishin Net Bank, Ltd.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.netbk.co.jp/contents/ |
銘柄コード | 7163 |
市場 | 東証スタンダード |
業種 | 銀行業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年3/14(火)~3/17(金) |
仮条件 | 1,200円 ~ 1,260円 |
上場日 | (水) |
公開価格 | 1,200円 |
購入申込期間 | 2023年3/22(水)~3/27(月) |
公募株数 | 0株 |
売出し株数 | 41,468,400株 |
OA(オーバーアロットメント) | 6,220,200株 |
当選株数合計 | 47,688,600株 |
想定時価総額 | 1,809億円 |
吸収金額 | 577.2億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
住信SBIネット銀行(7163)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
三井住友信託銀行(株) | 50.00% | 180日間 |
SBIホールディングス(株) | 50.00% | 180日間 |
住信SBIネット銀行(7163)の事業内容
画像出典:住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行(7163)の主な事業内容は、インターネット専業銀行を行っています。
住信SBIネット銀行(7163)のデジタルバンク事業は次の通りです。
画像出典:住信SBIネット銀行/目論見書
住信SBIネット銀行(7163)のBaaS事業は次の通りです。
画像出典:住信SBIネット銀行/目論見書
住信SBIネット銀行(7163)の子会社とのシナジーは次の通りです。
画像出典:住信SBIネット銀行/目論見書
住信SBIネット銀行(7163)の業績
住信SBIネット銀行(7163)の業績について。
売上は順調に伸ばしており、業績が堅調です。
画像出典:kabutan
第3四半期時点で売上約71,139百万円、
経常利益は21,807百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
住信SBIネット銀行(7163)の経営指標等の推移(単独)は次の通りです。
画像出典:住信SBIネット銀行/目論見書
住信SBIネット銀行(7163)の経営指標等の推移(連結)は次の通りです。
画像出典:住信SBIネット銀行/目論見書
住信SBIネット銀行(7163)の上場初日における好材料と悪材料
住信SBIネット銀行(7163)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
住信SBIネット銀行(7163)の上場初日における好材料
業績が好調で、大株主には180日間のロックアップがかかっています。
知名度が高く、インターネット専業銀行としては初のIPOとなるので、注目度が高いのも好材料といえるでしょう。
住信SBIネット銀行(7163)の上場初日における悪材料
吸収金額が非常に大きく、IPOでは人気が低いスタンダード市場への上場です。
この日は2社が上場予定なので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。
※ノイルイミューン・バイオテック(4893)は上場中止が発表されました。3/20追記
住信SBIネット銀行(7163)の上場初日の初値予想
住信SBIネット銀行(7163)の
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,200円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 2,760円 |
気配値の下限価格 | 900円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、
上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
公募割れしなければ良し
東証スタンダード市場への上場で
想定時価総額が1,809億円で、
吸収金額は577.2億円の大型IPOです。
インターネット専業銀行としては初のIPOとなり、注目が集まりそうです。
公募株は0で、公開株の全てが既存株主の売り出しになります。
公開株数が非常に多く、上場スケジュールもネックです。
住信SBIネット銀行(7163)が上場するこの日は、「AnyMind Group(5027)」も上場予定です。
ネット銀行といえば、楽天銀行と住信SBIネット銀行といえるくらい知名度は抜群ですが、さすがにこの規模になると初値高騰は厳しく、公募割れしなければ良しという感じでしょうか。
配当実績もなく、配当目的の買いも入りづらいので公募割れリスクが高いかもしれません。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
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住信SBIネット銀行(7163)のIPOセカンダリー投資 まとめ
住信SBIネット銀行(7163)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上を順調に伸ばしており業績が堅調
- インターネット専業銀行としては初のIPO
- 公開株数が非常に多い
- 公開株の全てが既存株主の売り出し
- 大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証スタンダード
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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