【IPOセカンダリー投資】SHINKO(シンコー)7120 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】SHINKO(シンコー)7120 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】SHINKO(シンコー)7120 上場初日の初値予想

松井証券

(水)に東証スタンダード市場に上場する「SHINKO(シンコー)7120」。

「SHINKO(7120)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

SHINKO(7120)のIPOセカンダリー評価

事業内容 2
業績 3.5
公開株数 3
上場日程 4
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:17.5/25

SHINKO(7120)のIPO詳細

企業名 株式会社SHINKO(SHINKO Inc.)
企業ホームページ https://www.kk-shinko.com/
銘柄コード 7120
市場 東証スタンダード
業種 卸売業
主幹事
  • 大和証券
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年3/6(月)~3/10(金)
仮条件 2,060円 ~ 2,200円
上場日 (水)
公開価格 2,200円
購入申込期間 2023年3/14(火)~3/17(金)
公募株数 80,000株
売出し株数 794,000株
OA(オーバーアロットメント) 131,100株
当選株数合計 1,005,100株
想定時価総額 39.46億円
吸収金額 22.1億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

SHINKO(7120)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
(株)ヒューマンサービス 63.63% 180日間
PHC(株) 16.88% 180日間
(代表取締役)福留 泰蔵 6.39% 180日間
エヌ・デーソフトウェア(株) 4.33% 180日間
SHINKO従業員持株会 3.42% 180日間
佐山 龍一 1.03% 180日間
高坂 喜一 0.51% 180日間
石田 英章 0.51% 180日間
菊池 薫 0.51% 180日間
佐藤 秀樹 0.51% 180日間

SHINKO(7120)の事業内容

SHINKO(7120)の事業内容画像出典:SHINKO

SHINKO(7120)の主な事業内容は、

IT機器などの保守・販売および人材派遣を行っています。

SHINKO(7120)の事業内容SHINKO(7120)の事業内容画像出典:SHINKO/目論見書

SHINKO(7120)の業績

SHINKO(7120)の業績について。

売上は頭打ち感が見られますが、業績は安定して黒字を継続しています。

SHINKO(7120)の業績画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約10,721百万円、

経常利益は520百万円を達成しています。

SHINKO(7120)の業績(第3四半期時点)画像出典:kabutan

SHINKO(7120)の経営指標等の推移は次の通りです。

SHINKO(7120)の経営指標等の推移SHINKO(7120)の経営指標等の推移画像出典:SHINKO/目論見書

SHINKO(7120)の上場初日における好材料と悪材料

SHINKO(7120)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

SHINKO(7120)の上場初日における好材料

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。

SHINKO(7120)の上場初日における悪材料

売出し比率が高く、事業内容的にも目新しさを感じません。

東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。

SHINKO(7120)の上場初日の初値予想

SHINKO(7120)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【SHINKO(7120)初値決定前の気配値】
公募価格 2,200円
気配値の上限価格 5,060円
気配値の下限価格 1,650円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

小幅な上昇(公開価格以上)にとどまりそう

東証スタンダード市場への上場で

想定時価総額が39.46億円で、

吸収金額は22.1億円です。

約一ヶ月ぶりのIPOですが、3月末はIPOラッシュとなります。

SHINKO(7120)が上場する日は単独上場ですが、後から続々上場するIPO銘柄との比較から敬遠されることもあるでしょう。

事業内容的にも目新しさがなく、成長性がイメージしづらいということもあり、IPO銘柄としては地味な印象が否めません。

久々のIPOとはいえ、初値が高騰するまでの需要は見込めないように感じます。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっており、初値形成後の大きな売り圧力は低そうです。

上場初日の初値高騰は厳しいかもしれませんが、小幅な上昇なら期待できそうです。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は2,024円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の2,024円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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SHINKO(7120)のIPOセカンダリー投資 まとめ

SHINKO(7120)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上は停滞気味だが業績は安定的に黒字を継続
  • IPO銘柄としては地味な印象
  • 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 上場市場は東証スタンダード

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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