【IPOセカンダリー投資】スタジアム(9157)上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】スタジアム(9157)上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】スタジアム(9157)上場初日の初値予想

松井証券

スタジアム(9157)は上場中止となりました。2023/4/21追記

(水)に東証グロース市場に上場する「スタジアム(9157)」。

「スタジアム(9157)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

スタジアム(9157)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3.5
業績 2.5
公開株数 5
上場日程 3
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:19/25

スタジアム(9157)のIPO詳細

企業名 株式会社スタジアム(STADIUM Co.,Ltd.)
企業ホームページ https://stadium.co.jp/
銘柄コード 9157
市場 東証グロース
業種 サービス業
主幹事
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年4/10(月)~4/14(金)
仮条件 2,370円 ~ 2,570円
上場日 (水)
公開価格 2,570円
購入申込期間 2023年4/18(火) ~ 4/21(金)
公募株数 100,000株
売出し株数 50,800株
OA(オーバーアロットメント) 22,600株
当選株数合計 173,400株
想定時価総額 25.8億円
吸収金額 4.4億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

スタジアム(9157)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
太田 靖宏(代表取締役) 32.05% 180日間
ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合 17.19% 90日間
1.5倍
(株)ファミリースタジアム 10.10% 180日間
児玉 尚彦 5.05% 180日間
ドコモ・イノベーションファンド2号投資事業有限責任組合 4.46% 90日間
1.5倍
GMO GFF投資事業有限責任組合 3.61% 90日間
1.5倍間
合同会社RSPファンド6号 3.61% 90日間
1.5倍
間渕 紀彦 3.24% 180日間
ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合 3.08% 90日間
1.5倍
石川 兼 2.23% 180日間

スタジアム(9157)の事業内容

スタジアム(9157)の事業内容画像出典:スタジアム

スタジアム(9157)の主な事業内容は、

営業支援・ビジネスプロセスアウトソーシングサービスの提供、Web面接システム「インタビューメーカー」の開発・提供などを行っています。

スタジアム(9157)の事業内容スタジアム(9157)の事業内容画像出典:スタジアム/目論見書

スタジアム(9157)の業績

スタジアム(9157)の業績について。

赤字が続いていますが売上が右肩上がりで伸びており、今期は黒字化が期待できそうです。

スタジアム(9157)の業績画像出典:kabutan

第2四半期時点で売上約1,192百万円、

経常利益は198百万円を達成しています。

スタジアム(9157)の業績(第2四半期時点)画像出典:kabutan

スタジアム(9157)の業績等の推移は次の通りです。

スタジアム(9157)の業績等の推移スタジアム(9157)の主な経営指標の推移画像出典:スタジアム/目論見書

スタジアム(9157)の上場初日における好材料と悪材料

スタジアム(9157)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

スタジアム(9157)の上場初日における好材料

公開株数が非常に少ないので需給が絞られています。

スタジアム(9157)の上場初日における悪材料

主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で解除されます。

この日は2社が上場予定なので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

スタジアム(9157)の上場初日の初値予想

好材料や悪材料などを踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

スタジアム(9157)の上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【スタジアム(9157) 初値決定前の気配値】
公募価格 2,570円
気配値の上限価格 5,920円
気配値の下限価格 1,928円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう

スタジアム(9157)
  • 上場市場:東証グロース
  • 想定時価総額:25.8億円
  • 吸収金額:4.4億円
  • 当選株数合計:173,400株

主要な大株主(VC)のロックアップが緩い(1.5倍で解除)ものの、公開株数が非常に少ないIPOです。

この日はRidge-i(5572)も上場予定で資金分散しやすいのは否めませんが、公開株数が少ないので需給が絞られています。

この公開株数なら初値は上昇(公開価格以上)が期待できると思います。

大株主(VC)のロックアップが緩い(1.5倍で解除)ので、初値形成後の売り圧力は要警戒といった感じでしょうか。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は2,364.40円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の2,364.40あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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スタジアム(9157)のIPOセカンダリー投資 まとめ

スタジアム(9157)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上が右肩上がりで伸びており今期は黒字化が期待できそう
  • 主要な大株主(VC)のロックアップが緩い(1.5倍で解除)
  • 公開株数が非常に少ない
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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