【IPOセカンダリー投資】サンクゼール(2937) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】サンクゼール(2937) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】サンクゼール(2937) 上場初日の初値予想

(水)に東証グロース市場に上場する「サンクゼール(2937)」。

「サンクゼール(2937)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

サンクゼール(2937)のIPOセカンダリー評価

事業内容 2
業績 3.5
公開株数 1.5
上場日程 2
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:14/25

サンクゼール(2937)のIPO詳細

企業名 株式会社 サンクゼール(St.Cousair CO.,LTD.)
企業ホームページ https://www.stcousair.co.jp/
銘柄コード 2937
市場 東証グロース
業種 食料品
主幹事
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2022年12/6(火)~12/12(月)
仮条件 1,600円 ~ 1,800円
上場日 (水)
公募価格 1,800円
購入申込期間 2022年12/14(水)~12/19(月)
公募株数 1,200,000株
売出し株数 1,410,000株
OA(オーバーアロットメント) 391,500株
当選株数合計 3,001,500株
想定時価総額 159億円
吸収金額 54億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

サンクゼール(2937)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
久世 良三(代表取締役会長) 29.33% 180日間
(株)Joseph’s Arrows Trust 16.38% 180日間
久世 良太(代表取締役社長) 14.66% 180日間
久世 直樹 12.22% 180日間
ABRAHAM’S WAY FOUNDATION, LLC 10.26% 180日間
久世 まゆみ 6.35% 180日間
サンクゼールパートナー持株会 4.15% 180日間
山田 保和 0.29% 90日間
河原 誠一 0.24% 180日間
神田 秀仁 0.20% 180日間

サンクゼール(2937)の事業内容

サンクゼール(2937)の事業内容画像出典:サンクゼール

サンクゼール(2937)の主な事業内容は、

久世福商店などの自社ブランドを中心とした加工食品を直営、FC、ホールセール、EC及びグローバルの複数の販売チャネルを通して販売する食品製造販売業を行っています。

サンクゼール(2937)の主な事業内容画像出典:サンクゼール/目論見書

サンクゼール(2937)の強みと特徴は次の通りです。

サンクゼールの強みと特徴画像出典:サンクゼール/目論見書

サンクゼール(2937)の成長戦略は次の通りです。

サンクゼール(2937)の成長戦略画像出典:サンクゼール/目論見書

サンクゼール(2937)の業績

サンクゼール(2937)の業績について。

売上高を着実に伸ばしており、業績が堅調です。

サンクゼール(2937)の業績画像出典:kabutan

第2四半期時点で売上約8,127百万円、

経常利益は684百万円を達成しています。

サンクゼール(2937)の業績(第2四半期時点)画像出典:kabutan

サンクゼール(2937)経営指標等の推移(連結)は次の通りです。

サンクゼール(2937)経営指標等の推移
サンクゼール(2937)経営指標等の推移画像出典:サンクゼール/目論見書

サンクゼール(2937)経営指標等の推移(単独)は次の通りです。

サンクゼール(2937)経営指標等の推移(単独)画像出典:サンクゼール/目論見書

サンクゼール(2937)の上場初日における好材料と悪材料

サンクゼール(2937)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

サンクゼール(2937)の上場初日における好材料

業績が堅調で主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。

自社ブランドの「久世福商店」は人気の小売店で、知名度が高いのも好材料と言えるでしょう。

サンクゼール(2937)の上場初日における悪材料

公開株数が多く、IPOでは不人気の事業内容です。

この日はアイズ(5242)とnote(5243)も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

サンクゼール(2937)の上場初日の初値予想

サンクゼール(2937)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【サンクゼール(2937)初値決定前の気配値】
公募価格 1,800円
気配値の上限価格 4,140円
気配値の下限価格 1,350円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

上場初日の初値は公開価格前後に落ち着くか

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が159億円で、

吸収金額は54億円です。

吸収金額が大きく公開株数は300万株を超えており、12月のIPOラッシュ真っ只中で、この日は3社が同日上場です。

業績が好調で自社ブランドの「久世福商店」は人気ですが、IPOでは不人気の業種です。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっており、初値形成後の大きな売り圧力は低そうですが、マイナス要素が目立ちます。

上場初日の初値は高騰の期待が薄く、公開価格前後になるのではないかと思います。

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,656円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

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サンクゼール(2937)のIPOセカンダリー投資 まとめ

サンクゼール(2937)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上高を直実に伸ばしており業績が堅調
  • 自社ブランドは人気が高いがIPOでは不人気の業種
  • 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 吸収金額が大きく公開株数が多い
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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