(木)に東証グロース市場に上場する「テクノロジーズ(5248)」。
「テクノロジーズ(5248)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
テクノロジーズ(5248)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 4 |
---|---|
業績 | 4 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 5 |
ロックアップ | 5 |
テクノロジーズ(5248)のIPO詳細
企業名 | 株式会社テクノロジーズ(TECHNOLOGIES,Inc.) |
---|---|
企業ホームページ | https://technologies-group.co.jp/ |
銘柄コード | 5248 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年1/11(水)~1/17(火) |
仮条件 | 900円 ~ 1,000円 |
上場日 | (木) |
公募価格 | 1,000円 |
購入申込期間 | 2023年1/19(木)~1/24(火) |
公募株数 | 300,000株 |
売出し株数 | 400,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 105,000株 |
当選株数合計 | 805,000株 |
想定時価総額 | 27.15億円 |
吸収金額 | 8億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
テクノロジーズ(5248)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
良原 広樹(代表取締役) | 60.01% | 180日間 |
石原 慎也 | 13.16% | 180日間 |
伊藤 繁三 | 9.59% | 90日間 |
畠山 学 | 9.47% | 180日間 |
(株)エコ革 | 6.41% | 180日間 |
宮内 駿 | 1.36% |
テクノロジーズ(5248)の事業内容
画像出典:テクノロジーズ
テクノロジーズ(5248)の主な事業内容は、
映像ソフトウェア制作、AIなどデジタル技術に関連したシステム開発、人材派遣会社向け業務管理システムの提供を行っています。
画像出典:テクノロジーズ/目論見書
SaaS事業の概要は次の通りです。
画像出典:テクノロジーズ/目論見書
テクノロジーズのビジネスモデルは次の通りです。
画像出典:テクノロジーズ/目論見書
テクノロジーズ(5248)の業績
テクノロジーズ(5248)の業績について。
2021年に売上が急拡大しており、黒字化を達成しています。
画像出典:kabutan
第3四半期時点で売上約780百万円、
経常利益は115百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
テクノロジーズ(5248)の経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:テクノロジーズ/目論見書
テクノロジーズ(5248)の上場初日における好材料と悪材料
テクノロジーズ(5248)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
テクノロジーズ(5248)の上場初日における好材料
主要な大株主には180日間と90日間のロックアップがかかっています。
SaaS事業はIPOで人気化しやすく、想定価格が低い(1,000円以下)のも上場初日においては好材料と言えます
テクノロジーズ(5248)の上場初日における悪材料
上場初日における悪材料は、特にありません。
テクノロジーズ(5248)の上場初日の初値予想
テクノロジーズ(5248)の
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,000円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 2,300円 |
気配値の下限価格 | 750円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、
上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう
東証グロース市場への上場で
想定時価総額が27.15億円で、
吸収金額は8億円です。
2023年最初のIPOで、公募価格が低めのIPOです。
事業内容もSaaS事業はIPOで人気化しやすく、この日は単独の上場で需給が絞られています。
主要な大株主には期間でロックアップがかかっており、ロックアップ条項がない既存株主(宮内駿氏)は全株を売出すので、初値形成後の大きな売り圧力は低そうです。
2023年最初のIPOということもあり、ご祝儀相場的な盛り上がりにもなりやすいと思われます。
上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できると予想します。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
IPO投資は資金がどれくらい必要かと考える人は多いと思います。 IPOの抽選方法などは証券会社によってさまざまですが、実は資金不要でIPOの抽選に参加できる証券会社があります。 この記事では、IPOに資金不要で参加できる証券会社[…]
テクノロジーズ(5248)のIPOセカンダリー投資 まとめ
テクノロジーズ(5248)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 2023年最初のIPO
- IPOでは人気化しやすいSaaS事業
- 主要な大株主には180日間と90日間のロックアップがかかっている
- 公募価格が低い(1,000円)
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
IPO投資は投資経験などに関係なく、当選すれば誰でも利益が出やすいので人気があります。 この記事ではIPO投資に限定して、主な証券会社の比較をしてみます。 比較する証券会社は次の通りです 比較対象の証券会社 S[…]