2021年12月22日(水)に東証マザーズに上場する「THECOO(ザクー)4255」。
THECOO(ザクー)4255の事業内容や、上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
THECOO(4255)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
業績 | 2.5 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 1 |
ロックアップ | 2 |
THECOO(4255)のIPO詳細
会社名 | THECOO株式会社 |
会社ホームページ | https://thecoo.co.jp |
銘柄コード | 4255 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 12月22日(水) |
公募価格 | 7,200円 |
公募株数 | 200,000株 |
売出し株数 | 300,700 |
OA(オーバーアロットメント) | 75,100株 |
当選株数合計 | 575,800株 |
想定時価総額 | 145.1億円 |
吸収金額 | 41.3億円 |
THECOO(4255)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
(株)ハイアンドドライ | 20.96% | 180日間 |
YJ2号投資事業組合 | 9.25% | 180日間(1.5倍) |
平良 真人 | 7.11% | 180日間 |
NVCC8号投資事業有限責任組合 | 5.89% | 180日間(1.5倍) |
武井 哲也 | 5.10% | 180日間 |
NVCC7号投資事業有限責任組合 | 5.00% | 180日間(1.5倍) |
D4V1号投資事業有限責任組合 | 4.52% | 180日間(1.5倍) |
原田 潤 | 4.50% | 継続保有 |
HSアセットマネジメント(株) | 3.56% | 180日間 |
DX Ventures(株) | 3.56% | 180日間 |
THECOO(4255)の事業内容
画像出典:THECOO
THECOO(4255)の主な事業内容は、ファンコミュニティプラットフォーム運営事業、インフルエンサーマーケティング事業、オンライン広告事業です。
THECOOが運営しているファンプラットフォーム事業では、ファンとアーティストやインフルエンサーをマッチングさせる「Fanicon」というプラットフォームを運営しています。
ライブ配信やグッズの販売など、Faniconはサブスクリプションモデルで提供されており、有料課金ユーザー数も順調に伸ばしています。
YouTuberやInstagrammerを活用したインフルエンサーマーケティング支援や、リスティング広告をはじめとするオンラインマーケティング支援なども行なっています。
画像出典:THECOO
THECOO(4255)の業績
THECOO(4255)の業績について。
売上は着実に伸ばしていますが、未だ赤字です。
画像出典:kabutan
画像出典:kabutan
THECOO(4255)の上場初日における好材料と悪材料
THECOO(4255)のIPOセカンダリー投資戦略を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
THECOO(4255)の上場初日における好材料
IPOのテーマとしては人気化しやすいです。
公開株数がそれほど多くはないのも好材料といえるでしょう。
網屋(4258)の上場初日における悪材料
12月はIPOが集中しており、THECOO(4255)が上場する12月22日(水)は6社上場予定で、資金分散しやすく上場日程的には最悪です。
複数の大株主(VC)のロックアップが公募価格の1.5倍で解除されます。
THECOO(4255)の上場初日の初値予想
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
IPOのテーマとしてはそれなりに注目を集めそうですが、12月はIPOが集中しており、さすがにIPO銘柄が6社も同日に上場するとなれば資金分散は避けられません。
マザーズ市場が全体的に弱く、IPO銘柄にとっても厳しい地合いとなっています。
初値上昇しづらい状況ですが、公開株数が少なめで公募価格も高めに設定されています。
IPOのテーマとしてもそれなりに注目されると思うので、上場初日の初値は7,500円〜8,000円くらいになるのではないかと予想します。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
THECOO(4255)のIPOセカンダリー投資を考察
この日はIPO銘柄が6社同日上場ということで、資金分散すること間違いなしです。
その分、初値の上昇も抑えられるので、THECOO(4255)に投資したいと思っている人には好都合になるかもしれません。
短期トレードの場合、複数の大株主(VC)のロックアップが公募価格の1.5倍で解除されるので、売り圧力を意識しなくてはなりません。
出来高を保てなければ売り圧力に押されるだけなので、初値をつけてからの状況を見極めるのも難しそうです。
IPOのテーマとしてはそれなりに注目されそうですが、公募価格が高めでハイボラティリティということを考えると、トレードの難易度は高いといえます。
IPO銘柄のトレードに慣れていないうちは、安易に短期トレードしない方がいいかもしれません。
THECOO(4255)のIPOセカンダリー投資 まとめ
THECOO(4255)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- IPOのテーマとしてはそれなりに注目されそう
- IPOの過密上場で初値高騰の可能性は低い
- 公開株数は少なめ
- 売上は伸びているが未だ赤字
- 複数の株主(VC)のロックアップが公募価格の1.5倍で解除される
- 上場市場は東証マザーズ
最後まで読んでいただきありがとうございました。