(水)に東証グロース市場に上場を予定している「バリュークリエーション(9238)」。
「バリュークリエーション(9238)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
バリュークリエーション(9238)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 4 |
公開株数 | 5 |
上場日程 | 5 |
ロックアップ | 3.5 |
バリュークリエーション(9238)のIPO詳細
企業名 | バリュークリエーション株式会社(VALUE CREATION CO.,LTD.) |
---|---|
企業ホームページ | https://value-creation.jp/ |
銘柄コード | 9238 |
市場 | 東証グロース |
業種 | サービス業 |
主幹事 | |
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年11/7(火)~11/13(月) |
仮条件 | 1,610円 ~ 1,790円 |
上場日 | (水) |
公開価格 | 1,790円 |
購入申込期間 | 2023年11/15(水)~11/20(月) |
公募株数 | 105,000株 |
売出し株数 | 198,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 45,400株 |
当選株数合計 | 348,400株 |
想定時価総額 | 19.8億円 |
吸収金額 | 6.2億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
バリュークリエーション(9238)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
合同会社ひまわり | 57.18% | 180日 |
新谷 晃人(代表取締役) | 22.47% | 180日 |
大坂谷 優介 | 3.01% | |
(株)エアトリ | 2.01% | 180日 |
乗冨 健矢 | 1.90% | |
和田 晃一 | 1.67% | |
田中 佑弥 | 1.56% | |
西田 憲司 | 1.50% | 180日 |
かっこ(株) | 1.00% | 180日 |
(株)アンビション・ベンチャーズ | 1.00% | 180日 |
バリュークリエーション(9238)の事業内容
画像出典:バリュークリエーション
バリュークリエーション(9238)の主な事業内容は、マーケティングDX事業、不動産DX事業(住宅解体のマッチングプラッ トフォームの運営)を行っています。
バリュークリエーション(9238)の事業概要は以下の通りです。
画像出典:バリュークリエーション/目論見書
バリュークリエーション(9238)の事業系統図は以下の通りです。
画像出典:バリュークリエーション/目論見書
バリュークリエーション(9238)の業績
バリュークリエーション(9238)の業績について。
売上が右肩上がりで伸びており業績が好調です。
画像出典:kabutan
2024年2月期の第2四半期時点で売上1,468百万円、経常利益118百万円を達成しております。
画像出典:kabutan
バリュークリエーション(9238)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:バリュークリエーション/目論見書
バリュークリエーション(9238)の上場初日における好材料と悪材料
バリュークリエーション(9238)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
バリュークリエーション(9238)の上場初日における好材料
公開株数が少なく需給関係が良好です。
売上が右肩上がりで伸びており業績が好調なのも好材料と言えるでしょう。
バリュークリエーション(9238)の上場初日における悪材料
一部株主のロックアップ条項がありません。
バリュークリエーション(9238)の上場初日の初値予想
バリュークリエーション(9238)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,790円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 4,120円 |
気配値の下限価格 | 1,343円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:19.8億円
- 吸収金額:6.2億円
- 当選株数合計:348,400株
公開株数が少なく需給関係が良好です。
業績も好調で今後の成長も十分期待できそうです。
事業内容的にもそれなりに買いが集まりそうなので、上場初日には初値がつかないかもしれません。
一部株主のロックアップ条項がありませんが、持ち株比率が高い上位2名の株主には180日間のロックアップがかかっています。
上場初日の初値は初値は上昇(公開価格以上)が期待できそうです。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,646.80円
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バリュークリエーション(9238)のIPOセカンダリー投資 まとめ
バリュークリエーション(9238)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上が右肩上がりで伸びており業績が好調
- 公開株数が少なく需給関係が良好
- 公開価格は1,790円
- 一部株主のロックアップ条項がない
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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