いよいよ新型コロナのワクチン接種が始まり、株式市場もウィズコロナ銘柄からアフターコロナ銘柄へ、セクターローテーションが加速しているようです。
そこで今回は、アフターコロナを見据えて株価が上昇している銘柄を紹介します。
航空株
アフターコロナを象徴する銘柄ともいえそうな航空株。
コロナ以前のように、世界を人が行き来するようになるには時間がかかると思いますが、アフターコロナが現実味を帯びてきたことで業績の回復が期待され、航空株の株価が上昇しております。
人気の2大航空株、JALとANAの株価(2021年2月26日時点)は以下の通りです。
日本航空(9201)の株価
画像出典:kabutan
前週比+10.7%
前月比+35.8%
航空業界にとって、待望のアフターコロナの世界が見えてきたとあって、2月に入り日本航空(9201)の株価は大きく上昇しています。
航空株は人気なだけに、業績はともかく今のうちに保有しておきたいという人も多そうです。
2021年2月26日時点での日本航空(9201)の基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:9201
- 業種:空運業
- 時価総額:1兆1,060億円
- 株価:2,530円
- PER:-倍
- PBR:1.09倍
- 信用倍率:4.32倍
ANAホールディングス(9202)の株価
画像出典:kabutan
前週比+5.5%
前月比+15%
日本航空(JAL)と同じく、ANAホールディングス(9202)も2月に入ってから株価の上昇が目覚ましいです。
やはり航空株は人気がありますね。
2021年2月26日時点でのANAホールディングス(9202)の基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:9202
- 業種:空運業
- 時価総額:1兆2,369億円
- 株価:2,554円
- PER:-倍
- PBR:1.14倍
- 信用倍率:5.69倍
JR各社の株
人の移動が制限されて大打撃を受けたJR各社。
いよいよアフターコロナで人の移動が活発になることが期待され、JR各社の株価も一気に上昇してきました。
2021年2月26日時点でのJR各社の株価は以下の通りです。
JR東日本(9020)の株価
画像出典:kabutan
前週比+5.7%
前月比+14%
- 証券コード:9020
- 業種:陸運業
- 時価総額:2兆9,694億円
- 株価:7,857円
- PER:-倍
- PBR:1.06倍
- 信用倍率:4.06倍
JR西日本(9021)の株価
画像出典:kabutan
前週比+5.8%
前月比+17.2%
- 証券コード:9021
- 業種:陸運業
- 時価総額:1兆2,464億円
- 株価:6,514円
- PER:-倍
- PBR:1.34倍
- 信用倍率:2.9倍
JR東海(9022)の株価
画像出典:kabutan
前週比+1.9%
前月比+17.6%
- 証券コード:9022
- 業種:陸運業
- 時価総額:3兆5,865億円
- 株価:17,410円
- PER:-倍
- PBR:0.92倍
- 信用倍率:4.94倍
JR九州(9142)の株価
画像出典:kabutan
前週比+9.9%
前月比+26.3%
- 証券コード:9142
- 業種:陸運業
- 時価総額:4,360億円
- 株価:2,772円
- PER:-倍
- PBR:1.11倍
- 信用倍率:4.99倍
旅行&レジャー関連株
外出自粛期間が長かっただけに、アフターコロナは外出してストレスを発散したいと思う人が多そうです。
旅行やレジャー関連系の株も高騰しています。
エイチ・アイ・エス(9603)の株価
画像出典:kabutan
前週比+15.5%
前月比+41.1%
旅行事業にとどまらず、ホテル事業やテーマパーク事業など、多岐にわたる事業を展開しているHIS(エイチ・アイ・エス)。
アフターコロナで連想されやすい銘柄なだけに、エイチ・アイ・エス(9603)の株価も大きく上昇しています。
2021年2月26日時点でのエイチ・アイ・エスの基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:9603
- 業種:サービス業
- 時価総額:1,738億円
- 株価:2,527円
- PER:-倍
- PBR:2.14倍
- 信用倍率:0.85倍
リゾート・トラスト(4681)の株価
画像出典:kabutan
前週比+7.3%
前月比+24%
会員制リゾートホテルなどの高級ホテルを全国展開しているリゾート・トラスト。
やはりこちらもアフターコロナを見据えて株価が上昇しています。
2021年2月26日時点でのリゾート・トラストの基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:4681
- 業種:サービス業
- 時価総額:1,985億円
- 株価:1,829円
- PER:31.6倍
- PBR:1.46倍
- 信用倍率:1.04倍
オリエンタルランド(4661)の株価
画像出典:kabutan
前週比-0.3%
前月比+9.1%
日本一のテーマパーク「東京ディズニーリゾート」を運営しているオリエンタルランド。
オリエンタルランドの株はコロナ禍でも底堅く、根強い人気がありますが、アフターコロナの追い風を受けて、株価も再び高騰してきました。
2021年2月26日時点でのオリエンタルランドの基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:4661
- 業種:サービス業
- 時価総額:6兆4,882億円
- 株価:17,840円
- PER:-倍
- PBR:7.48倍
- 信用倍率:0.43倍
ラウンドワン(4680)の株価
画像出典:kabutan
前週比+8.5%
前月比+27.8%
身近なところで言うとラウンドワンのような銘柄が物色されているようです。
ラウンドワンは、複合レジャー施設「ROUND1」を運営しており、株価は1月の中頃から上昇が始まっています。
2021年2月26日時点でのラウンドワンの基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:4680
- 業種:サービス業
- 時価総額:1,107億円
- 株価:円1,160
- PER:-倍
- PBR:2.54倍
- 信用倍率:0.96倍
外出準備系?
アフターコロナは、今まで会えなかった人たちと会う機会も多くなりそうです。
“外出=メイク”という連想をする人が多いのか、化粧品を扱っている資生堂(4911)の株価が上昇しています。
まぁ特にアフターコロナ銘柄ということでもないような気がしますが・笑
資生堂(4911)の株価
画像出典:kabutan
前週比-2.8%
前月比+16.6%
2021年2月26日時点での資生堂の基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:4911
- 業種:化学
- 時価総額:3兆1,652億円
- 株価:7,913円
- PER:274倍
- PBR:6.53倍
- 信用倍率:0.3倍
ペントアップ・デマンドが加速
ワクチン接種が始まって、これまで抑制されていた消費行動が活性化する、ペントアップ・デマンド(繰越需要)が加速すると思われます。
アフターコロナは、やはり人の移動が活発になることを前提として、関連銘柄が物色されているようです。
ワクチン接種をきっかけに、米国債の長期金利も上昇していますが、株式市場もセクターローテーションが活発になっているように感じます。
アフターコロナを見据え、ポートフォリオの入れ替えをする人も増えているのでしょうね。
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今後もできるだけ簡単に分かりやすく紹介してみたいと思いますので、よろしければ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。