昨今はNFTが急速に注目されて、さまざまなメディアでも本格的に取り上げられるようになりました。
すでにNFT関連銘柄を物色している人もいると思いますが、NFT投資に興味があるけどNFTのことがよくわからないという人も多いと思います。
そこで今回はNFT(Non-Fungible-Token)のことが分かる、おすすめの本「NFTの教科書」をご紹介します。
この本は次のような方におすすめです。
- NFTに興味がある
- NFTの具体的な活用事例が知りたい
- NFTの買い方や売り方が知りたい
- NFTのゲーム・スポーツなどについて知りたい
- NFTのデジタルアートについて知りたい
- NFTとメタバースの関係について知りたい
- NFTの税務上の取り扱いについて知りたい
この本「NFTの教科書」がおすすめの理由
まずはこの本「NFTの教科書」がおすすめな理由について。
おすすめの理由は次の3つです。
- NFTに関することが幅広く網羅的に説明されている
- NFTの知識がなくてもわかりやすい
- NFTの各分野で活躍するそれぞれの専門家が解説している
NFTに関することが幅広く網羅的に説明されている
簡単に説明すると、NFTとはNon-Fungible-Tokenの略称で、代替不可能=唯一無二の価値を持つトークンという意味です。
ここでいうトークンとは、ブロックチェーン技術を利用して発行したデジタルデータ(暗号資産)を指しています。
この本はNFTにまつわるビジネスや技術から、法律・会計・税務上の取扱などの制度面に至るまで、NFTに関することが幅広く紹介されています。
NFTの技術面など何か一つのテーマに特化するのではなく、NFTを理解する上で必要なことが網羅的に説明されているので、NFTの全体像がつかみやすいです。
NFTの知識がなくてもわかりやすい
NFTのような新しいテクノロジーは、少し難しいと感じる人が多いかもしれません。
この本は画像や図表が多数使用されていて、必要な情報がコンパクトにわかりやすく整理されています。
取引所・ゲーム・アート・スポーツ・音楽・トレーディングカードなど、NFTの具体的な活用事例が個別に取り上げられていてイメージしやすいです。
そもそもNFTって何?っということから、NFTが実社会でどのように活用されているのかということまで、NFTの知識が全くなくてもわかりやすいと思います。
NFTの各分野で活躍するそれぞれの専門家が解説している
この本はNFTの幅広い分野で活躍しているそれぞれの専門家による、オムニバス形式の書籍となっています。
NFTに詳しい著者一人の視点ではなく、各分野の専門家が別々に解説しているというところもこの本のおすすめポイントです。
NFT分野のオールスターともいえる豪華な執筆陣が解説しているので、NFT各分野のリアルな現状を知ることができます。
NFTの教科書
「NFTの教科書」の内容について簡単に触れておきます。
この本は次の3つの章に分かれています。
- 第1章 NFTビジネスの全体像
- 第2章 NFTの法律と会計
- 第3章 NFTの未来
それぞれの章はセクションごとに分かれており、各分野の専門家がわかりやすく具体的に説明されています。
各章の大まかな内容を紹介します。
第1章 NFTビジネスの全体像
第1章では、まず現状のNFTの全体像をつかむことを目的に書かれています。
そもそもNFTとは何かということから、NFTの活用が期待される主要なカテゴリー、代表的な活用事例やテクノロジーについて解説されています。
第1章は13のセクションに分かれていて、各セクションでNFTの具体的な活動分野を個別に取り上げています。
各セクションの大まかな内容は以下の通りです。
- NFTの現状
- そもそもNFTとは何か、なぜいまNFTが注目されているかに解説されています。
- NFTの概況とマーケットプレイス
- 主要なNFTの取引所と買い方や売り方について解説されています。
- NFT×アート
- NFTと親和性が高いアート。NFTとアートが作り出す新たなマーケットについて解説されています。
- NFT×メタバース
- 急速に注目されているメタバースとNFTの関係について解説されています。
- NFT×国内ゲーム
- NFTによって新たな展開を迎えた国内のゲーム市場について解説されています。
- NFT×海外ゲーム
- NFTゲームの世界的先駆者が、NFTゲームの世界的状況について解説されています。
- NFT×スポーツ
- NFTがもたらすスポーツ業界の変革について解説されています。
- NFT×トレーディングカード
- トレーディングカード業界におけるNFTの最前線について解説されています。
- NFT×ファッション
- デジタルファッション領域のNFTの新たな試しみを解説しています。
- NFT×音楽
- 世界中で起きているNFTと音楽の可能性について解説されています。
- NFT×海外発NFT特化型ブロックチェーン
- NFTビジネスを支える技術インフラである、海外発のNFT特化型ブロックチェーンについて解説されています。
- NFT×日本発NFT特化型ブロックチェーン
- 国内のNFTの普及を支える日本発NFT特化型ブロックチェーンの可能性などについて解説されています。
- NFTの技術的課題
- NFT普及のために必要な4つの技術的課題とその解決方法について解説されています。
第2章 NFTの法律と会計
第2章では急速に発展したNFTの分野が、実社会の制度上でどのように扱われるのかについて、それぞれのセクションでわかりやすく解説されています。
第2章は4つのセクションに分かれており、大まかな内容は以下の通りです。
- NFTの法律関係
- NFTの発行(NFT化)とは何か。NFTの保有や移転の法的措置など、NFTの法律関係全般について解説されています。
- NFTと金融規制
- NFTがブロックチェーンを活用していることから問題となりやすい、資金決済法における暗号資産交換業規制に関する解説を中心に、NFTと金融規制について解説されています。
- その他の法的諸問題
- NFTに関するその他の法的な論点のうち、特にブロックチェーンゲームやトレーディングカードサービスで論点になりやすい賭博該当性と景品類規制を取り上げて解説されています。
- NFTの会計と税務
- NFTの保有や取引に関する会計処理の考え方について。税務上の取り扱いはどうなるのかについて解説されています。
第3章 NFTの未来
第3章では、1、2章でまとめてきたNFTの現在地から、どのような未来が見えるのかについて語られています。
NFTという新たなテクノロジーが今後どう進化して、どのような可能性を秘めているのか、NFTの展望を知る上で参考になります。
第3章は4つのセクションに分かれおり、大まかな内容は以下の通りです。
- NFTと無形資産
- 世界経済の新たなトレンド。NFTの無形資産について解説されています。
- NFTと市場づくり
- デジタル市場づくりの先頭バッターに日本はなれるのかについて解説されています。
- 世界とNFT
- 世界的な盛り上がりを見せているNFTの可能性や取り組みについて解説されています。
- NFTの展望
- NFTが可能にしたデジタルデータの資産価値や、NFTが生み出す新たな経済圏などについて解説されています。
NFTの教科書 まとめ
この本は「NFTの教科書」というタイトル通り、NFTについて知りたいと思うことが幅広く網羅的にカバーされています。
NFT(非代替性トークン)とは何かということから始まり、具体的なNFTの活用事例などがセクションごとにわかりやすくまとめられているので読みやすいです。
NFTの知識が全くなくてもNFTの全体像がイメージしやすく、NFTの総合的なテキストブックとして、NFTに興味がある全ての人におすすめの本です。
NFTが急速に注目され始めたことにより、今後もNFT関連の本がどんどん出てくると思いますが、今のところNFT関連の本では1番わかりやすいと思います。
NFTって何?っていう人でも、とりあえずこの本を読めばNFTの全体像がつかめると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。