(木)に東証スタンダード市場に上場を予定している「アズパートナーズ(160A)」。
「アズパートナーズ(160A)」の事業内容や上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
※アズパートナーズ(160A)の上場日程に関しては、発行価格決定日が変動する場合があり、それに応じて各日程も変動します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
アズパートナーズ(160A)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 2.5 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 3 |
上場日程 | 5 |
ロックアップ | 5 |
アズパートナーズ(160A)のIPO詳細
※アズパートナーズ(160A)の上場日程に関しては、発行価格決定日が変動する場合があり、それに応じて各日程も変動します。
企業名 | 株式会社アズパートナーズ(As Partners CO.,LTD.) |
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企業ホームページ | https://www.as-partners.co.jp/ |
銘柄コード | 160A |
市場 | 東証スタンダード |
業種 | サービス業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2024年3/18(月) ~ 3/25(月) ※最長で3/29(金)まで |
仮条件 | 1,890円 ~ 1,920円 |
公開価格 | 1,920円 |
上場日 | (木)〜4月10日(水) |
購入申込期間 | 2024年3/27(水)【最短】 ~ 4/5(金)【最長】 |
公募株数 | 393,000株 |
売出し株数 | 517,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 136,500株 |
当選株数合計 | 1,046,500株 |
想定時価総額 | 65.7億円 |
吸収金額 | 20億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
アズパートナーズ(160A)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
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(株)ブレス | 43.49% | 90日間 |
MIRARTHホールディングス(株) | 19.33% | 90日間 |
植村 健志(代表取締役) | 14.66% | 90日間 |
伊藤 啓敏 | 6.28% | 90日間 |
山本 皇自 | 6.04% | 90日間 |
アズパートナーズ従業員持株会 | 2.38% | 180日間 |
松尾 篤人 | 1.84% | 90日間 |
吉田 健一 | 0.97% | 90日間 |
長谷部 裕樹 | 0.48% | 90日間 |
若月 晃 | 0.48% | 90日間 |
アズパートナーズ(160A)の事業内容
画像出典:アズパートナーズ
アズパートナーズ(160A)の主な事業内容は、シニア事業(介護付きホーム、デイサービス、ショートステイのサービス提供)および不動産事業(介護付きホームなどの不動産開発、老朽化不動産の再生、マンションなどの賃貸)を行っています。
アズパートナーズ(160A)の事業セグメントは『シニア事業』と『不動産事業』の2つに分かれております。
各セグメントの事業内容は次の通りです。
- シニア事業
-
- 介護付きホーム事業
- デイサービス事業
- ショートステイ事業
- 不動産事業
-
- シニア開発事業
- ソリューション事業
- 収益不動産事業
アズパートナーズ(160A)の目論見書に記載されている事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:アズパートナーズ/目論見書
アズパートナーズ(160A)のサービスの強みは以下の通りです。
画像出典:アズパートナーズ/目論見書
アズパートナーズ(160A)の成長戦略は以下の通りです。
画像出典:アズパートナーズ/目論見書
アズパートナーズ(160A)の業績
アズパートナーズ(160A)の業績について。
2024年3月期は第3四半期時点で売上12,819百万円、経常利益は697百万円を達成しています。
アズパートナーズ(160A)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:アズパートナーズ/目論見書
アズパートナーズ(160A)の上場初日における好材料と悪材料
アズパートナーズ(160A)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
アズパートナーズ(160A)の上場初日における好材料
主要な大株主には90日間のロックアップがかかっています。
毎年4月はIPOが少ないので、上場スケジュールは良好といえそうです。
アズパートナーズ(160A)の上場初日における悪材料
IPOでは人気化しづらい事業内容で、東証グロース市場に比べると東証スタンダード市場への上場は不人気です。
アズパートナーズ(160A)の上場初日の初値予想
アズパートナーズ(160A)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,920円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 4,420円 |
気配値の下限価格 | 1,440円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
多少の上昇(公開価格以上)は期待できそう
- 上場市場:東証スタンダード
- 想定時価総額:65.7億円
- 吸収金額:20億円
- 当選株数合計:1,046,500株
IPOとしてのインパクトには欠けますが、公開株数が多くはなく需給関係は良さそうです。
毎年4月はIPOの閑散期に入るので、上場スケジュール的にもメリットがありそうです。
東証スタンダード市場への上場という点や、事業内容などを総合的に考えると、上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できると思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,766.40円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の1,766円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
アズパートナーズ(160A)のIPOセカンダリー投資 まとめ
アズパートナーズ(160A)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 事業セグメントは『シニア事業』と『不動産事業』
- 業績は安定的
- 公開価格は1,920円
- 主要な大株主には期間でロックアップ
- 上場市場は東証スタンダード
最後まで読んでいただきありがとうございました。