今回はみんな大好き成長株(グロース株)の買い時や投資ポイントについて考えてみたいと思います。
ここでいう成長株というのは、すでに株価が高騰していてPERやPBRもかなり割高水準になっている株です。
具体的には下記画像のようなチャートを描いている株ですね。
典型的な成長株(グロース株)といったような急上昇っぷりです!
ちょっと高いけど、注目されている成長株が買いたいな〜という時に参考にしてみてください。
- 成長株の買い時
- 成長株への投資ポイント
- 成長株は単元未満で買うのもあり
では順に解説します!
成長株の買い時
ではまず成長株の買い時について考えてみましょう。
成長株に限らず株式投資では株を買うタイミングがとても大事ですが、特に成長株は株価が急成長しているので買い時については注意したいところです。
このまま成長していくだろうと思って買ったところが株価の天井だったとしたら、あとは損切りするしかなくなります。
誤解を恐れずに言うと、株の買い時というのは「株価が成長するタイミング」と言い換えることができると思います。
そこでまずは具体的な成長株の買い時を2つ紹介します。
- 株価が過去の高値を超えた時に買う
- 株価の調整タイミングで買う
それでは順に解説します。
株価が過去の高値を超えた時に買う
成長株というのは、株価が上がり始めると勢いよく上昇していくという特徴があります。
株価が過去の高値を超えるというのは、成長株を見分ける1つの目安といえるでしょう。
例えば上場来高値や年初来高値を更新するなど、株価が過去につけた高値をブレイクしてきた時は、その後も一定期間は株価が成長していく可能性が高くなります。
また、世の中の動向と合致してじわじわ株価が上がり初めているような株は、自分で特定の期間を対象にした株価を設定して、その設定株価を超えた時を買い時とするのもいいと思います。
成長株は株価の成長に伴って出来高も増えていくので、その辺についてもしっかり見ておきましょう。
何かのきっかけで、たまたま一瞬高値をつけたような株は成長株とは言わないので基本的にNGです。
成長株投資は、株価が成長を始めた初期段階で買えれば十分です。
株価が成長する前に買えればベストですが、その段階で未来の成長株を見極めるのは困難です。
株価上昇の初期段階を見逃さずに株を買うことが成長株投資の理想といえます。
株価の調整タイミングで買う
2つ目は、既に株価が高騰している成長株の買い時です。
どんなに人気の成長株でも株価が永遠に右肩上がりということはありません。
勢いよく成長した株は、必ずどこかのタイミングで株価の調整が行われます。
この株価が調整されるタイミングが2つ目の買い時になります。
ここで注意したいのは、今後の株価がどのくらい成長するかという判断が重要になります。
未来の株価は誰にもわからないので、自分で具体的な株価を想定して判断するしかありません。PERやPBRを目安にするのもいいと思います。
この辺が成長株投資の難しいところで、既に高騰している株を買うというのはリスクが高いと言えます。
もしかしたら株価の調整タイミングが株価の天井圏で、その後は下落の一途を辿るかもしれません。
既に株価が高騰している成長株を買うとしたら、いい意味で株価の過熱感が冷めた後(株価が調整されたタイミング)で、自分の想定した株価になるようであれば、買いを検討するくらいがいいように思います。
成長株への投資ポイント
では次に成長株への投資ポイントについて考えてみます。
ここでは冒頭で紹介した成長株の株価チャートの画像を参考にしながら、具体的に3つのフェーズに分けて成長株の投資ポイントを解説します。
画像は、ある成長株の週足チャートの画像です。
フェーズ①(潜伏期)
まずはフェーズ①。この段階を成長株の潜伏期ということにしましょう。
まだ株価が割安でほとんど注目されていない段階がフェーズ①です。
株価は安値圏で横ばいに推移しており、値幅も小さく上げ下げを繰り返しています。
この段階で未来の成長株を発掘できれば言うことがないですが、本来この段階は成長株(グロース株)というよりは、割安株(バリュー株)という方が相応しいでしょう。
ということでフェーズ①に関しては、成長株の投資ポイントからは除外します。
フェーズ②(前兆期)
続いてフェーズ②。この段階は成長株の前兆期とします。
成長株の前兆期は、何かしらの好材料があって徐々に注目され始めます。
移動平均線を上に抜けて、いよいよ株価が成長していく兆しが見えてきます。
このフェーズ②が成長株の初期段階であり、最も買いたい投資ポイントといえます。
このポイントを見逃さずに買うことができれば理想的です。
フェーズ③(覚醒期)
続いてフェーズ③。ついに成長株として覚醒した段階です。
一般的に広く認知されて、株価が勢いよく上昇して一気に高値ブレイクしていきます。
この段階に入ると買いが買いを呼び、株価は過熱気味になってきます。
この辺からは短期の売買も活発になるので、一日の株価の変動幅も大きくなります。
既に株価がかなり高騰していて、投資ポイントとしては慎重に判断しなくてはいけない段階がフェーズ③の覚醒期です。
※この画像の株の場合、その後も株価はさらに上昇していますが、投資する時点では未来の株価がどうなるかはわかりません。
成長株は単元未満で買うのもあり
一般的に成長株というのは、期待先行で株価がかなり割高になっています。
割高なのはわかっていても、どうしても買いたい成長株なら単元未満で株が買えるLINE証券や、SBIネオモバイル証券を利用するものありだと思います。
株価が少し安くなってから買おうと思っていたものの、想定外に株価がどんどん高騰してしまい、買いそびれてしまったなんてこともあるでしょう。
そんな時にLINE証券やSBIネオモバイル証券を利用して、買い逃してしまった成長株を少し買うのもありだと思います。
まとめ
このブログでは株式投資にまつわる疑問や個別株の分析など、株式投資に役立つ情報を発信しております。
今後も個別株をできるだけ簡単に分かりやすく紹介してみたいと思いますので、よろしければ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。