(月)に東証グロース市場に上場を予定している「イタミアート(168A)」。
「イタミアート(168A)」の事業内容や上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
イタミアート(168A)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 2 |
---|---|
業績 | 3 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 4 |
ロックアップ | 3 |
イタミアート(168A)のIPO詳細
企業名 | 株式会社イタミアート(itamiarts inc.) |
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企業ホームページ | https://www.itamiarts.co.jp/ |
銘柄コード | 168A |
市場 | 東証グロース |
業種 | その他製品 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2024年3/21(木) ~ 3/27(水) |
仮条件 | 1,580円 ~ 1,600円 |
公開価格 | 1,600円 |
上場日 | (月) |
購入申込期間 | 2024年3/29(金) ~ 4/3(水) |
公募株数 | 420,000株 |
売出し株数 | 150,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 85,500株 |
当選株数合計 | 655,500株 |
想定時価総額 | 23.5億円 |
吸収金額 | 10.4億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
イタミアート(168A)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
(株)イタミホールディングス | 48.78% | 180日間 |
伊丹 一晃(代表取締役) | 33.73% | 180日間 |
K&Pパートナーズ3号投資事業有限責任組合 | 7.82% | 90日間 1.5倍 |
識学1号投資事業有限責任組合 | 3.22% | 90日間 1.5倍 |
伊丹 礼子 | 2.12% | 180日間 |
渡邊 淳也 | 0.77% | 180日間 |
伊丹 亮平 | 0.65% | 180日間 |
渡邊 史枝 | 0.59% | 180日間 |
河田 肇 | 0.28% | 180日間 |
野瀬 洋輔 | 0.28% | 180日間 |
イタミアート(168A)の事業内容
画像出典:イタミアート
イタミアート(168A)の主な事業内容は、BtoB向けECサイト『キングシリーズ』などを通じたオリジナル大型セールスプロモーション商材の企画・制作・販売を行っています。
イタミアート(168A)の目論見書に記載されている事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:イタミアート/目論見書
イタミアート(168A)の事業の概要は以下の通りです。
画像出典:イタミアート/目論見書
イタミアート(168A)の事業の特徴は以下の通りです。
画像出典:イタミアート/目論見書
イタミアート(168A)の成長戦略は以下の通りです。
画像出典:イタミアート/目論見書
イタミアート(168A)の業績
イタミアート(168A)の業績について。
2024年1月期は第3四半期時点で売上2,402百万円、経常利益は215百万円を達成しています。
イタミアート(168A)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:イタミアート/目論見書
イタミアート(168A)の上場初日における好材料と悪材料
イタミアート(168A)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
イタミアート(168A)の上場初日における好材料
公開株数が少なく需給関係が良好です。
イタミアート(168A)の上場初日における悪材料
主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されます。
イタミアート(168A)の上場初日の初値予想
イタミアート(168A)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,600円 |
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気配値の上限価格 | 3,680円 |
気配値の下限価格 | 1,200円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:23.5億円
- 吸収金額:10.4億円
- 当選株数合計:655,500株
IPOとしてのインパクトには欠けますが、公開株数が少なく需給関係は良さそうです。
毎年4月はIPOの閑散期に入るので、上場スケジュール的にもメリットがありそうです。
主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されるのは気になるところですが、上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できるように思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
イタミアート(168A)のIPOセカンダリー投資 まとめ
イタミアート(168A)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- IPO銘柄としては地味な印象
- 業績は安定的
- 公開価格は1,600円
- 主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で解除
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。