(火)に東証グロース市場に上場を予定している「学びエイド(184A)」。
「学びエイド(184A)」の事業内容や上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
学びエイド(184A)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3 |
---|---|
業績 | 3 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 5 |
ロックアップ | 3 |
学びエイド(184A)のIPO詳細
企業名 | 株式会社学びエイド(Manabi-aid Co.,Ltd.) |
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企業ホームページ | https://corp.manabi-aid.jp/ |
銘柄コード | 184A |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2024年5/13(月) ~ 5/17(金) |
仮条件 | 910円 ~ 970円 |
公開価格 | 970円 |
上場日 | (火) |
購入申込期間 | 2024年5/21(火) ~ 5/24(金) |
公募株数 | 180,000株 |
売出し株数 | 552,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 109,800株 |
当選株数合計 | 841,800株 |
想定時価総額 | 21.8億円 |
吸収金額 | 8.1億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
学びエイド(184A)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
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廣政 愁一(代表取締役) | 52.91% | 180日間 |
K&Pパートナーズ2号投資事業有限責任組合 | 23.38% | 90日間 1.5倍 |
K&Pパートナーズ3号投資事業有限責任組合 | 7.78% | 90日間 1.5倍 |
鈴木 健一 | 7.18% | 180日間 |
共同印刷(株) | 3.18% | 180日間 |
旺文社イノベーションファンド1号投資事業有限責任組合 | 1.01% | 全株売出し |
野田 亮太 | 0.51% | 180日間 |
松本 英二 | 0.43% | 180日間 |
杉浦 久恵 | 0.36% | 180日間 |
平林 明日樹 | 0.36% | 180日間 |
※ロックアップ条項のない旺文社イノベーションファンド1号投資事業有限責任組合の保有株は全株売出しです。
学びエイド(184A)の事業内容
画像出典:学びエイド
学びエイド(184A)の主な事業内容は、インターネットによる教育サービスの企画開発・提供を行っています。
学びエイド(184A)の主要サービスは次の3つに分かれており、3サービスで売上高98.3%(2023年4月期時点)を占めています。
- 学びエイドマスター
- 学びエイドマスター for school
- 学びエイド for enterprise
学びエイド(184A)の事業概要詳細は以下の通りです。
画像出典:学びエイド/目論見書
学びエイド(184A)の競争力の源泉は以下の通りです。
画像出典:学びエイド/目論見書
学びエイド(184A)の成長戦略は以下の通りです。
画像出典:学びエイド/目論見書
学びエイド(184A)の業績
学びエイド(184A)の業績について。
2024年4月期は第3四半期時点で売上388百万円、経常利益は45百万円を達成しています。
学びエイド(184A)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:学びエイド/目論見書
学びエイド(184A)の上場初日における好材料と悪材料
学びエイド(184A)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
学びエイド(184A)の上場初日における好材料
約1ヶ月ぶりのIPOということで注目が集まりそうです。
購入単価が低い(1,000円以下)IPOは初値が上昇しやすい傾向にあります。
学びエイド(184A)の上場初日における悪材料
主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されます。
学びエイド(184A)の上場初日の初値予想
学びエイド(184A)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 970円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 2,231円 |
気配値の下限価格 | 728円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は多少の上昇が期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:21.8億円
- 吸収金額:8.1億円
- 当選株数合計:841,800株
約1ヶ月ぶりのIPOということで注目が集まりそうです。
大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されるのは気になるところですが、公開株数は100万株以下で需給関係も良好です。
購入単価が低い(1,000円以下)IPOは初値が上昇しやすい傾向にあることなどを考えると、上場初日の初値は多少の上昇が期待できるように思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は892.40円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の892円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
学びエイド(184A)のIPOセカンダリー投資 まとめ
学びエイド(184A)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 映像事業を軸とした教育デジタル事業を展開
- 久々のIPOということで注目が集まりそう
- 購入単価が低い
- 公開価格は970円
- 主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。