バイデン米大統領就任で、世界的に高い注目を集めている再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)。
日本は2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)にするとの目標を明らかにしており、脱炭素への取り組みが活発になっています。
「国策に売りなし」ということで、今回は再生可能エネルギー関連で有望な株を3つ選んでみました。
- レノバ(証券コード:9519)
- ウエストホールディングス(証券コード:1407)
- ENECHANGE(証券コード:4169)
レノバ(証券コード:9519)
再生可能エネルギー(クリーン・エネルギー)関連銘柄の大本命ともいえるレノバ。
太陽光・バイオマス・風力・地熱などの、再生可能エネルギーの発電所を自社で開発・運営しており、電力会社を通じて電力を提供しています。
環境・エネルギー分野での幅広い事業を展開しており、シンガポールを拠点にアジアでの事業開発を推進するなど、海外での事業も展開しています。
株価は急激な高騰から一服
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再生可能エネルギー(クリーン・エネルギー)が注目されてから、株価は急激な上昇を続けていましたが、さすがにここにきて一服。
株価チャートを見れば一目瞭然ですが、押し目と言えるほどの押し目もなく、2020年の10月ころから株価が急騰し続けていまいた。
株価の高騰から期待の高さが伺えますが、現在はようやく押し目らしい動きになってきています。
株価的に割高感は否めませんが、次の決算(2021年3月期第3四半期)が2月12日に控えているので注目です。
2021/2/2時点での主な基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:9519
- 業種:電気・ガス
- 時価総額:2,990億円
- 株価:3,860円
- PER:371倍
- PBR:17.16倍
- 信用倍率:1.22倍
ウエストホールディングス(証券コード:1407)
ウエストホールディングスは、太陽光発電の建設・運用などを行う「再生可能エネルギー事業」、商業施設やオフィスビルなどに省エネサービスを提供する「省エネ事業」、電気事業者などから調達した電力を安定供給する「電力事業」が主力事業です。
また、海外でも新興国市場向けの再生可能エネルギー事業と、省エネ事業を展開しています。
大阪ガスと太陽光電力供給の契約締結が発表され、今後の業績にもポジティブな期待ができそうです。
株価は定期的な押し目をこなして上昇
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直近の決算では連結経常利益が前年同期比41.1%増の15.8億に拡大し、業績も好調です。
また、2月28日を基準日として1株から1.3株への株式分割を発表しています。
株価は定期的な押し目をこなして上昇しているところは好感できます。
現在は決算も終わり、材料出尽くし感からか調整局面といえるでしょう。
2021/2/2時点での主な基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:1407
- 業種:建設業
- 時価総額:1,613億円
- 株価:4,555円
- PER:29.4倍
- PBR:7.14倍
- 信用倍率:4.37倍
ENECHANGE(証券コード:4169)
ENECHANGE(エネチェンジ)は、エネルギー事業で世界最先端の研究開発が進む、イギリスの最高学府「ケンブリッジ大学」で、電力の予測アルゴリズムの研究開発を行った仲間で作った企業です。
2020年12月に新規上場したばかりのENECHANGEですが、「エネルギーのDX(デジタル・トランスフォメーション)を加速するプラットフォームになる」、という基本戦略を掲げる「エネルギーテック」企業として注目されています。
ENECHANGEは最先端のエネルギーデータの解析技術で、エネルギーの未来を作るグローバルなエンジニアチームがいるという強みがあります。
ENECHANGE(エネチェンジ)という社名には、エネルギー(ENERGY)の常識を変える(CHANGE)という思いが込められているそうです。
脱炭素社会の実現を、エネルギーデータを活用したエネルギーの技術革新を進めていくことを目指していて、個人的にも注目しています。
株価のボラティリティは高め
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上場間もないこともあり、株価のボラティリティは高めです。株価がもう少し落ち着いてから購入を検討した方がいいかもしれません。
先日22日には、従来赤字予想だった20年12月期の連結経常損益の業績見通しを、黒字に修正という好材料も発表されています。
まだ期待先行ということもあるかもしれませんが、今後の成長が楽しみな企業であることは間違いないです。
2021/2/2時点での主な基本情報は以下の通りです。
- 証券コード:4169
- 業種:情報・通信業
- 時価総額:277億円
- 株価:4,750円
- PER:-倍
- PBR:32.10倍
- 信用倍率:459倍
まとめ
脱炭素への取り組みが世界中で活発になって、再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)事業は、今後の高い成長性が見込めるテーマだけに注目です。
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