弁護士ドットコム(6027)電子署名サービスの「クラウドサイン」

弁護士ドットコム(6027)電子署名サービスの「クラウドサイン」で注目の株を分析

弁護士ドットコム(6027)電子署名サービスの「クラウドサイン」

どうもタッツェです!

今回は、脱ハンコで注目されているクラウド型の電子署名サービス、「クラウドサイン」を提供している弁護士ドットコム(6027)の株を分析してみます。

【弁護士ドットコムの基本情報】
銘柄コード 業種 時価総額
6027 サービス業 2,096億円
  • 弁護士ドットコムの主な事業概要
  • 弁護士ドットコムの業績と財務
  • 弁護士ドットコムの今後の見込み
  • 弁護士ドットコム株への投資のポイント

では順に行ってみましょう!

弁護士ドットコムの主な事業概要

弁護士ドットコムでは、オンライン上での弁護士の営業支援や一般会員向けの法律相談サイトの運営を中心に、「専門家をもっと身近に」という経営理念を掲げ、人々と専門家をつなぐ以下の4つのポータルサイトを運営しています。

  1. 弁護士ドットコム
  2. 税理士ドットコム
  3. ビジネスロイヤーズ
  4. クラウドサイン

日本最大の法律相談ポータルサイトとなった弁護士ドットコムの、登録弁護士数は既に19,000人を突破。

最近では弁護士向け法律書籍の定額閲覧サービス「弁護士ドットコムLIBRARY」の提供や、弁護⼠と相談者がオンライン上で法律相談ができる「弁護⼠ドットコム オンライン相談」の提供を開始。

次々と時代のニーズに合った有益なサービスを発表して、2000年以降の司法制度改革により大変革が起きている弁護士業界のリーディング企業として大いに注目です。

脱ハンコで注目される電子署名サービスの「クラウドサイン」

新型感染症がきっかけで大きく変わった人々や社会の行動変化は、これまで進まなかった“脱ハンコ”の動きを一気に加速する可能性を高めています。

IT企業を中心に、民間企業では“脱ハンコ”に取り組む企業が増えてきていましたが、ここにきて行政でもテレワークの推進に向けて、押印や書面提出などの制度・慣行を見直す方針で議論が進められているようです。

ついに国を挙げて、日本に根強く残る印鑑文化をデジタル化する取り組みが開始されるとあって、電子署名サービスが大きく注目されています。

こうした背景を受けて、2015年に始めた弁護士ドットコムの電子署名サービスである、Web完結型のクラウド契約サービス「クラウドサイン」の需要が急速に高まっています。

押印作業に代わり、オンライン上で手続きができる電子署名サービスを導入する企業が増えているようで、「クラウドサイン」では四半期末時点の導入企業数が75,480社となり、業界シェアが80%に急成長してマーケットのリーディングポジションを獲得しています。

投資家A
クラウドサインに契約書データを自動で読み取りできる「クラウドサインAI」という新機能も開始されるよ!

弁護士ドットコムの業績と財務

前回(2020/5/11)発表された主な決算内容から、弁護士ドットコムの業績と財務を見てみましょう。

2020年3月期の業績

弁護士ドットコム2020年3月期業績
画像出典:kabutan

売上高こそ前年同月比31.9%増の41.3億円となっていますが、営業利益は前年同月比23.1%減の3.9億円、経常利益も前年同月比22.7%減の3.9億円と減益。

従来予想を下回る結果となりましたが、これに関してはクラウドサインの売上が期初計画に届かなかったためと説明されており、事業は引続き順調に成長しているようです。

2020年1~3月期(4Q)の実績

弁護士ドットコム2020年1~3月期実績
画像出典:kabutan

2020年1~3月期(4Q)の実績は、売上営業利益率が前年同期の17.8%から14.5%に低下していますが、売上高から最終益までが全てプラスになっており、事業の順調さが伺えます。

売上高が前年同月比27.7%増の11.3億円、営業利益は前年同期比3.8%増の1.6億円、経常利益も前年同期比3.8%減の1.6億円に増えて、最終利益は前年同期比0.8%増の1.1億円となっています。

テレビCMなどの販管費が嵩み、3Qでは赤字になっていた営業利益も黒字に復活しています。

弁護士ドットコム2020年3月期 営業利益の四半期推移
画像出典:弁護士ドットコム2020年3月期決算説明資料

収益性

弁護士ドットコムの収益性
画像出典:kabutan

収益性を図るROEは13.01%でROAは10.89%で収益性の高さは維持しつつも、ともに前期からは低下しております。

売上営業利益率も前期の16.28%から9.49%に低下しているのが少し気になります。

  • ROE:10%以上だと優秀
  • ROA:5%以上だと優秀
  • 売上営業利益率:10%以上だと優秀

財務実績

弁護士ドットコムの財務実績
画像出典:kabutan

自己資本比率が84.5%で有利子負債もありません。

総資産や余剰金も着実に積み上がっており、財務的には至って健全の好財務といえます。

  • 自己資本比率:40%以上だと安全水準
  • 流動比率:120%以上だと安全水準
  • 有利子負債倍率:1倍以下が理想

弁護士ドットコムの今後の見込み

やはり当面は脱ハンコの加速で追い風が吹いている、電子署名サービス「クラウドサイン」の成長具合に注目です。

以下に掲載した画像は売上高の四半期推移になります。

理想的な右肩上がりとなっており、セグメント毎に4つに色分けされていますが、クラウドサインの成長具合が見て取れます。

弁護士ドットコム2020年3月期決算説明資料
画像出典:弁護士ドットコム2020年3月期決算説明資料

インターネット上で、弁護士や税理士とのマッチングサービスという中心事業とのシナジーも期待できる上に、今後もさらに成長が見込めるビジネスモデルです。

弁護士ドットコム株への投資のポイント

弁護士ドットコム(6027)株への投資ポイントを考えてみましょう。

現時点(2020/6/12)で弁護士ドットコム(6027)の株価は9,420円となっています。

弁護士ドットコム(6027)の株価
画像出典:kabutan

業績非開示のためPERは分かりませんが、PBRは98.45倍です。

期待の高さが株価に反映されていると言えばそれまでですが、さすがに過熱感が出ているように感じます。

マザーズ銘柄ということもあり、市場の状況によっては株価が大きく変動するということもあるでしょう。

成長企業独特の勢いがあり、今後の株価上昇も期待できそうですが、高値掴みのリスクも同時に考えた方がいいかもしれません。

私の個人的な評価は以下のような感じです。

株価は過熱気味でもグロース銘柄の勢いに注目
タッツェ

評価: 4時代のニーズを捉え、次々と新しい有益なサービスを展開する対応力の速さとビジネスモデルは、今後のさらなる企業成長を予感させます。すでに株価は過熱気味ですが、グロース株投資家からの注目は高そうです。個人的には優良銘柄だと思いますが、これから投資するかと言えば、今後の株価次第という感じでしょうか。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

まとめ

最後に弁護士ドットコム(6027)の特徴をまとめておきます。

  • 日本最大の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を運営
  • 脱ハンコで注目される電子署名サービスの「クラウドサイン」を提供
  • 電子契約サービスの業界シェアは80%超

このブログでは株式投資にまつわる疑問や個別株の分析など、株式投資に役立つ情報を発信しております。

今後も個別株をできるだけ簡単に分かりやすく紹介してみたいと思いますので、よろしければ参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。