【IPOセカンダリー投資】tripla(トリプラ)5136 上場初日の初値予想

(金)に東証グロース市場に上場する「tripla(トリプラ)5136」。

tripla(5136)の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

tripla(5136)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3.5
業績 3
公開株数 3
上場日程 4
ロックアップ 1.5
IPOセカンダリー評価:15/25

ティムス(4891)のIPO詳細

企業名 tripla株式会社(tripia Co., Ltd.)
企業ホームページ https://tripla.io/
銘柄コード 5136
市場 東証グロース
業種 情報・通信業
主幹事 大和証券
幹事

  • マネックス証券
  • みずほ証券
  • 楽天証券

上場日 2022年11月25日(金)
公募価格 800円
公募株数 660,000株
売出し株数 369,000株
OA(オーバーアロットメント) 154,300株
当選株数合計 1,183,300株
想定時価総額 42.2億円
吸収金額 9.4億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算

tripla(5136)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
鳥生 格 23.66% 180日間
高橋 和久(代表取締役) 16.17% 180日間
イノベーション・エンジン産業創出投資事業有限責任組合 7.14% 90日間
1.5倍
MSIVC2018V投資事業有限責任組合 7.05% 90日間
1.5倍
リード・グロース3号投資事業有限責任組合 6.86% 90日間
1.5倍
ALL-JAPAN観光立国ファンド投資事業有限責任組合 3.67% 90日間
1.5倍
NREGイノベーション1号投資事業有限責任組合 3.16% 180日間
JR東日本スタートアップ(株) 2.52% 180日間
イノベーション・エンジンPOC投資事業有限責任組合 2.21% 90日間
1.5倍
CSAJ スタートアップファンド投資事業有限責任組合 2.19% 90日間
1.5倍

tripla(5136)の事業内容

tripla(5136)の事業内容画像出典:tripla

「tripla(トリプラ)5136」の主な事業内容は、

宿泊施設などに対する、公式サイト予約システム「tripla Book」、AIチャットボットシステム「tripla Bot」などのサービスの提供を行っています。

tripla(トリプラ)5136の事業内容は次のとおりです。

tripla(トリプラ)5136の事業概要画像出典:tripla/目論見書

tripla(トリプラ)5136の主なサービスの特徴は次のとおりです。

tripla(トリプラ)5136のサービスの特徴画像出典:tripla/目論見書

tripla(5136)の業績

tripla(5136)の業績について。

前期までは赤字が続いておりますが、売上高は着実に伸びています。

tripla(5136)の業績画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約554百万円、

経常利益は18百万円を達成しています。

tripla(5136)の第3四半期時点の業績画像出典:kabutan

tripla(5136)の経営指標等の推移は次のとおりです。

tripla(5136)の経営指標等の推移
tripla(5136)の経営指標等の推移画像出典:tripla/目論見書

tripla(5136)の上場初日における好材料と悪材料

tripla(5136)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

tripla(5136)の上場初日における好材料

売上が右肩上がりで伸びており、今後の成長も期待できそうです。

事業内容的にもクラウド型の公式サイト予約システムを展開しており、IPOでは人気化しやすいといえるでしょう。

公開価格が低い(800円)のも好材料といえます。

tripla(5136)の上場初日における悪材料

主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で外れます。

tripla(5136)の上場初日の初値予想

tripla(5136)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

公募価格 気配値の上限価格 気配値の下限価格
800円 1,840円 600円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

吸収金額が小さく初値上昇が期待できそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が42.2億円で、

吸収金額は9.4億円です。

吸収金額が10億円以下で、公開価格も低い(800円)です。

クラウド関連銘柄で売上も着実に伸ばしており、今後の成長に期待する買いが集まりそうです。

上場初日の初値は上昇が期待できそうですが、

VCのロックアップが1.5倍(1,200円)で外れるので、初値形成後はVCによる売り圧力がありそうです。

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の736円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

tripla(5136)のIPOセカンダリー投資 まとめ

tripla(5136)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上が右肩上がりで伸びている
  • IPOでは人気化しやすいクラウド関連銘柄
  • 主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で外れる
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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    IPO銘柄取扱数
    (2021年度)
    56銘柄
    主幹事数
    (2021年度)
    0
    口座数 138万口座以上
    前受金(事前資金) 不要
    入金タイミング 購入申込時(当選の場合)
    抽選方法 完全平等抽選
    裁量配分
    ネット配分 70%(完全平等抽選)
    30%(裁量配分)
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    3.5

    岡三オンライン

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    IPOの事前入金が不要で、ネット配分100%のうち10%以上が完全平等抽選で、90%以下は取引実績などにより優遇されるステージ制優遇抽選となります。口座開設数が少ないのも好材料です。

    IPO銘柄取扱数
    (2021年度)
    47銘柄
    主幹事数
    (2021年度)
    0
    口座数 30万口座以上
    前受金(事前資金) 不要
    入金タイミング 購入期間前(当選の場合)
    抽選方法 完全平等抽選
    ステージ制優遇抽選
    ネット配分 10%(完全平等抽選)
    90%以下(ステージ制優遇抽選)
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    3

    ライブスター証券 証券オンライントレード

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    キャンセル時のペナルティもありません。

    IPO銘柄取扱数
    (2021年度)
    21銘柄
    主幹事数
    (2021年度)
    0
    口座数 非公開
    前受金(事前資金) 不要
    入金タイミング 購入申込時(当選の場合)
    抽選方法 完全平等抽選
    ステージ制優遇抽選
    ネット配分 10%(完全抽選)
    90%(ステージ制抽選)
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    2.5

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    IPO銘柄取扱数
    (2021年度)
    64銘柄
    主幹事数
    (2021年度)
    28
    口座数 530万口座以上
    前受金(事前資金) 不要
    入金タイミング 購入申込前
    抽選方法 一人一票制(平等抽選方式)
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