(木)に東証グロース市場に上場を予定している「VRAIN Solution(ヴレイン ソリューション)135A」。
「VRAIN Solution(135A)」の事業内容や上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株（新規公開株）が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
VRAIN Solution(135A)のIPOセカンダリー評価
| 事業内容 | 4.5 |
|---|---|
| 業績 | 4.5 |
| 公開株数 | 3 |
| 上場日程 | 5 |
| ロックアップ | 2 |
VRAIN Solution(135A)のIPO詳細
| 企業名 | 株式会社 VRAIN Solution(VRAIN Solution, Inc.) |
|---|---|
| 企業ホームページ | https://vrain.co.jp/ |
| 銘柄コード | 135A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 主幹事 |
|
| 引受幹事 (委託幹事含む) |
|
| BB(ブックビルディング)期間 | 2024年2/6(火) ~ 2/13(火) |
| 仮条件 | 2,790円 ～ 2,990円 |
| 上場日 | (木) |
| 公開価格 | 2,990円 |
| 購入申込期間 | 2024年2/15(木) ~ 2/20(火) |
| 公募株数 | 210,000株 |
| 売出し株数 | 897,900株 |
| OA(オーバーアロットメント) | 166,100株 |
| 当選株数合計 | 1,274,000株 |
| 想定時価総額 | 302.2億円 |
| 吸収金額 | 38億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
VRAIN Solution(135A)の主要株主とロックアップ
| 株主名 | 比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 合同会社Y&N | 39.22% | 180日間 |
| 南塲 勇佑(代表取締役) | 36.58% | 180日間 |
| ジャフコSV6投資事業有限責任組合 | 10.98% | 90日間 1.5倍 |
| テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合 | 2.94% | 90日間 1.5倍 |
| 東京センチュリー(株) | 2.94% | 90日間 1.5倍 |
| ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合 | 2.73% | 90日間 1.5倍 |
| 荻本 成基 | 0.98% | 180日間 |
| 菊地 佳宏 | 0.98% | 180日間 |
| 山田 郁生 | 0.98% | 180日間 |
| 石原 慎也 | 0.98% |
VRAIN Solution(135A)の事業内容
画像出典：VRAIN Solution
VRAIN Solution(135A)の主な事業内容は、製造業向けAIソリューションの提供を行っています。
VRAIN Solution(135A)の事業概要は以下の通りです。
画像出典：VRAIN Solution/目論見書
VRAIN Solution(135A)の事業の特徴(AIシステム)は以下の通りです。
画像出典：VRAIN Solution/目論見書
VRAIN Solution(135A)の事業の特徴(DXコンサルティング)は以下の通りです。
画像出典：VRAIN Solution/目論見書
VRAIN Solution(135A)の競争優位性は以下の通りです。
画像出典：VRAIN Solution/目論見書
VRAIN Solution(135A)の成長戦略は以下の通りです。
画像出典：VRAIN Solution/目論見書
VRAIN Solution(135A)の業績
VRAIN Solution(135A)の業績について。
画像出典：kabutan
2023年11月期の第3四半期時点で売上1,052百万円、経常利益は383百万円を達成しています。
画像出典：kabutan
VRAIN Solution(135A)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典：VRAIN Solution/目論見書
VRAIN Solution(135A)の上場初日における好材料と悪材料
VRAIN Solution(135A)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
VRAIN Solution(135A)の上場初日における好材料
売上が右肩上がりで成長しており業績が好調です。
事業内容もIPOでは人気のDXとAI関連です。
VRAIN Solution(135A)の上場初日における悪材料
主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されます。
VRAIN Solution(135A)の上場初日の初値予想
VRAIN Solution(135A)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
| 公募価格 | 2,990円 |
|---|---|
| 気配値の上限価格 | 6,880円 |
| 気配値の下限価格 | 2,243円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格：公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格：公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
IPOでは人気が高いDX・AI関連
- 上場市場：東証グロース
- 想定時価総額：302.2億円
- 吸収金額：38億円
- 当選株数合計：1,274,000株
業績が好調で、事業内容もIPOでは人気のDXとAI関連です。
主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されるのは気になるところですが、それなりに注目が集まりそうなIPOです。
よほど悪い地合いでなければ、上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できると思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は2,750.80円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の2,750円あたりで寄り付く可能性があります。
VRAIN Solution(135A)のIPOセカンダリー投資 まとめ
VRAIN Solution(135A)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上が右肩上がりで伸びており業績が好調
- IPOでは人気のDX&AI関連事業
- 公開価格は2,990円
- 主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除される
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
IPO投資は資金がどれくらい必要かと考える人は多いと思います。 IPOの抽選方法などは証券会社によってさまざまですが、実は資金不要でIPOの抽選に参加できる証券会社があります。 この記事では、IPOに資金不要で参加できる証券会社[…]
