(水)に東証グロース市場に上場する「DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)5888」。
「DAIWA CYCLE(5888)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
DAIWA CYCLE(5888)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 2.5 |
---|---|
業績 | 4 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 5 |
ロックアップ | 3.5 |
DAIWA CYCLE(5888)のIPO詳細
企業名 | DAIWA CYCLE株式会社(DAIWA CYCLE CO.,LTD.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.daiwa-cycle.co.jp/ |
銘柄コード | 5888 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 小売業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年10/23(月)~10/26(木) |
仮条件 | 1,530円 ~ 1,610円 |
上場日 | (水) |
公開価格 | 1,610円 |
購入申込期間 | 2023年10/30(月)~11/2(木) |
公募株数 | 600,000株 |
売出し株数 | 200,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 120,000株 |
当選株数合計 | 920,000株 |
想定時価総額 | 41.9億円 |
吸収金額 | 14.8億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
DAIWA CYCLE(5888)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
涌本 宜央(代表取締役) | 93.92% | 180日 |
齋藤 勇治 | 0.47% | 180日 |
金子 陽一 | 0.47% | 180日 |
伊藤 亮太 | 0.26% | |
原田 敬士 | 0.23% | |
田中 英明 | 0.23% | |
佐々木 尚子 | 0.23% | |
金本 崇英 | 0.16% | |
椿野 拓哉 | 0.16% | |
上原 章嗣 | 0.07% |
DAIWA CYCLE(5888)の事業内容
画像出典:DAIWA CYCLE
DAIWA CYCLE(5888)の主な事業内容は、自転車及び自転車パーツ・アクセサリーなどの商品販売、自転車の整備および修理サービスの提供を行っています。
DAIWA CYCLE(5888)の事業概要は以下の通りです。
画像出典:DAIWA CYCLE/目論見書
DAIWA CYCLE(5888)の商品の特徴は以下の通りです。
画像出典:DAIWA CYCLE/目論見書
DAIWA CYCLE(5888)のサービスの特徴は以下の通りです。
画像出典:DAIWA CYCLE/目論見書
DAIWA CYCLE(5888)の経営戦略等は以下の通りです。
画像出典:DAIWA CYCLE/目論見書
DAIWA CYCLE(5888)ブランドと店舗ネットワークは以下の通りです。
画像出典:DAIWA CYCLE/目論見書
DAIWA CYCLE(5888)の業績
DAIWA CYCLE(5888)の業績について。
画像出典:kabutan
売上が右肩上がりで伸びており業績が好調です。
2024年1月期の第2四半期時点で売上約7,927百万円、経常利益約510百万円を達成しております。
画像出典:kabutan
DAIWA CYCLE(5888)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:DAIWA CYCLE/目論見書
DAIWA CYCLE(5888)の上場初日における好材料と悪材料
DAIWA CYCLE(5888)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
DAIWA CYCLE(5888)の上場初日における好材料
売上が右肩上がりで伸びており業績が好調です。
持ち株比率が高い大株主には180日間のロックアップがかかっており、配当実績があるもの好材料と言えるでしょう。
DAIWA CYCLE(5888)の上場初日における悪材料
IPO銘柄としてのインパクトに欠けます。
一部株主のロックアップ条項がありません。
DAIWA CYCLE(5888)の上場初日の初値予想
DAIWA CYCLE(5888)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,610円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 3,705円 |
気配値の下限価格 | 1,208円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は公開価格前後か
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:41.9億円
- 吸収金額:14.8億円
- 当選株数合計:920,000株
業績も好調で配当実績もありますが、直近のIPO市況は選別が激しく、不人気銘柄には買いが集まりづらくなっています。
IPO銘柄としては地味な印象が否めませんが、公開株数がそれほど多くはないので需給関係は悪くないように思います。
ロックアップ条項のない株主がいますが、持ち株比率が高い大株主には180日間のロックアップがかかっています。
総合的に判断すると、上場初日の初値は公開価格前後になると思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,481.20円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の1,481円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
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DAIWA CYCLE(5888)のIPOセカンダリー投資 まとめ
DAIWA CYCLE(5888)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 業績が好調で配当実績あり
- 公開価格は1,610円
- 持ち株比率が高い大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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