【IPOセカンダリー投資】FIXER(フィクサー) 5129 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】FIXER(フィクサー) 5129 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】FIXER(フィクサー) 5129 上場初日の初値予想

(木)に東証グロース市場に上場する「FIXER(フィクサー)5129」。

FIXER(5129)の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

FIXER(5129)のIPOセカンダリー評価

事業内容 4
業績 4
公開株数 2
上場日程 4
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:19/25

FIXER(5129)のIPO詳細

企業名 株式会社FIXER(FIXER Inc.)
企業ホームページ https://www.fixer.co.jp/
銘柄コード 5129
市場 東証グロース
業種 情報・通信業
主幹事 野村證券
上場日 2022年10月6日(木)
公募価格 1,340円
公募株数 600,000株
売出し株数 1,400,000
OA(オーバーアロットメント) 300,000株
当選株数合計 2,300,000株
想定時価総額 191.1億円
吸収金額 30.8億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算

FIXER(5129)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
松岡 清一(代表取締役) 66.47% 90日間
北村 健 12.00% 90日間
平田 実 6.30% 90日間
(株)mam 4.42% 90日間
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託 未来創生2号ファンド) 3.70% 90日間
FIXER従業員持株会 2.48% 180日間
Wing2号成長支援投資事業有限責任組合 1.11% 90日間
(株)北國銀行 0.74% 90日間
磐前 豪 0.19% 90日間
野村 隆志 0.16% 90日間

FIXER(5129)の事業内容

FIXER(5129)の事業内容
画像出典:FIXER(フィクサー)

FIXER(5129)の主な事業内容は、

クラウド環境で動作するシステム開発、

クラウド環境の設計や運用・保守、

監視サービスなど等を行っています。

FIXER(5129)の事業系統
画像出典:FIXER/目論見書

FIXER(5129)の業績

FIXER(5129)の業績について。

売上が右肩上がりで伸びており業績が堅調です。

FIXER(5129)の業績
画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約6,771百万円、

経常利益1,612百万円を達成しております。

FIXER(5129)の業績
画像出典:kabutan

FIXER(5129)の業績推移は次のとおりです。

FIXER(5129)の業績推移
画像出典:FIXER/目論見書

今期の業績が急拡大していますが、

これは厚生労働省の新型コロナウイルス感染者などの情報管理システム(HER-SYS)と、自動架電サービスの利用回数の増加に伴うものです。

今期に関してはコロナ特需による業績のインパクトが大きいですが、同社による来期の業績予想は減少する見込みとなっています。

FIXER(5129)の主な経営指標の推移は次のとおりです。

FIXER(5129)の主な経営指標の推移
画像出典:FIXER/目論見書

FIXER(5129)の事業ごとの売上推移は次のとおりです。

FIXER(5129)事業ごとの売上推移
画像出典:FIXER/目論見書

FIXER(5129)の事業ごとの利益率は次のとおりです。

FIXER(5129)事業ごとの利益率
画像出典:FIXER/目論見書

FIXER(5129)の上場初日における好材料と悪材料

FIXER(5129)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

FIXER(5129)の上場初日における好材料

主要な大株主には90日間のロックアップがかかっています。

IPOでは人気化しやすいクラウド関連銘柄で、業績が堅調なのも好材料です。

FIXER(5129)の上場初日における悪材料

吸収金額が大きく、やや重たさを感じます。

売出し比率も高いです。

FIXER(5129)の上場初日の初値予想

FIXER(5129)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

公募価格 気配値の上限価格 気配値の下限価格
1,340円 3,085円 1,005円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

吸収金額は大きめでも初値上昇は期待できそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が191.1億円で、

吸収金額は30.8億円です。

業績が好調でIPOでは人気化しやすいクラウド関連銘柄です。

吸収金額が大きめで少し重たさを感じますが、

主要な大株主にはロックアップがかかっており、大きな売り圧力はなさそうです。

上場初日の初値はそこそこ上昇が期待できると思います。

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,232円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

FIXER(5129)のIPOセカンダリー投資 まとめ

FIXER(5129)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上が右肩上がりで伸びており業績が堅調
  • 今期の業績拡大はコロナ特需によるもの
  • 主要な大株主には90日のロックアップがかかっている
  • 吸収金額は大きめ
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

LINE証券口座開設

1株単位で株が買えるLINE証券

LINE証券は1株単位で数百円から株が買える、LINEポイントを使って投資ができるなどの魅力があります。業界最低水準の取引コストで、平日21時まで取引できます。LINEアプリで、申込から最短翌営業日で口座開設できるのも魅力です。
スポンサーリンク