(水)に東証グロース市場に上場を予定している「光フードサービス(138A)」。
「光フードサービス(138A)」の事業内容や上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株（新規公開株）が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
光フードサービス(138A)のIPOセカンダリー評価
| 事業内容 | 2 |
|---|---|
| 業績 | 3.5 |
| 公開株数 | 5 |
| 上場日程 | 3 |
| ロックアップ | 5 |
光フードサービス(138A)のIPO詳細
| 企業名 | 光フードサービス株式会社(Hikari Food Service Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 企業ホームページ | https://hikari-food-service.jp/ |
| 銘柄コード | 138A |
| 市場 | 東証グロース |
| 業種 | 小売業 |
| 主幹事 |
|
| 引受幹事 (委託幹事含む) |
|
| BB(ブックビルディング)期間 | 2024年2/9(金) ~ 2/16(金) |
| 仮条件 | 2,400円 ～ 2,660円 |
| 上場日 | (水) |
| 公開価格 | 2,660円 |
| 購入申込期間 | 2024年2/20(火) ~ 2/26(月) |
| 公募株数 | 320,000株 |
| 売出し株数 | 0株 |
| OA(オーバーアロットメント) | 48,000株 |
| 当選株数合計 | 368,000株 |
| 想定時価総額 | 26.4億円 |
| 吸収金額 | 9.7億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
光フードサービス(138A)の主要株主とロックアップ
| 株主名 | 比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| (株)エム・カンパニー | 62.50% | 180日間 |
| 大谷 光徳(代表取締役) | 26.79% | 180日間 |
| 中島 翔太 | 8.93% | 180日間 |
光フードサービス(138A)の事業内容
画像出典：光フードサービス
光フードサービス(138A)の主な事業内容は、立呑み居酒屋を中心とした飲食店の展開を行っています。
光フードサービス(138A)の事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典：光フードサービス/目論見書
光フードサービス(138A)の店舗数の推移は以下の通りです。
画像出典：光フードサービス/目論見書
光フードサービス(138A)の展開ブランドは以下の通りです。
画像出典：光フードサービス/目論見書
光フードサービス(138A)の業績
光フードサービス(138A)の業績について。
2023年11月期の第3四半期時点で売上1,640百万円、経常利益は184百万円を達成しています。
光フードサービス(138A)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典：光フードサービス/目論見書
光フードサービス(138A)の上場初日における好材料と悪材料
光フードサービス(138A)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
光フードサービス(138A)の上場初日における好材料
公開株数が少なく、需給関係が良好です。
業績が好調で、全て公募株(売出しは無し)なのも好印象です。
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
光フードサービス(138A)の上場初日における悪材料
事業内容がIPOでは不人気の小売業です。
上場同日には「Cocolive(137A)」も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。
光フードサービス(138A)の上場初日の初値予想
光フードサービス(138A)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
| 公募価格 | 2,660円 |
|---|---|
| 気配値の上限価格 | 6,120円 |
| 気配値の下限価格 | 1,995円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格：公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格：公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
公開株数が少なく受給が絞られている
- 上場市場：東証グロース
- 想定時価総額：26.4億円
- 吸収金額：9.7億円
- 当選株数合計：368,000株
事業内容的には不人気のIPOとなりそうですが、公開株数が少なく受給が絞られています。
業績が好調で、主要な大株主には180日間のロックアップがかかっているのもプラス材料となりそうです。
上場同日には「Cocolive(137A)」も上場するので、資金分散しやすい点はマイナス材料ですが、上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できると思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は2,447.20円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の2,447円あたりで寄り付く可能性があります。
光フードサービス(138A)のIPOセカンダリー投資 まとめ
光フードサービス(138A)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- IPOで不人気の小売業だが業績が好調
- 公開株数が少なく需給関係が良好
- 公開株は全て公募株で売出しはゼロ
- 公開価格は2,660円
- 主要な大株主には180日間のロックアップ
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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