(火)に東証グロース市場に上場を予定している「ブルーイノベーション(5597)」。
「ブルーイノベーション(5597)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
※ブルーイノベーション(5597)の上場日に関しては、発行価格決定日が変動する場合があり、それに応じて各日程も変動します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
ブルーイノベーション(5597)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 1.5 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 3 |
ロックアップ | 1 |
ブルーイノベーション(5597)のIPO詳細
企業名 | ブルーイノベーション株式会社(Blue innovation Co.,Ltd.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.blue-i.co.jp/ |
銘柄コード | 5597 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年11/27(月)~12/4(月)【最短】 ※最長で2023年12月8日(金)まで |
仮条件 | 1,220円 ~ 1,320円 |
上場日 | (火) ~ 2023年12月18日(月) ※ブルーイノベーション(5597)の上場日に関しては、発行価格決定日が変動する場合があり、それに応じて各日程も変動します。 |
公開価格 | 1,584円 IPOのルール変更後、初めて公募価格が仮条件の上限の1.2倍で決定しました。 |
購入申込期間 | 【最短】2023年12/5(火)~【最長】12/14(木) |
公募株数 | 550,000株 |
売出し株数 | 196,200株 |
OA(オーバーアロットメント) | 111,000株 |
当選株数合計 | 857,200株 |
想定時価総額 | 60.7億円 |
吸収金額 | 13.5億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
ブルーイノベーション(5597)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
熊田 貴之(代表取締役) | 44.69% | 180日 |
けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合 | 18.84% | 90日間 1.5倍 |
熊田 雅之 | 5.38% | 180日 |
TBSイノベーション・パートナーズ1号投資事業組合 | 3.55% | 90日間 1.5倍 |
(株)レスターホールディングス | 2.76% | 90日間 1.5倍 |
大成(株) | 2.76% | 90日間 1.5倍 |
(株)SBI新生銀行 | 2.07% | 90日間 1.5倍 |
日本郵政キャピタル(株) | 1.53% | 90日間 1.5倍 |
FUSO-SBI Innovation Fund | 1.38% | 90日間 1.5倍 |
大成温調(株) | 1.38% | 90日間 1.5倍 |
ブルーイノベーション(5597)の事業内容
画像出典:ブルーイノベーション
ブルーイノベーション(5597)の主な事業内容は、複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するためのデバイス統合プラットフォームであるBlue Earth Platform®(BEP)をベースに、点検・教育・物流などのサービスを開発・提供を行っています。
ブルーイノベーション(5597)の事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:ブルーイノベーション/目論見書
ブルーイノベーション(5597)の強みは以下の通りです。
画像出典:ブルーイノベーション/目論見書
ブルーイノベーション(5597)の今後の成長戦略は以下の通りです。
画像出典:ブルーイノベーション/目論見書
ブルーイノベーション(5597)の業績
ブルーイノベーション(5597)の業績について。
画像出典:kabutan
2023年12月期の第3四半期時点で売上約747百万円、経常損失は▲268百万円となっております。
画像出典:kabutan
ブルーイノベーション(5597)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:ブルーイノベーション/目論見書
ブルーイノベーション(5597)の上場初日における好材料と悪材料
ブルーイノベーション(5597)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ブルーイノベーション(5597)の上場初日における好材料
公開株数がそれほど多くはないので需給関係が良好です。
今後の成長が期待できそうな事業内容で、それなりに注目を集めそうです。
ブルーイノベーション(5597)の上場初日における悪材料
主要な大株主のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されます。
先行投資による赤字が続いており、IPOでは赤字企業がネガティブ視される傾向があります。
上場同日には「アウトルックコンサルティング(5596)」も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。
ブルーイノベーション(5597)の上場初日の初値予想
ブルーイノベーション(5597)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,584円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 3,645円 |
気配値の下限価格 | 1,188円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:60.7億円
- 吸収金額:13.5億円
- 当選株数合計:857,200株
今後の成長が期待できそうな事業内容で、それなりに注目を集めそうなIPOです。
IPOのルール変更後、初めて公募価格が仮条件の上限を突破しました。
売上が右肩上がりで成長しているものの、先行投資による赤字が続いており、IPOでは赤字企業がネガティブ視される傾向があるのが気になるところです。
直近のIPO市況は選別が激しく、不人気銘柄には買いが集まりづらいですが、公開株数がそれほど多くはないことなどを総合的に判断すると、初値は上昇(公開価格以上)が期待できると思います。
主要な大株主(VC)のロックアップが1.5倍で解除されるので、初値形成後の売り圧力は要警戒といったところでしょうか。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,457.28円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の1,457円あたりで寄り付く可能性があります。
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ブルーイノベーション(5597)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ブルーイノベーション(5597)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 今後の成長が期待できそうな事業内容
- 公開株数がそれほど多くはないので需給関係が良好
- 公募価格は1,584円
- 主要な大株主のロックアップが公開価格の1.5倍で解除される
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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