画像出典:マネックス証券
IPO投資には欠かせないマネックス証券。
この記事では、マネックス証券のIPOに関する基本情報をわかりやすく解説します。
具体的な内容は次のとおりです。
- マネックス証券のIPO基本情報
- マネックス証券のIPOの抽選方法とネット配分
- マネックス証券のIPO実績
- マネックス証券のIPOメリット・デメリット
- マネックス証券のIPOに申し込む方法
- マネックス証券IPOの抽選結果
さらに、5大ネット証券との口座開設数の比較なども紹介します。
マネックス証券のIPO基本情報
マネックス証券のIPO基本情報 | |
---|---|
IPO銘柄取扱数 (2021年度) |
65銘柄 |
主幹事数 (2021年度) |
1 |
口座数 | 200万口座以上 |
抽選方法 | 完全平等抽選 |
ネット配分 | 100% |
前受金 (事前資金) |
必要 |
入金タイミング | BB(ブックビルディング)参加時 |
IPO銘柄のNISA口座対応 | ○ |
上記の基本情報を踏まえ、特筆すべき点をピックアップしてみましょう。
マネックス証券のIPOの抽選方法とネット配分
マネックス証券のIPOの抽選方法は一人一票制(平等抽選方式)で、ネット配分は100%です。
一人一票制(平等抽選方式)とは、一人(一口座)につき抽選権が一票となります。
IPOの抽選方法は主に次の3つに分かれます。
- 一人一票制(平等抽選方式)
- 一口一票制(口座比例方式)
- ステージ制(個人優遇方式)
この3つの抽選方式は、それぞれ次のような特徴があります。
- 一人一票制(平等抽選方式)
-
一人一票制(平等抽選方式)は、一人(一口座)につき抽選権が一票となります。
資金量がどれだけ多くても当選確率は変わりません。
- 一口一票制(口座比例方式)
-
一口一票制(口座比例方式)の場合、一口の応募につき抽選権が1つ与えられます。
応募口数が多い(=資金量が多い)ほど当選確率が上がります。
- ステージ制(個人優遇方式)
-
ステージ制(個人優遇方式)では、預かり資産や取引実績などによって当選確率が変わります。
資金量が多いほど当選確率は上がりやすくなります。
マネックス証券のIPOの抽選では100%が一人一票制(平等抽選方式)なので、資金量の大小によって当選確率が変わることがなく、誰でも平等にチャンスがあります。
申し込みは1人につき1票までです。
マネックス証券のIPO実績
マネックス証券の過去10年分のIPO実績は次の通りです。
過去10年のIPO実績 | |
---|---|
年度 | 取扱銘柄数 |
2021年度 | 65 |
2020年度 | 50 |
2019年度 | 45 |
2018年度 | 49 |
2017年度 | 49 |
2016年度 | 46 |
2015年度 | 50 |
2014年度 | 38 |
2013年度 | 34 |
2012年度 | 16 |
2021年は65件のIPO取扱実績があり、ネット証券ではSBI証券(122)と楽天証券(74)に次ぐ多さです。
マネックス証券のIPOは当たりやすい?
IPOの抽選は証券会社ごとに行うので、証券会社によって当選確率が異なります。
IPOでは口座開設数が多い証券会社ほど、IPOの抽選に参加する人も多くなるので抽選倍率が上がります。
口座開設数が少なければいいと言うものではありませんが、IPOでは口座開設数は少ないほど抽選倍率が下がる(=当選確率は上がる)ことになります。
5大ネット証券の口座開設数を比較してみましょう。
5大ネット証券の口座開設数を比較
5大ネット証券の口座開設数 | |
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証券会社名 | 口座開設数 |
SBI証券 | 800万口座以上 |
楽天証券 | 800万口座以上 |
マネックス証券 | 200万口座以上 |
auカブコム証券 | 150万口座以上 |
松井証券 | 130万口座以上 |
マネックス証券の口座開設数は200万口座以上で、他のネット証券と比べて多くもなく少なくもないといった感じです。
IPOの抽選倍率も、高くもなく低くもないといえるでしょう。
しかしマネックス証券の場合は100%が一人一票制(平等抽選方式)なので、抽選での当選数は多くなりそうです。
IPO投資は投資経験などに関係なく、当選すれば誰でも利益が出やすいので人気があります。 この記事ではIPO投資に限定して、主な証券会社の比較をしてみます。 比較する証券会社は次の通りです 比較対象の証券会社 S[…]
マネックス証券のIPOメリット・デメリット
マネックス証券のIPOのメリット・デメリットをまとめておきます。
マネックス証券のIPOメリット
マネックス証券のIPOのメリットは次のとおりです。
- IPOの抽選方式は一人一票の100%完全平等抽選
- 資金量によって当選確率が変わることがなく誰でも平等にチャンスがある
- 取扱銘柄数が多い
マネックス証券のIPOデメリット
マネックス証券のIPOのデメリットは次のとおりです。
- 主幹事実績が少ない
マネックス証券のIPOに申し込む方法
マネックス証券のIPO(ブックビルディング)の申し込みの流れは次のようになります。
- STEP1マネックス証券の公式サイトにログインマネックス証券の公式サイトにログインし、上部メニューの「株式取引」をクリック。
- STEP2「新規公開株銘柄一覧」をクリック「株式取引」ページの「新規公開株」欄にある「新規公開株銘柄一覧」をクリック。
- STEP3申し込む銘柄の「需要申告」をクリック「新規公開株銘柄一覧」で申し込む銘柄の「需要申告」をクリック。
※需要申告は、ブックビルディング(需要申告)期間より画面に表示されます。
- STEP4「目論見書」の内容を確認「目論見書」をクリックして内容を確認したら「確認しました」をクリック。
※未閲覧書面一覧の画面が表示されたら「全て閲覧済み」をクリック。
- STEP5「口座区分」・「株数」・「申告価格」を入力「口座区分」・「株数」・「申告価格」を入力後「次へ(申告内容確認)」をクリック。
※NISA口座で申し込む場合は「口座区分」でNISAを選択(NISA口座開設済みの場合のみ選択可)。
※NISA口座と課税口座の両方でIPOを申込む場合、当選時NISA口座を優先する際には「NISA口座を優先する」をチェックする。
- STEP6「実行する」をクリック内容を確認して「実行する」をクリック。
マネックス証券IPOの抽選結果
マネックス証券のIPOの抽選結果は、マネックス証券の公式サイトにログインし「需要申告・購入申込状況」より確認できます。
マネックス証券のIPO まとめ
5大ネット証券の一つとして、ネット証券黎明期から業界を牽引しているマネックス証券。
IPOの主幹事になることは少ないものの、幹事数が多い証券会社としても知られています。
IPO銘柄の取扱数がトップクラスで、抽選方式は一人一票の100%完全平等抽選で行われます。
資産量に関係なく、資金が少ない個人投資家も平等に抽選されるので、IPO投資をするなら口座開設しておきたい証券会社です。