(金)に東証グロース市場に上場する「ドリーム・アーツ(4811)」。
「ドリーム・アーツ(4811)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
ドリーム・アーツ(4811)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 4 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 3.5 |
上場日程 | 4 |
ロックアップ | 4 |
ドリーム・アーツ(4811)のIPO詳細
企業名 | 株式会社ドリーム・アーツ |
---|---|
企業ホームページ | https://www.dreamarts.co.jp/ |
銘柄コード | 4811 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年10/12(木)~10/18(水) |
仮条件 | 2,340円 ~ 2,660円 |
上場日 | (金) |
公開価格 | 2,660円 |
購入申込期間 | 2023年10/20(金)~10/25(水) |
公募株数 | 220,000株 |
売出し株数 | 572,100株 |
OA(オーバーアロットメント) | 118,800株 |
当選株数合計 | 910,900株 |
想定時価総額 | 107.9億円 |
吸収金額 | 24.2億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
ドリーム・アーツ(4811)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
山本 孝昭(代表取締役) | 22.45% | 180日 |
芸夢YAMAMOTO(株) | 18.37% | 180日 |
前川 賢治 | 9.06% | 180日 |
芸夢前川(株) | 7.42% | 180日 |
牧山 公彦 | 5.28% | 180日 |
金井 正義 | 4.90% | 180日 |
コタエル信託(株) | 4.77% | 180日 |
(株)ブイ・シー・エヌ | 4.17% | 180日 |
NTTファイナンス(株) | 3.65% | 180日 |
加賀電子(株) | 2.40% |
ドリーム・アーツ(4811)の事業内容
画像出典:ドリーム・アーツ
ドリーム・アーツ(4811)の主な事業内容は、大企業に特化した業務デジタル化SaaSプロダクト(ノーコード開発ツール「SmartDB®」等)及びコンサルティング・サービスの提供を行っています。
ドリーム・アーツ(4811)の事業概要は以下の通りです。
画像出典:ドリーム・アーツ/目論見書
ドリーム・アーツ(4811)の主要サービスは以下の通りです。
画像出典:ドリーム・アーツ/目論見書
ドリーム・アーツ(4811)の成長戦略は以下の通りです。
画像出典:ドリーム・アーツ/目論見書
ドリーム・アーツ(4811)の業績
ドリーム・アーツ(4811)の業績について。
画像出典:kabutan
2023年12月期の第2四半期時点で売上約2,202百万円、経常利益は367百万円を達成しております。
画像出典:kabutan
ドリーム・アーツ(4811)の主要な経営指標等の推移(連結)は次の通りです。
画像出典:ドリーム・アーツ/目論見書
ドリーム・アーツ(4811)の主要な経営指標等の推移(単独)は次の通りです。
画像出典:ドリーム・アーツ/目論見書
ドリーム・アーツ(4811)の上場初日における好材料と悪材料
ドリーム・アーツ(4811)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ドリーム・アーツ(4811)の上場初日における好材料
IPOでは人気化しやすいSaaS系のDX関連銘柄です。
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
ドリーム・アーツ(4811)の上場初日における悪材料
吸収金額がやや大きいですが、これといった悪材料は特にありません。
ドリーム・アーツ(4811)の上場初日の初値予想
ドリーム・アーツ(4811)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 2,660円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 6,120円 |
気配値の下限価格 | 1,995円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は多少の上昇(公開価格以上)が期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:107.9億円
- 吸収金額:24.2億円
- 当選株数合計:910,900株
IPOでは人気化しやすい事業内容で、公開株数もそれほど多くはありません(100万株以下)。
ドリーム・アーツ(4811)が提供している業務デジタル化SaaSプロダクトの導入企業は、日本を代表する大企業ばかりで今後も安定した収益が見込めそうです。
10月はIPOが集中しており資金分散するのは否めませんが、上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)が期待できると思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は2,447.20円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の2,447円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
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ドリーム・アーツ(4811)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ドリーム・アーツ(4811)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- IPOでは人気化しやすいSaaS系のDX関連銘柄
- 公開価格は2,660円
- 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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