SMBC日興証券のIPOに申し込む方法と抽選方法や抽選結果、ネット配分などを解説

SMBC日興証券のIPOに申し込む方法と抽選方法や抽選結果、ネット配分などを解説

SMBC日興証券のIPOに申し込む方法と抽選方法や抽選結果、ネット配分などを解説

SMBC日興証券画像出典:SMBC日興証券

IPO投資には欠かせないSMBC日興証券。

この記事では、SMBC日興証券のIPOに関する基本情報をわかりやすく解説します。

具体的な内容は次のとおりです。

  • SMBC日興証券のIPO基本情報
  • SMBC日興証券のIPOの抽選方法とネット配分
  • SMBC日興証券のIPOの抽選結果
  • SMBC日興証券のIPO実績
  • SMBC日興証券のIPOメリット・デメリット
  • SMBC日興証券のIPOに申し込む方法(公式動画)

さらに、当選後キャンセル(当選を辞退・取消)のペナルティの内容や、主要ネット証券との口座開設数の比較なども紹介します。

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SMBC日興証券のIPO基本情報

【SMBC日興証券】
SMBC日興証券のIPO基本情報
IPO銘柄取扱数
(2021年度)
81銘柄
主幹事数
(2021年度)
26
口座数 320万口座以上
抽選方法 完全平等抽選
ステージ別抽選
ネット配分 10%(完全平等抽選)
最大5%(ステージ別抽選)
前受金
(事前資金)
必要
入金タイミング BB(ブックビルディング)参加時
IPO銘柄のNISA口座対応

上記の基本情報を踏まえ、特筆すべき点をピックアップしてみましょう。

※掲載した情報は記事執筆時点のものです。

抽選方法などは変更になる場合があるので、詳細はSMBC日興証券の公式HPでご確認ください。

主幹事実績が豊富なSMBC日興証券

国内5大証券の一つであるSMBC日興証券。

SMBC日興証券は大手証券会社の中でもIPOに力を入れており、主幹事数や取扱銘柄数が多い証券会社としても知られています。

2021年の主幹事実績ではネット証券最大手のSBI証券を上回っています。

主幹事になるとIPO銘柄の割当も断然多くなるので、IPO投資において主幹事実績は重要な指標となります。

SMBC日興証券のIPOの抽選方法とネット配分

SMBC日興証券のIPOの抽選方法は、ネット配分の15%のうち10%が一人一票制(完全平等抽選)で行われます。

一人一票制(完全平等抽選)とは、一人(一口座)につき抽選権が一票となります。

ネット配分は15%と少ないですが、10%は完全平等抽選なので資金量に関係なく当選のチャンスがあります。

残りの5%は1回目の抽選に外れた人が対象になり、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」を行います。

最高ランクの「プラチナ(預かり資産5,000万円以上)」になると、抽選票数25票が割り当てられて当選確率がアップします。

SMBC日興証券IPO ステージ別抽選

SMBC日興証券のIPOで行われるステージ別抽選の、各ステージの抽選票数と判定基準は次のようになります。

ステージ名・抽選票数 判定基準
ブロンズ(1票)
  • 新規口座開設から3ヶ月
  • 預かり資産残高250万円以上
  • 信用取引建玉金額250万円以上
シルバー(5票)
  • 預かり資産残高1,000万円以上
  • 信用取引建玉金額1,000万円以上
ゴールド(15票)
  • 預かり資産残高3,000万円以上
  • 信用取引建玉金額3,000万円以上
プラチナ(25票)
  • 預かり資産残高5,000万円以上
  • 信用取引建玉金額5,000万円以上

IPOの抽選方法

IPOの抽選方法は主に次の3つに分かれます。

  • 一人一票制(完全平等抽選方式)
  • 一口一票制(口座比例方式)
  • ステージ制(個人優遇方式)

この3つの抽選方式は、それぞれ次のような特徴があります。

一人一票制(完全平等抽選方式)

一人一票制(完全平等抽選方式)は、一人(一口座)につき抽選権が一票となります。

資金量がどれだけ多くても当選確率は変わりません。

一口一票制(口座比例方式)

一口一票制(口座比例方式)の場合、一口の応募につき抽選権が1つ与えられます。

応募口数が多い(=資金量が多い)ほど当選確率が上がります。

ステージ制(個人優遇方式)

ステージ制(個人優遇方式)では、預かり資産や取引実績などによって当選確率が変わります。

資金量が多いほど当選確率は上がりやすくなります。

SMBC日興証券のIPOの抽選では10%が一人一票制(完全平等抽選)なので、資金量の大小によって当選確率が変わることがなく、誰でも平等にチャンスがあります。

SMBC日興証券のIPOの抽選結果

SMBC日興証券のIPOの抽選結果は、

募集申し込み最終日の募集時間終了後に抽選が行われます。

SMBC日興証券の公式サイトにログインして、20時以降に「需要申告・募集申込状況一覧」より結果が確認できます。

メッセージボックスや登録のメールアドレスにも抽選結果は配信されます。

IPOの当選後にキャンセル(当選を辞退・取消)するとペナルティがある

SMBC日興証券のIPOでは、

IPOの当選後にキャンセル(当選を辞退・取消)すると、以下のようなペナルティ(利用制限がかかる)があるので注意が必要です。

ペナルティの内容
  • 辞退された日から1ヵ月間、新たなIPOの需要申告に申し込みが出来なくなる
  • 他の銘柄で需要申告を行っている場合、全て無効となる(既に募集申し込みをしているものは有効)

SMBC日興証では、IPOの当選後にキャンセル(当選を辞退・取消)するとペナルティがあることを理解して、よく考えてから申し込むようにしましょう。

SMBC日興証券のIPO実績

SMBC日興証券の過去10年分のIPO実績は次の通りです。

【SMBC日興証券のIPO実績】
過去10年のIPO実績
年度 取扱銘柄数
2021年度 81
2020年度 52
2019年度 61
2018年度 66
2017年度 71
2016年度 64
2015年度 71
2014年度 54
2013年度 34
2012年度 28

SMBC日興証券は毎年安定して多くのIPOを取り扱っており、今後も積極的にIPOの取扱数を伸ばしていくものと思われます。

SMBC日興証券のIPOは当たりやすい?

IPOの抽選は証券会社ごとに行うので、証券会社によって当選確率が異なります。

IPOでは口座開設数が多い証券会社ほど、IPOの抽選に参加する人も多くなるので抽選倍率が上がります。

口座開設数が少なければいいと言うものではありませんが、IPOでは口座開設数は少ないほど抽選倍率が下がる(=当選確率は上がる)ことになります。

主要ネット証券との口座開設数を比較してみましょう。

主要ネット証券との口座開設数を比較

主要ネット証券との口座開設数
証券会社名 口座開設数
SBI証券 800万口座以上
楽天証券 800万口座以上
マネックス証券 200万口座以上
auカブコム証券 150万口座以上
松井証券 130万口座以上
SMBC日興証券 320万口座以上

現時点でSMBC日興証券の口座開設数は約320万口座となっているので、主要ネット証券の口座開設数と比較しても多い方になるので、IPOの抽選倍率は高い方に入るでしょう。

また、SMBC日興証券はネット配分も少ない(15%)ので、一概に当選しやすいとは言えません。

IPOの当選確率を上げるには、何はさておきIPOの抽選機会を増やすことです。

まずは複数の証券会社に口座を開設して、IPOの抽選機会を増やすことが大事です。

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SMBC日興証券のIPOメリット・デメリット

SMBC日興証券のIPOのメリット・デメリットをまとめておきます。

SMBC日興証券のIPOメリット

SMBC日興証券のIPOのメリットは次のとおりです。

  • 主幹事の実績が豊富で取扱銘柄数が多い
  • 1回目の抽選に外れても追加抽選(ステージ別抽選)がある

SMBC日興証券のIPOデメリット

SMBC日興証券のIPOのデメリットは次のとおりです。

  • キャンセル時のペナルティがある
  • ネット配分が少ない(15%)

SMBC日興証券のIPOに申し込む方法(SMBC日興証券公式YouTube動画)

SMBC日興証券のIPOに申し込む方法は、

SMBC日興証券の公式YouTube動画「日興イージートレード新規公開株式(IPO)のお申し込み手順ご案内」を紹介します。

公式サイトのUIは多少変更される場合がありますが、流れはイメージしやすいと思います。

SMBC日興証券公式YouTube(IPOの申し込み方法)

SMBC日興証券のIPO まとめ

SMBC日興証券は主幹事の実績が豊富で取扱銘柄数が多いというメリットがあります。

大手証券会社の中でもIPOに力を入れており、毎年多くのIPOを取り扱っています。

その反面、ネット配分が少なかったり当選後キャンセルのペナルティもありますが、IPO投資には欠かせない証券会社です。

IPOで当選しやすくなるには、何はさておきIPOの抽選機会を増やすことが大事です。

IPOの当選確率アップのために、複数の証券会社に口座を開設するのは“基本の基”です。

IPOは1人で複数の証券会社から申し込んでもOKなので、まずは複数の証券会社に口座を開設しておきましょう。

SMBC日興証券 IPOの特徴
  • 主幹事の実績が豊富で取扱銘柄数が多い
  • 1回目の抽選に外れても追加抽選(ステージ別抽選)がある
  • 大手証券会社の中でもIPOに力を入れている
  • キャンセル(当選を辞退・取消)時のペナルティがある
  • ネット配分が少ない(15%)
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