(金)に東証スタンダード市場に上場する「ジーデップ・アドバンス(5885)」。
「ジーデップ・アドバンス(5885)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
ジーデップ・アドバンス(5885)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 3 |
公開株数 | 4.5 |
上場日程 | 2 |
ロックアップ | 5 |
ジーデップ・アドバンス(5885)のIPO詳細
企業名 | 株式会社ジーデップ・アドバンス(GDEP ADVANCE,Inc.) |
---|---|
企業ホームページ | https://info.gdep.co.jp/ |
銘柄コード | 5885 |
市場 | 東証スタンダード |
業種 | 卸売業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年6/14(水)~6/20(火) |
仮条件 | 4,170円 ~ 4,510円 |
上場日 | (金) |
公開価格 | 4,510円 |
購入申込期間 | 2023年6/22(木)~6/27(火) |
公募株数 | 120,000株 |
売出し株数 | 280,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 60,000株 |
当選株数合計 | 460,000株 |
想定時価総額 | 59.5億円 |
吸収金額 | 20.7億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
ジーデップ・アドバンス(5885)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
(株)IAM | 59.54% | 180日間 |
飯野 匡道(代表取締役) | 28.78% | 180日間 |
飯野 亜矢子 | 5.94% | 180日間 |
大橋 達夫 | 1.89% | 継続所有 |
小島 広 | 0.94% | 継続所有 |
堀籠 学 | 0.58% | 継続所有 |
高橋 千晶 | 0.39% | 継続所有 |
大宮 和子 | 0.38% | 継続所有 |
永井 基一郎 | 0.28% | 継続所有 |
藤波 雅人 | 0.27% | 継続所有 |
ジーデップ・アドバンス(5885)の事業内容
画像出典:ジーデップ・アドバンス
ジーデップ・アドバンス(5885)の主な事業内容は、
AI 学習など高度な処理を可能とするハードウェアなどの販売事業を行っています。
事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:ジーデップ・アドバンス/目論見書
ジーデップ・アドバンス(5885)の事業系統は次の通りです。
画像出典:ジーデップ・アドバンス/目論見書
ジーデップ・アドバンス(5885)の業績
ジーデップ・アドバンス(5885)の業績について。
売上・利益ともに順調に伸びており、今期は最高益の見込みです。
画像出典:kabutan
第3四半期時点で売上約2,947百万円、
経常利益は491百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
ジーデップ・アドバンス(5885)の経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:ジーデップ・アドバンス/目論見書
ジーデップ・アドバンス(5885)の上場初日における好材料と悪材料
ジーデップ・アドバンス(5885)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ジーデップ・アドバンス(5885)の上場初日における好材料
AI関連事業はIPOで人気化しやすいテーマです。
公開株数が少なく需給関係が良好なのも好材料といえるでしょう。
ジーデップ・アドバンス(5885)の上場初日における悪材料
この日は3社が上場予定なので、資金分散しやすく上場スケジュールはマイナス材料です。
東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。
ジーデップ・アドバンス(5885)の上場初日の初値予想
ジーデップ・アドバンス(5885)の
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 4,510円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 10,380円 |
気配値の下限価格 | 3,385円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、
上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう
- 上場市場:東証スタンダード
- 想定時価総額:59.5億円
- 吸収金額:20.7億円
- 当選株数合計:460,000株
IPOでは人気化しやすいAI関連銘柄ですが、この日は3社が上場予定なので上場スケジュールがネックです。
同日上場の3社の中では一番注目されそうですが、IPOラッシュ真っ只中で、どれだけ買いが集まるかは未知数です。
公開株数が少なく受給が絞られているので、初値は上昇(公開価格以上)が期待できると予想します。
持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっており、初値形成後の売り圧力は低そうです。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は4,149.20円
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の4,149.20円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
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ジーデップ・アドバンス(5885)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ジーデップ・アドバンス(5885)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上・利益ともに順調に伸びており今期は最高益予想
- AI関連事業はIPOで人気化しやすい
- 持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかってる
- 公開株数が少なく需給関係が良好
- 上場市場は東証スタンダード
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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