(火)に東証グロース市場に上場する「ジャパンM&Aソリューション(9236)」。
「ジャパンM&Aソリューション(9236)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
ジャパンM&Aソリューション(9236)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 4.5 |
上場日程 | 4 |
ロックアップ | 1.5 |
ジャパンM&Aソリューション(9236)のIPO詳細
企業名 | ジャパンM&Aソリューション株式会社(Japan M&A Solution Incorporated) |
---|---|
企業ホームページ | https://jpmas.jp/ |
銘柄コード | 9236 |
市場 | 東証グロース |
業種 | サービス業 |
主幹事 | |
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年10/6(金)~10/13(金) |
仮条件 | 1,200円 ~ 1,340円 |
上場日 | (火) |
公開価格 | 1,340円 |
購入申込期間 | 2023年10/17(火)~10/20(金) |
公募株数 | 180,000株 |
売出し株数 | 202,400株 |
OA(オーバーアロットメント) | 57,300株 |
当選株数合計 | 439,700株 |
想定時価総額 | 18.4億円 |
吸収金額 | 5.9億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
ジャパンM&Aソリューション(9236)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
三橋 透(代表取締役) | 52.59% | 180日 |
(株)ディア・ライフ | 9.02% | 90日 1.5倍 |
(株)エアトリ | 9.02% | 90日 1.5倍 |
中島 秀浩 | 5.26% | 180日 |
谷垣 俊一郎 | 5.26% | 90日 1.5倍 |
ジャパンベストレスキューシステム(株) | 4.36% | 90日 1.5倍 |
日本ビズアップ(株) | 3.01% | 90日 1.5倍 |
大山 亨 | 1.50% | 180日 |
河合 寿士 | 0.98% | 180日 |
文山和樹 | 0.90% |
ジャパンM&Aソリューション(9236)の事業内容
画像出典:ジャパンM&Aソリューション
ジャパンM&Aソリューション(9236)の主な事業内容は、M&Aアドバイザリーサービスを行っています。
ジャパンM&Aソリューション(9236)の会社概要は以下の通りです。
画像出典:ジャパンM&Aソリューション/目論見書
M&Aの市場環境は以下の通りです。
画像出典:ジャパンM&Aソリューション/目論見書
ジャパンM&Aソリューション(9236)の競争力、案件の進捗体制の特徴・優位性は以下の通りです。
画像出典:ジャパンM&Aソリューション/目論見書
ジャパンM&Aソリューション(9236)の主要KPIの実績推移は以下の通りです。
画像出典:ジャパンM&Aソリューション/目論見書
ジャパンM&Aソリューション(9236)の業績
ジャパンM&Aソリューション(9236)の業績について。
画像出典:kabutan
売上が右肩上がりで成長しており業績が好調です。
2023年10月期の第3四半期時点で売上約528百万円、経常利益は122百万円を達成しております。
画像出典:kabutan
ジャパンM&Aソリューション(9236)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:ジャパンM&Aソリューション/目論見書
ジャパンM&Aソリューション(9236)の上場初日における好材料と悪材料
ジャパンM&Aソリューション(9236)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ジャパンM&Aソリューション(9236)の上場初日における好材料
公開株数が少なく、M&A事業はIPOで人気化しやすい業種です。
業績が好調なのも好材料と言えるでしょう。
ジャパンM&Aソリューション(9236)の上場初日における悪材料
主要な大株主のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されます。
ジャパンM&Aソリューション(9236)の上場初日の初値予想
ジャパンM&Aソリューション(9236)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,340円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 3,085円 |
気配値の下限価格 | 1,005円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値上昇(公開価格以上)が期待できそう
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:18.4億円
- 吸収金額:5.9億円
- 当選株数合計:439,700株
M&A事業はIPOで人気化しやすく、公開株数が少ないので受給が絞られています。
業績が右肩上がりで成長している点も好印象で、それなりに買いが集まりそうです。
公募割れは考えにくく、上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できそうです。
主要な大株主のロックアップが公募価格の1.5倍で外れるので、初値形成後の売り圧力は要警戒といったところでしょうか。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,232.80円
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の1,232円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
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ジャパンM&Aソリューション(9236)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ジャパンM&Aソリューション(9236)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 業績が右肩上がりで成長
- M&A事業はIPOで人気化しやすい
- 公開株数が少ない
- 公開価格は1,340円
- 主要な大株主のロックアップが公開価格の1.5倍ではずれる
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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