マネックス証券はから、積立投資をクレジットカード決済で行う「クレカ積立」のサービスを開始しました。
クレカ積立は投資しながらポイントが貰えたり、毎回証券口座へ入金する手間が省けるなど、クレカ積立ならではのメリットが魅力です。
この記事では、
マネックス証券の積立投資をクレジットカード決済で設定する方法やメリット・デメリットなどを解説します。
マネックス証券のクレカ積立の特徴は次の通りです。
- クレカ積立に利用できるクレジットカードは「マネックスカード」
- Pontaポイントが貯まる
- クレカ積立のポイント還元率は業界最高
- 投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる
マネックス証券のクレカ積立のやり方(設定方法)も紹介します。
マネックス証券のクレカ積立に利用できる「マネックスカード」
マネックス証券のクレカ積立に利用できるクレジットカードは「マネックスカード」です。
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立の概要は次の通りです。
クレジットカード名 | |
---|---|
マネックスカード | |
クレジットカードの年会費 | 初年度無料 ※翌年以降は条件付無料 |
家族カード | – |
ETCカード |
|
カードブランド |
|
クレカ積立のポイント還元率 | 1.1% (マネックスポイント) |
投信保有還元率 | 0 ~ 0.08% |
積立上限額 | 5万円 (つみたてNISAの毎月上限額は33,333円) |
最低積立額 | 1,000円〜 |
対象口座 | 一般・特定・NISA・つみたてNISA |
クレカ積立へのポイント利用 | 利用不可 |
マネックスカードの年会費
マネックスカードの年会費については、
初年度が無料で翌年以降は1年間カード利用がない場合、年会費550円(税込)がかかります。
つまり、年1回以上の利用があれば年会費は無料になります。
クレカ積立に利用した場合は年1回以上の利用にカウントされるため、年会費は実質無料となります。
即時出金サービスが5回まで無料
マネックス証券の口座から出金する方法は「通常出金」・「即時出金」の2通りあり、あらかじめ登録している振込先口座に出金できます。
「即時出金」の場合、1回につき手数料が330円(税込)かかりますが、マネックスカードを持っていれば月5回まで実質無料(キャッシュバック)となります。
すぐに現金が必要なときに「即時出金」が利用できるのは便利です。
「通常出金」と「即時出金」の手数料や、振込先口座へ資金が反映されるタイミングは次のようになります。
通常出金
手数料:無料(マネックスが負担)。
出金指示の時間帯により、翌営業日または翌々営業日に出金先金融機関に振り込まれます。
即時出金
手数料:1回につき330円(税込)。
出金指示の直後に出金先金融機関に振り込まれます(※上限金額や回数などの制約があります)。
マネックスカード持っている場合、即時出金サービスが月に5回まで実質無料(証券口座に月末にキャッシュバック)となります。
マネックス証券のクレカ積立のメリット
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立では次のようなメリットがあります。
- マネックスポイントが貯まる
- クレカ積立のポイント還元率は業界最高
- 投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる
- 証券口座に入金する手間が省ける
マネックスポイントが貯まる
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立では、マネックスポイントが貯まります。
マネックスポイントは、株式手数料への充当や暗号資産などに交換可能で、Amazonギフト券やTポイントなどのポイントへも交換可能です。
ポイントを暗号通貨へ交換できるというのはマネックス証券のユニークな特徴です。
ユーザー数No1の暗号通貨取引所であるコインチェックを傘下に持つ、マネックスグループならではのメリットといえそうです。
マネックスポイントと交換可能なポイントは次の通りです。
マネックス証券 クレカ積立の日程 | |
---|---|
ポイント名 | 交換比率 |
dポイント | 1マネックスポイント→dポイント1ポイント |
amazonギフト券 | 1マネックスポイント→amazonギフト券1円相当 |
Tポイント | 50マネックスポイント→Tポイント50ポイント |
Pontaポイント | 1マネックスポイント→Pontaポイント1ポイント |
nanacoポイント | 50マネックスポイント→nanacoポイント50ポイント |
WAONポイント | 1マネックスポイント→Pontaポイント1ポイント |
Tポイント | 100マネックスポイント→WAONポイント100ポイント |
ANAのマイル | 1,000マネックスポイント→ANAの250マイル |
JALのマイル | 1,000マネックスポイント→JALの250マイル |
クレカ積立のポイント還元率は業界最高
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立で付与されるマネックスポイントの還元率は1.1%です。
年会費が無料のクレジットカードでは、
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立が、最も高いポイントの還元率(1.1%)となります。
マネックスカードと同じく年会費無料のクレジットカードの場合、主要な証券会社のクレカ積立では次のようなポイント還元率になります。
証券会社×クレカ | ポイント還元率 | ポイント名 |
---|---|---|
auカブコム証券×au PAYカード | 1% | Pontaポイント |
マネックス証券×マネックスカード | 1.1% | マネックスポイント |
SBI証券×三井住友カード(NL) | 0.5% | Vポイント |
楽天証券×楽天カード | 0.2% ~ 1% (代行手数料によって異なる) |
楽天ポイント |
クレカ積立のポイント還元率が高いのはマネックス証券のメリットです。
投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる
マネックス証券では、投資信託を保有しているだけでポイントが貯まる「投信保有ポイント」サービスがあるのもメリットといえます。
「投信保有ポイント」は銘柄によりポイントの付与率が異なり、一部銘柄は投信保有ポイントの対象外となります。
マネックス証券「投信保有ポイント」の概要は次の通りです。
投信保有ポイントの概要 | ||
---|---|---|
内容 | 投資信託の保有残高に対し、毎月マネックスポイントを進呈 | |
対象商品 |
|
|
付与率(年率) | (A)通常銘柄 | 0.08% |
(B)マネックス証券指定銘柄 | 0.03% | |
(C)マネックス証券指定銘柄 | 0% | |
取得対象となる残高 (受渡日ベース) |
月中の平均保有残高(評価額) | |
ポイント付与日 | 月末最終営業日の翌日 |
証券口座に入金する手間が省ける
株式投資を行う場合、通常だと投資信託などの購入代金を証券口座に入金する必要があります。
クレカ積立の場合、毎月指定された日に自動で積立を行ってくれるので、購入代金を証券口座に入金する必要がありません。
うっかり証券口座に入金しておくのを忘れるというミスを防ぐこともできます。
マネックス証券のクレカ積立のデメリット
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立では次のようなデメリットがあります。
- 最低積立額は1,000円以上
- カードブランドはJCBのみ
- クレカ積立でマネックスポイントは利用できない
最低積立額は1,000円以上
マネックス証券のクレカ積立の最低積立額は1,000円以上となります。
100円単位で少額積立投資を初めて見たいという人もいると思いますが、マネックス証券は1,000円以下のクレカ積立をすることはできません。
カードブランドはJCBのみ
マネックスカードの国際ブランドはJCBのみとなります。
海外での普及率が高いVISAやMastercardを選ぶことはできません。
国際ブランドの選択肢が一つしかないというのは、クレジットカードとしてのデメリットとも言えるでしょう。
クレカ積立でマネックスポイントは利用できない
マネックス証券では、マネックスポイント1ポイントを1円として投資信託の購入代金に利用できる「マネックスポイント投資」があります。
しかし、「マネックスポイント投資」は積立(つみたてNISA含む)および口数指定での注文は対象外となり、クレカ積立へのポイント利用はできません。
マネックス証券のクレカ積立の日程
マネックス証券のクレカ積立に関する主な日程は次のようになります。
マネックス証券 クレカ積立の日程 | |
---|---|
積立申込日 (買付日) |
毎月24日 (非営業日の場合は翌営業日) |
積立設定締切日 | 毎月10日 (非営業日の場合は前営業日) |
カードの支払日 | 毎月27日 (非営業日の場合は翌営業日) |
ポイント付与日 | カード請求月の月末 |
マネックス証券のクレカ積立の設定方法
マネックス証券の公式サイトに記載されている、クレカ積立を設定する方法を紹介します。
マネックス証券でクレカ積立を設定するときの手順は次のようなになります。
- STEP1マネックス証券の公式サイトにログインマネックス証券の公式サイトにログインし、メニューバーの下にある「投信・積立」をクリック。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP2申込むファンドを検索「投資信託・投信つみたて」画面の「ファンドを探す」から申込むファンド(投資信託)を検索。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP3積立したい投資信託を選択する「ファンド検索・商品一覧」画面から積立したいファンド(投資信託)を選択し「購入・積立」をクリック。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP4内容を確認して「積立申込」ボタンをクリックする「ファンド概要」画面で内容を確認後「積立申込」をクリック。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP5「未閲覧書面一覧」で書面を確認目論見書および補完書面の内容を確認の上「全て閲覧済み」をクリック。
※既に書面を既読の場合、このページは表示されません。画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP6「投信つみたて 申込入力」画面で必要項目を入力「引落方法の選択」でクレジットカードを選択。「つみたて内容の入力」で毎月の積立額を入力し、口座区分を選択後にチェックボックスの内容を確認の上「次へ(申込内容確認)」をクリック。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP7申込内容を確認して暗証番号を入力投信つみたての申込内容を確認後、暗証番号を入力して「実行する」をクリック。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP8カード番号・セキュリティコードを入力するロード中画面が表示されるので、ロード完了後、カード番号・セキュリティコードを入力し「次へ」をクリック。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP9決済情報を確認するカード番号等、決済情報を確認後「この内容で支払う」をクリック。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP10「お支払いが完了しました」というメッセージが表示されたら「完了」をクリック※「完了」を押さない場合、正常に申込みが完了しない場合があるので、必ず「完了」をクリックする。
画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
- STEP11クレカ積立の設定完了「投信つみたて申込受付完了」画面で「クレジットカードつみたての申込みを受け付けました」と表示されれば設定終了となります。
「投信つみたて申込状況一覧」画面の「クレジットカードつみたて」の欄にも表示されます。画像出典:マネックス証券/投信つみたての設定方法
マネックス証券のクレカ積立のまとめ
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立について解説しました。
クレカ積立は毎月の積立投資をクレジットカード決済で行うサービスです。
つみたてNISAなどの積立投資で便利なクレカ積立を利用している人も多いと思います。
クレカ積立に利用できるクレジットカードは各証券会社で異なり、ポイント還元率などもさまざまです。
マネックス証券×マネックスカードのクレカ積立は、年会費無料のクレジットカードではポイント還元率が最も高いというのが最大のメリットといえるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。